表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
FreeDom  作者: ユユキ
真・世界
61/138

序章


半年後。現実世界のその辺の道。ちなみに、仮想世界は完璧に消滅した。

街並みは近未来。お馴染みのビルとコンクリートはさらに密度が増し大通り以外はほとんど裏路地レベルだ、それに加え広告などの様々な情報が道の脇や上空にそのまま文字や映像として映されている。その密度もかなりのもの。五歩も歩けば次の情報が目に入る。

自然を眺めて黄昏れる、というのはもはや不可能だろう。ちなみに、まだこの一帯から出たことはないので全世界がこうなのかは不明だ。

 優「これだけごちゃごちゃしてるのに、俺にはもはやこっちの方が自然だな」

 アルル「半年以前に全身電脳で出来ているからね」

 蘇芳「ちなみに、その霊子体の定義もここでは少し違う。人間味を出す為にあっちでは急所で死んでいたが、ここでは死なない。無論、後で再生するが維持力は減る。ついでに透明化も無理だ。全身吹き飛ばされても、その場ですぐに再生する。さらに、ここにも電脳粒子は存在する。この広告も仕組みとしては電脳に映しているだけだ、高度な技術というわけではない。まあ、電脳粒子が高度なんだが。よって電脳印も使えるが、データはここでの汎用武器、レーザー銃だけだ。追加することはできない。とりあえずは、こんなところか」

と、蘇芳が次元の穴ではなく、横の裏路地から出て来た。次元印は使えないということか。

 優「なのにどこからでも出て来るな」

 蘇芳「世界は俺の庭だ。イカすだろ?」

 優「突っ込みたいところだが、イカすじゃねぇか。しかしあの維持時間が極端に短いだけで耐久度だけなら全ての攻撃を防げる盾爆が使えないのは痛いな。実は移動しながらなら近接攻撃もマシンガンなどの連射系も防げたのに。ちなみに、近接攻撃はともかくマシンガン系があまり使われなかったのは攻撃範囲が原因だな。所詮、天下の銃でも銃口より少し広いぐらいが手一杯だからな。その分近接は幅が利く。俺クラスならむしろそっちの方が利便性は高いかもな。ま、集団戦ならマシンガンの方がいいだろうが」

 アルル「って、説明しても使えないね」

 蘇芳「まあ、そう失望するな。この世界にもいろいろ仕込んである」

蘇芳は後ろを指さす。先程、蘇芳が出て来た所だ。

 優「さっそくかよ」

 蘇芳「見物で満足する玉でもないだろ?」

 優「まあな」

 アルル「すぐ乗せられた」

 蘇芳「ついでにこれも受け取れ」

蘇芳は小型のデータチップを投げ渡す。

 蘇芳「『木』のデータだ。シオンが律儀に残したみたいだな。まさかあいつが託す方に回るとは、そこは意外だった。ここも『エデン』並に暗示が掛かっているからな。それを『アカシャ』にでも挿し込めば『木』の世界が再現できるかもな。無論、あのアカシャじゃなくて、あそこに建っている塔の方な」

 優「ああ、あのあからさまなやつか」

街の中央にそのあからさまな塔は建っている。場所もあからさまだ。

 蘇芳「俺は今のところおまえ側だ。アカシャは違うけどな。つまり、飛鳥も違うということだ。中々ドロドロだな。あっさり終わるなよ、二十五歳」

ちなみに霊子体は歳を取らず、実際になっていなくても自由に調整できる。元の寿命以上は無理だが。

さすがに十代という柄でもなかったので、妥当な歳にしておいた。アルルはそのまま八歳ぐらいだ。

蘇芳もそのままなので、同い年ぐらいになった。

 アルル「犯罪度が増したね」

 優「俺は自由だ、社会の荒波には負けない」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ