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第15節:証拠集め   凛子の記録と監視カメラの映像が一致。西園寺の部門の業績低下が浮き彫りになる中、凛子は正式な記録の提出を決意する。

第15節:証拠集め   凛子の記録と監視カメラの映像が一致。西園寺の部門の業績低下が浮き彫りになる中、凛子は正式な記録の提出を決意する。


一時間後、私は社長室に呼ばれた。


「これが、君が記録していたリストか」


九条社長は、私が提出したノートを無表情でめくっていた。

そこには、嫌がらせの日時と状況が詳細に記されていた。


「監視カメラの映像と、見事に一致している。……西園寺の取り巻きたちがやったことだ」


彼はペンを強く握りしめた。合理主義者である彼にとって、無意味な業務妨害は最も忌むべき行為だ。


「西園寺の部門の今月の営業成績を見たか? 派閥争いや部下へのパワハラで、数字がガタ落ちだ。私は、効率を損なう行為は絶対に許さない」


九条社長の言葉には、冷酷な決断の色が滲んでいた。

私は、ふと「戦いの嫌悪感」を感じた。

誰かが裁かれ、誰かが失脚する。それは、また新たな争いの種になるのではないか。


私は無意識に、持参した水筒の茶を口に含んだ。

**おつまみモンスター**が現れ、私の迷いを吸い取ってくれた。

代わりに送られてきたのは、「境界線を引く強さ」のイメージ。

自分を守るため、そして他者を守るために、引くべき線は引かなければならない。


「……社長。この記録は、正式な報告として提出します」


「分かった。明日の幹部会議で、処分を下す」

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