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FreeDom  作者: ユユキ
真・世界
122/138

優 解放者への道10

空から降って来たのは一人の少女とお馴染みの蘇芳だ。

 イヴ「あー、暇」

 蘇芳「ちょうどいいのが来たぞ」

 イヴ「本当かよ」 

 蘇芳「やればわかる」

 イヴ「それもそうだ」

 優「展開早いな」

 蘇芳「ゲーム性でも持たせるか。イヴは壁を壊すだけ、他は自由というのはどうだ?」

 イヴ「よし、乗った。せっかく起きたし、少しは遊ぶかな」

そう言うや否や、イヴは残りの壁へ向かって行く。

余裕の歩きで。

 優「ちなみに、今回援助あり?」

 蘇芳「さて、どうかな」

 優「珍しく焦らすな」

 梓「師匠、これ一個でも破壊されたらやばくない?」

 優「じゃ、とりあえず行くか」

 イヴ「はー、やっぱかったるいわ」

と、いきなりイヴが蘇芳の隣に現れた。

そして、側面4つの壁全てが消滅する。

 蘇芳「おまえが話している間に4つの剣を粒子レベルに分解、コアに目掛けて再構築。そして俺の隣に自身を同じく。そういう過程だ。つまるところ、油断していたのはそっちだったということだ」

 優「ワープ能力か、見事に一本取られたな。あれは目聡い演技だったというわけか」

 梓「えー、これどうすんの」

 イヴ「こいつら殺っちゃっていいの?」

 蘇芳「そうだな、過保護過ぎたし寝る前にきついのかましてやれ」

 イヴ「あー、折角起きてもこれだから萎えるわー」

 優「ちなみに、この後どうにかなるのか?」

 蘇芳「ちょうど低迷期打開の為にクロ助が大量発生する。壁なしで押し寄せられたら、さすがのアシェルも抑え切れないだろうな。俺達は引き上げるが、大体想像はつくだろ?」

 優「ま、ベタベタといえばだな。さすがに漫画みたいに都合の良い展開は望めないとすれば、ここで死ぬわけにはいかないわけだ。そもそも死ぬ気はないが」

 蘇芳「結局、肩を持つことにしたのか?」

 優「まあな。おまえは逆に冷たくなったな」

 蘇芳「多面性は重要だろ?そうなると、おまえのその判断は喜ばしいことだな」

 優「それは期待に応えないとな」

 イヴ「もういい?」

 蘇芳「おう、やれやれ」

 優「さて、気合いで何とか発動すればいいんだが」

 アルル「嫌な予感しかしないね」

 優「いや、そうでもない。むしろ、いける気しかしないな」

と、俺の気合に応えてくれたらしく、体に電脳粒子の薄緑の光が纏わり付く。

 イヴ「電脳=電気の力。そのエネルギーを使うわけか。ちなみに、電脳能力ではなく技術に分類されるけど、厳密に言えば電脳能力も技術だね。もう少し言い換えるなら武術とも言える。こっちの方がしっくりくるね。電脳能力とは、つまるところ使い方なわけだし」

 優「もしかしてネタバレしてるのか?」

 イヴ「見ればわかる。一応、だいたい千年ぐらい生きてるし」

 優「ついに年齢が割れたか。予想以上に生きてたな」

 イヴ「おかげで退屈過ぎて死にそうだ」

 優「そうか。じゃ、ここらで一本いっとくか」

刀を錬成し、そのまま真っすぐ突っ込む。

スピードは申し分ない。

身体は軋むが、それ程の効果があるということだ。

そして懐に潜り込み、刀で斬りつける。

予定ではその場に留まり斬れるだけ斬るつもりだったが、

一撃目で刀の刃は消滅した。

やばそうなので、後方に飛び退き距離を空ける。

 優「解説求む」

 蘇芳「最初に言っておくと、発想は同じだが転換されているので別の能力ということになる。蓋を開ければ大した話ではない。おまえはワープと言ったが、正しくは分解と構築だ。その分解の部分を自身ではなく相手に向けた、そういうことだ」

 優「なるほどな、それだとこれも駄目そうだな」

が、一応撃っておく。

夢の掌からレーザー。

仕組みは荷電粒子砲みたいな感じ。

結果は案の定分解された。

 アルル「あーあ」

 優「まあ、そうだな」

 イヴ「もう寝る」

 蘇芳「おいおい、頑張れよ解放者、もとい50点君」

 優「嫌な呼び名だな」

 

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