飛鳥 王への道4
その辺の大通り。
を、歩いているといきなり後ろのダンに襲われた。
武器は刀。霊子体を抑えこみ、さらに殺すには近接武器の方が有効だ。一撃の威力にあまり意味はないので、程良い威力に程良い速さとなれば刀が一番使いやすい。
が、その連撃どころか一撃が決まることはない。
先のイヴの能力は瞬間移動。正確には一度電脳粒子に戻り、再構築している。とはいえ、その間の時間はゼロではないが瞬間と呼んでいいだろう。
その能力でダンの背後を取り、王剣で斬りつける。
ダンは何とか抵抗しようとするが、瞬間移動で封殺。
私はそのまま容赦なくダンを消滅させた。
茜「はは、さっき言ったことが台無しだな。いやそれより、あれだけでコピーしていたとは、蘇芳が気にかけるわけだ。しかも、つい最近まで一般人か。これはもう少しこの世界に期待できそうだな」
ナンナ「あまり茶々を入れるところではないと思います」
茜「空気読め、ってか?甘いな、俺は自由だ。むしろ、おまえが俺のを読めばいい。ま、話進まなそうだから今回は退いてやるが」
大人しく退いてくれたので、おそらく主犯格のアカシャの方へ振り向く。
アカシャ「おまえはそれでいいのよ」
飛鳥「そのようですね。一応、感謝しておきます」
アカシャ「それは気が早いわね。まだまだこれからよ」
飛鳥「懲りないですね」
アカシャ「このぐらいしかないからね。まったく、くだらない世界だ」
そう言い残して、アカシャはこの場を去って行く。
飛鳥「そういうことなので、もうやっていいですよ」
茜「気が変わった、と言っただろ。それを置いておくにしても、そう言われるとヤル気も失くなるがな」
飛鳥「あなたの性格はよくわかりました。そもそも半分冗談です」
茜「それはそうと、仲間の割に容赦なかったな」
飛鳥「いちいち掘り返すんですね」
茜「それが俺の空気だ」
飛鳥「それなりの付き合いですからね。意志に則ったつもりです」
茜「へー」
ナンナ「すみません。興味がなかったみたいです」
飛鳥「とにかく、私がやるので大人しくしていてください」
茜「おー、やれやれ」
ナンナ「期待しているということで、お願いします」
飛鳥「あなたも大変ね」




