光あれ!
真っ暗な世界で沢山の民が集まり神に願う。
「「「「「神よ、我らに明かりをお与えください」」」」」
神はその願いを叶える為に真っ暗な闇が広がる空に向けて叫んだ。
「光あれ!」
神がそう叫ぶと真っ暗な空に亀裂が入り明かりが差し込んで来る。
明かりが差し込むと共に民や神が立っている地面に凄まじい熱さが広がり、大地は燃え上がった。
燃え上がる大地のそこかしこで神と民の絶叫が迸り、阿鼻叫喚の地獄絵図が広がる。
「ゴラー! 実験に使うタマゴを料理の材料にするんじゃ無い!」
何処かの大学の教授が実験に使うタマゴを失敬した学生を怒鳴る。
教授や学生は気が付かなかった、タマゴの中で発展した1つの世界が滅亡した事に。