107/138
飛鳥 王への道
アカシャ塔、白夢内。
そこにはある意味お馴染みの光景が広がっていた。
腹部に穴を開けられたネクラの死体が転がっている。
その側にはうっすらと微笑んでいるリア。手には銃を持っている。
未春の姿はないが、リアの様子からして同じく殺されたのだろう。霊子体の死体は残らない。
飛鳥「はー」
ダン「まあ、そうだな」
アカシャ「こっち見んな」
こんなに冷静なのは激情よりも悲嘆が強いからだ。ただただ虚しい。
とはいえ、ネクラはそれなりに私を慕ってくれていたし、私も嫌いではなかった。
未春とはまだ浅いが、こんな形で失うのは不愉快極まりない。
そしてなにより悲嘆の原因、こういう人が私は単純に嫌いだ。
敢えて前者2つの言い訳はしないでおこう。
単純に殺したいから私はリアの再生能力を含む全てを封印、そしてレーザー銃で頭を撃ち抜いた。
根本の理由はそれだけ、だから優のように話を聞く必要はない。
もはや、声を聞くことすら不愉快だ。
飛鳥「どうですか?」
アカシャ「あの優男よりいいんじゃない」
ダン「俺も特に案はないからな」
飛鳥「では、このままの方針でいきます」




