優 解放者への道8
アシェル家、リビング。
梓「私、ニートなんだ」
優「ああ、そっちか。年齢的に学校内のいざこざかと思った。結局あれか、社会の役割に入りたいって話か?」
梓「どうだろうな、そもそも選択肢がないし」
優「そうなのか?」
ルナ「残念ながらね。ちなみに、私としては一生箱入り娘でいいのだけど。幸い、私の方が長生きしそうだし。あんな上辺だけの汚いところにいく必要はないわよ。箱入り娘だからと言って、家に引き篭もることもないし。アクティブニート。まさに新世代ね。さすが私の娘、イカスわ」
優「ああ、そんなキャラなんだ」
アシェル「ちなみに、僕もかな」
アルル「乗かった」
優「俺の仕事は選択肢を増やすことか。増えるとしたら、どうする?」
梓「そんなこと考えてもみなかったからな」
優「じゃ、とりあえず増やすか。文句ないよな?」
アシェル「最悪流血沙汰にはならないと信じているよ」
ルナ「梓がそうしたいなら仕方ないわね。お勧めはしないけど」
優「そこはやるだけやればいいだろ。嫌ならやり直せばいい。こう言うと、最近のいい加減な若者とか言われるんだろうが、より良い方を選ぶ向上心ぐらいはないとな。その選択すらできないというのは寂しい話だ」
マルタ「パッとしない話ね」
優「不満か?」
マルタ「まあね、もっとドカーンっていってほしい」
優「それならそっちでもできるだろ」
マルタ「どうせ腐る程いるんだから半分ぐらい大丈夫。なんなら私がやろうか?」
優「まだ俺に任せてもらいたいものだ。もっとポジティブにいこうぜ。結局のところ、このまま俺が成功すればいいわけだし。立ち止まるのも重要ってよく言うだろ?そんなに急かさず長い目でいこうぜ。最初から理想を諦めていたら叶うもんも叶わない。物理的にな。それに俺が失敗してからそうすればいいだけの話だ。どっちでもいいならより良い方を選ぶべきだろ?」
マルタ「やっぱり50点ね。そういうことで永久版はお預け。何の話かというと、そのローブ実はすごい機能が一つ付いてるだけでそれを使うと消滅。お試し版ってところかな」
優「ケチケチしてんな。それこそドカーンとサービスしろよ」
マルタ「嫌よ」
優「マジでか」
マルタ「気が向いたらね。その時は相方にもプレゼントしようかな」
アルル「マジでか」
マルタ「じゃ、私は一度退かせてもらうわ」
優「あまり悲観的になるなよ。うっとおしいから、俺が」
マルタ「そうね、君が誠意を見せてくれたらね」




