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FreeDom  作者: ユユキ
真・世界
121/138

噛ませ犬

アカシャ塔、白夢内。ここに帰って来たのは僕こと連、那綱だ。

内装は相変わらずの白一色の空間。

ちなみに、このエリアには何も置かれていないので本当に白しかない。

 那綱「相変わらずだな、この世界は。一応、あそことは違う世界のはずなんだけど」

 連「そうだね」

 ランファ「愛が足りないのよ」

 連「あー、はいはい」

 神楽「いや、マジで」

 周「もうややこしいな」

 神楽「私達が復活してる時点でな」

 連「まあ、実際何が必要なのかは生者に決めてもらおう」

 那綱「なーんか、ネガティブだな」

 連「そうでもないよ。アカシャには感謝しているぐらいだ」

 那綱「むしろ、ノリノリだった」

 連「まあ、無理して僕に付き合うことはないよ。今回は完全に噛ませ犬だからね。倫理的にはグズグズだけど間違いなく復活したわけだし、命は大事にしないとね。それは身に染みているだろう?」

 周「惨めというか、呆気ない死に方だったからな」

 ランファ「それでも私は付いて行くよ」

 那綱「当然、私もだ」

 神楽「じゃ、私も」

 周「しゃあねぇな」

 神楽「ツンデレ?」

 周「腐れ縁だ」

 連「そうか、それならこれ以上クドイことは言わない。正直あの頃はあまり実感がなかったけど、実はいい仲間を持っていたみたいだね」

 ランファ「何気にひどい本音」

 那綱「しかし噛ませ犬にしては兄様の仕様がチート過ぎる気がするな」

 連「それはそれ、まさかわざわざ死んであげるわけにもいかないだろ?仮にそういう展開になったら、生きてみるのもいいかもしれないな。エレクレイン教を布教させたりして。そういうえば、この名前は嫌がってたな。あれって誰が言い始めたんだ?」

 那綱「水臭いな。私だよ、私」

 連「なるほど、すごく納得した」

 ランファ「和んでるね」

 神楽「友達いっぱいできてよかったな」

 周「無理矢理な振りだな。まあ、確かに和む日が来るとは思ってもみなかったが、死んでからというのも皮肉だな」

 神楽「いいじゃねぇか、来ただけでも」

 周「まあな、それだけでも上出来だ。だけでも、な」

 神楽「相変わらずだな。だが、いっそそこが最高」

 周「それはどうも」 




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