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FreeDom  作者: ユユキ
仮想世界
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リアルファンタジー最終章 2


GAME OVERの文字が目の前で点滅している。超3Dメガネをはずすと、目の前のパソコンにも同じ文字が点滅している。

 優「まさか見られてたのか?」

ちなみに、超3Dメガネ自体がディスプレイなので普通は他者に見られることはない。

 アレン「クライマックスだからな。弄ってみた」

 凪「見事に格好悪かったわね」

 優「失礼だな。タイミングは悪かったが、俺が銃弾一発程度避けれないわけないだろ」

 アレン「結局、わざと負けたいうことか。アテでもあるんか?もちろん、製作者とはいえ俺は無理だぞ」

 優「いずれにせよ、あそこは負けるところだろ?」 

 飛鳥「以心伝心というやつですか。ないとか言ったそばから、ちくしょう」

 優「とりあえず、キャラを保とうか」

その時、明の墓石の中央に次元の穴が開いた。

 飛鳥「ちくしょう、どいつもこいつも」

 蘇芳「うん?ああ、悪い悪い。心の中で生きているってことでいいだろ?」

 優「狙ったようなタイミングだな」

 蘇芳「狙ったからな。と、いうことで俺に任せてもらおうか。報酬はデータでいいよ。中々いい取引だろ?平和的で」

 アレン「そうだな、平和的で」

 蘇芳「さすが弟子二号、話が早いのはいいことだ」

 優「そうだったのか?」

 アレン「まあな」

蘇芳はさっそくアレンを押し退けて、そのパソコンを弄りだす。

 優「ま、これでハッピーエンドだな。エンディングとしてはまぬけだが、結果オーライか」

 飛鳥「お父様のお墓は壊れましたけどね」

 優「俺的には心の中の方がいいと思うぞ。墓造って、たまにお参りすれば後は忘れていいみたいだろ?個人的な意見だけどな。忘れずに前に進んでもいいだろ」

 飛鳥「そうですね。お父様もそちらの方が喜びそうです。キャラ的に」

 蘇芳「よーし、できたぞ」

 優「早過ぎだろ」

 蘇芳「そこは利便性だ、察しろ。そしていきなり出て来るが、それは電脳印と同じ理屈だ」

 優「よし、いろいろわかった。いつでも来い」

蘇芳がキーボードを操作する。

 アリア「よっしゃー、いきなり出て来たぞ」

何の前触れもなく、蘇芳が言った通り電脳印と同じ要領で何もない所からいきなりアリアが出現した。

 蘇芳「じゃ、帰るかな」

蘇芳は再びその辺に次元の穴を開ける。

 優「そういえば、『蛇』って今何やってるんだ?」

 蘇芳「正直、抑止解放はどうでもいいんだよ」

 優「それはとんだはた迷惑だな」

 蘇芳「むしろ、乞うご期待だ」

そう言って、蘇芳は次元の穴と共に消えていった。

 アレン「俺も潮時だな」

 優「なんだ、そういうオチかよ。そもそも意図的にできるものなのか?」

 アレン「逆におまえはできんのか?」

 優「出来そうな気はしないが」

 アレン「そういう仕組みか。必要な奴だけってオチだな」

 優「で、必要なわけか」

 アレン「まあな」

 アリア「パパ、お達者で」

 優「軽いな」

 アレン「とにかく任せた、ということで」

 優「二人目かよ。台詞ほぼ同じだし。まあ、ここは素直にわかった、と言っておこう」


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