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FreeDom  作者: ユユキ
仮想世界
38/138

醜悪祭 3


グラウンド。その中央に立つのは私こと春と、シオンちゃんだ。

 春「私を見る、もしくは意識するだけで人格強制プログラムが働く。イメージとしてはゼウスと同じ。プログラムの内容はいわゆる『幸せな』『優しい』みたいな感じ。具体的に言えば、こんな汚いことはしない人格ですね。この後は自動的に『木』の方へ吸収される、と。必要悪なんて糞喰らえ、ってことですね」

 シオン「くだらない話です」

 春「まあ、明らかに必要ないからね。ちなみに、ユイ的にはどうですか?」

 ユイ『私が答えるのは少し微妙ね』

 シオン「それは心外ですね。その程度に造った覚えはないですよ」

 春「だってさ」

 ユウ『そう。では、同感で』

私達を中心に人が集まって来る。そして電脳粒子へと変わり、天へと昇っていく。その最終地点は木だが

 春「後は葵君次第ですね」

 シオン「あなたはいいんですか?エレクレインがどうとか」

 春「それは葵に任せるとしましょう。期待通りなら、その時にかな」

 シオン「まあいいでしょう。その時まで付き合ってあげます」

 春「さすがシオンちゃん」

 ユイ『それはそうと、ダブル敬語は読みづらいわね』

 春「正直、一般社会に合わせた張りぼてですし、桜と間をとって『わ』『ね』にしましょう。今度はユイと被るけどね。まあいいか」

 ユイ『そうね。台詞少ないし』

 春「どう?シオンちゃん」

 シオン「そういうギャグ要素は遠慮します」

 春「ノリ悪いなー」


再び屋上。で、俺こと優。

 優「めでたしめでたし、だな」

隣にいる霞に電脳粒子化が始まる。

 霞「私も感謝しているよ。それでも受け入れられずこの様だ。結局、私はヘイ以下だったようだな」

 優「なら感謝する必要はない。夢でぐらい4人仲良くな」

 霞「……そうだな」

そして霞は完全に消滅する。

 優「そうなると、シャルの想いを捻じ曲げることになるんだけどな」

 飛鳥「一言多いですよ、本当に」

 ヘイ「人間関係って難しいということか?」

 優「いや、そういうものということだ。以心伝心もなければ、一体感もない。いっそ、必要ないな。それを友達と言ったら、逆に寂しいだろ?」

 ヘイ「まあ、本当に好きな人も言えないぐらいにはな」

 飛鳥「纏めると、『本音』ということですね」

 優「そういう生き方だと弾かれるんだろうけどな。世界が狂っているんだか、やっぱり人が狂っているんだか。おっと、本音が出てしまった。これはブーイングの嵐だな」

 飛鳥「では、ここは柔らかく『弱さ』にしましょう」

 優「そうだな。『強くあれ』ぐらいなら誰か言ってた気もするし」

 ヘイ「えーと、確認しておくとそれを何とかしようとしているんだよな?」

 優「俺じゃないけどな。今回は脇役だな」

 飛鳥「またまた、そう言って」

 優「じゃあ、今はにしておこう。とりあえず、敵になる気はない。ヘイでも友達になれそうだからな」

 ヘイ「それはどうも」


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