序章 7
拠点と言っても一室だ。しかも、すごい設備など特にないただの応接間。一応、快適に暮らせるよう多少拡張してあるが。何のためにといえば、もちろん住む為にだ。この世界に来てからはここが私の家となっている。正確には私達の、執行部のメンバーはここに住むことになっているらしい。
執行部、それが役職名だ。
現在ダンと私だけだったが、今日めでたく増えた。いや、あまりめでたくもないか。少なくとも、他人に勧められるような場所ではない。
アカシャ「しかし、全員見事にシケた顔してるわね」
とりあえず全員、ソファーに腰掛ける。左に執行部、右にアカシャだ。
アカシャ「当然といえば当然だけど」
ダン「と、いうと?」
アカシャ「むしろそれでしてない方が異常ということよ。分不相応、クソ虫にはクソ虫らしくしてもらわないとね。その分、飛鳥はよくやっているわ。ここは素直に褒めてあげる。折角褒めてあげたのだから、次もよろしくね」
ダン「次ってもしかして」
アカシャ「おまえに読まれる程ベタベタではあるが、それもそれでということね。あの程度は一度寝かせれば十分よ。ちょうどいいのも釣れたしね」
ダン「相変わらず悪趣味だな」
アカシャ「クズは言うだけで惨めね。なら、決めさせてあげるわ。私が行くのも面白そうだし」
飛鳥「やります」
アカシャ「当然ね」
アカシャは用が終わるとさっさと立ち上がり出口へと向かう。
アカシャ「ああ、このままだとただの傲慢女に見えるから一つ言っておくけど、私にそうさせるだけの力があり、おまえ達にはない。これはそういう話よ」




