追放されたやさぐれ聖女はイケオジ公爵に溺愛される~イケオジ公爵視点と後日談~
ダウズウェル王国の公爵。ブラドル・ダウンディングは長い事独り身で生活していた。
そんな彼はある日、乗っていた馬車を魔物に襲われる。
自分も出て退治しようとした時、とある人物が放つ光で魔物が退散して行く。
礼を述べようと馬車を降りると、そこに居たのはコールフィールド王国の聖女アメーリア・アッシュフォードだった──
「旦那様、また断るのですか」
「爵位と金目当てなのが分かってうんざりしているのだよ」
この年になっても結婚しないことを不安がる執事に私はそう返事をするだけだった。
王族の血を引くダウンディング公爵家当主、それが私ブラドル・ダウンディング。
物心つく頃から、人の汚い部分を見せられてきたから、私はそういう意味で人を信頼するというのができなくなった。
特に伴侶を持つという事では。
母に婿入りした父が妾の場所に入り浸り、母を泣かせたのを見てから伴侶を持つというのはあまり良くない事と思うようになった。
そして16歳になってすぐ、父を追放し、母と二人で暮らすようになった。
仕事は大変だったが、母が泣くことが無くなったので苦では無かった。
そんな母も私が二十歳を過ぎる事に病気で亡くなった。
それから、婚約したいと私に言い寄ってくる女が増えたが、私は全て拒否した。
皆下心あってのものだったから。
公爵家でなければ見向きもしないだろうとすら私は思った。
そしてこの年になるまで独身貴族のまま来てしまった。
「今日はコールフィールド王国の辺境伯との対談だな」
「はい、旦那様」
馬車に乗り、隣国のコールフィールド王国の辺境伯と対談する。
どうやら理由は不明だが、魔物が増加しているらしい、結界も無くなっていて中央部は何をしているのか問いただしたいが、魔物の対処で出来ないでいる。
という会話をした。
確かに、コールフィールド王国は神気に包まれた結界が張られてあったが、今は無い。
何かが起きているのは確かだ。
対談を終え、帰路につく途中、魔物に馬車が襲われた。
「旦那様、決して出ないでください!」
といわれはするものの、このままでは馬がやられて、確実に問題になる、少しでも戦力を増やすために剣を取ろうとしたその時──
「魔物よ、去れ! 光よ!!」
神気溢れる光に魔物が逃げていった。
私はそれに驚き、馬車から出ると、金糸のような黄金の髪をフードで隠し、透き通る青い目をした、健康的な肌の女性がいた。
どこか、見覚えがあった。
「ありがとうございます、お嬢さん」
とにかく礼を言わねばと感謝を口にする。
「いいえ、為すべきことを為したまでです」
声で完全に一致した。
コールフィールド王国の聖女アメーリア・アッシュフォードだと。
何故こんな所に?
「ん? 貴方はアメーリア・アッシュフォード様では?」
その言葉に、彼女はびくっとして視線をそらしてからフードを取った。
間違いなく、アメーリア・アッシュフォードその人だった。
遠目でしかあったことはないが、美しい女性だと思っていた。
内面までは分からないが。
しかし、結界を無くして、国を出ているというのはよほどの理由があるはずだ。
「は、はい。その通りです……」
「何故貴方のような位の高い聖女が一人でこのような場所に?」
内面を、事情を見定めるように私は彼女を見ると、彼女は観念したように喋り始めた。
現第一王子のコリー殿下が、別の女性と結婚したいが為に、偽聖女の烙印を押され、追放されたことを。
何を考えているのだ、あの馬鹿は?!
現に魔物で辺境は大変になっている。
元々結界ありきの兵力だ、国が滅びるのが分からないのか?!
「何を考えているのだコリー殿下は、バレたら王位継承権を剥奪モノだぞこれは」
「多分バレるかと……私の代わりの聖女見習いにはそんな力全くありませんから」
「国に戻るつもりはないのですか?」
「残念ながらありません、戻っても恨みを買うのは目に見えてますので」
彼女の気持ちはもっともだ、民衆はそこまで賢くない。
出て行った聖女に何故出て行ったと責め立てるだろう。
となると、行く当てがなさそうな彼女の行く先が不安になる。
聖女とは言え、一人で野山で暮らすというのは無理だろう。
「……アメーリア様、宜しければ我が国に、私の領土に来ていただけませんか?」
「えっ?」
「我が国には聖女はおらず、兵士達は日々国を守る為に魔物と戦う日々、それを終わらせてはいただけませんか?」
「……」
困惑した表情をしている、いや不安なのだろう、自分の居場所がバレることが。
「アメーリア様がいることは内密に致しますので」
「はい、喜んで行かせて頂きます」
そう言うとぱぁっと花が開くような笑顔を見せた。
その笑顔につい惹かれ、私も微笑み手を差し出しました。
「私は、ブラドル・ダウンディング。ダウズウェル王国の貴族です」
「ちなみに地位は?」
「公爵です」
驚いた顔をしてますが、表情的に「まぁいっか」という顔をしています。
爵位にそこまで興味はないそうです、どちらかというと、自分の居場所がバレないだけの力があるのかというのが重要そうでした。
下心ある聖女様でしたが、可愛らしい下心だと初めて思いました。
「さて、私の領地に行く前に国王陛下にお会いして欲しいのです」
「国王様にですか?」
「ええ、魔物対策に連日追われている陛下が貴方を見れば貴方を庇護するのを良しとするでしょう、その際理由も教えて差し上げてください」
心底嫌そうな顔をしていました。
それもそうでしょう、あのようなことをまた言うのですから。
「嫌でしょうが、それが後々の為になります」
「え、今顔に出てました」
「はい、はっきりと」
アメーリア嬢は、顔を真っ赤にしました。
生真面目な顔しか知らない分、このように表情豊かな女性だと知ってなぜだか優越感が湧きました。
二日ほど移動して、王都に城に着き、城の中にアメーリア嬢を案内します。
「ブラドル様、本日は何用ですか?」
「聖女がいらしたので陛下に」
「!? 急ぎブラッド陛下をお呼びしろ!!」
城が大騒ぎになったが、想定内のことでした。
「ブラドル! せ、聖女とは本当か?!」
相変わらず魔物等の事で悩んでやつれている陛下が姿を現しました。
「はい、こちら。アメーリア・アッシュフォード。隣国コールフィールドの聖女でしたが、追放されて居たところに遭遇し、来て頂きました」
「あ、アメーリア・アッシュフォード?! な、何故天才聖女と名高かった貴方が追放されたのです?!」
陛下は驚きのあまりひっくり返りましたが、それでも尋ね続けました。
「それは──」
アメーリア嬢は再び事情を話しました。
「なんと愚かな」
「コリー殿下に愛想尽かしたので結界全部解除して出てきたので、向こうは大騒ぎになってますよ、そろそろ」
「コリー殿下がそのような事を言った証拠が──」
「あります」
「も、勿論です」
私がアメーリア嬢を見つめると彼女は「音貝」を見せました。
そこから聞こえてくるのはコリー殿下の身勝手な言い分でした。
「それよりもまず、結界を張らせて頂きます」
アメーリア嬢はそう言うと、城の床に膝をつきました。
「ではさくっとやりますね」
「──光の壁よ」
「包み込め」
アメーリア嬢が光、その光が広がるのが見えました。
「これで大丈夫です」
「陛下!! 魔物が押し寄せてこなくなったと!!」
すぐさま辺境から連絡が入ってきました。
「ありがとう、ありがとう!! 貴方のおかげだ!!」
「い、いえ、そんな……」
ブラッド陛下に感謝され、恐縮しきっている彼女に助け船を出します。
「陛下、その辺で」
「おお、すまなんだ」
「では、私の領地へ向かいましょう」
「ちょっと待ってくれ、その『音貝』何枚録音されている」
ブラッド陛下が聞きました。
「10枚ほど」
「一枚譲って頂きたい」
「はぁ……」
アメーリア嬢は首をかしげているが、私はブラッド陛下がそれの使い道を理解した為、何も言いませんでした。
アメーリア嬢は「音貝」を一枚渡します
「では、参りましょう」
私はアメーリア嬢の手を取り、城を出ました。
久々に見た晴れ渡る青空が視界に入ってきました。
一日後、私の領地に着き、屋敷を案内し、用意した部屋を見せます。
「素敵なお部屋ですね」
アメーリア嬢は目をキラキラと輝かせていました。
まるで子どもの様です。
「アメーリア様、そろそろ普通に接してくださっても宜しいのですよ」
「はい?」
私はくすっと笑ってアメーリア嬢に言います。
「アメーリア様は、ネコを被ってらっしゃいます、そうでしょう」
「あ、あはははー……」
アメーリア嬢は視線をそらしてからこちらを見据えてきっぱりと言ってきました。
「あーもーはい、そうですよ! 本当は色々と面倒なことはやりたくない聖女なんですよ私!」
面倒くさがり屋なのに、民の為に心を砕いてきた。
なのに裏切られ、そしてそれでも他者を信じてくれた。
こんな素敵な女性、これを逃せばお目にかかることはできないだろう。
「でも、やってくれた。それが嬉しいのです私は」
私はアメーリアの頬を撫でた。
「可愛い私のアメーリア、どうか側にいてください」
「え、それって?」
「こんな年寄りは嫌でしょうが、貴方が良ければ私と結婚──」
「しますします!! 全然問題なっしです!!」
アメーリア嬢は心底嬉しそうな顔をして言ってくれた、それが私に心から嬉しかった。
「ああ、夢のようだ!! でも式は秘匿しましょう、誰が嗅ぎつけるか分からない」
「はい!」
こうして私達の結婚生活が始まった──
ただ、ブラッド陛下にだけ教え、アメーリア嬢の隠れている場所を秘匿するようにお願いした。
ブラッド陛下は承知してくれた。
「私の可愛いアメーリア、どこです?」
「愛しのアメーリア、貴方は本当に素敵な人だ」
「我が妻アメーリア、ご機嫌はどうです?」
可愛らしい妻アメーリアを呼ぶと、いつも顔を真っ赤にして照れる仕草が可愛くて
つい、私は愛を囁いてしまう。
「何故顔を隠すのです?」
「は、恥ずかしいので少し手加減を……」
「出来ません」
「ひぇぇええ……」
初な貴方が可愛くて仕方ないのですよ、ですから手加減できません。
しばらくして、陛下からコールフィールド王国国王陛下からアメーリアにもう一度結界を張って欲しいと依頼が来たと連絡が届きました。
「だ、そうですが?」
「いやだー。いきたくねー」
「ですよね、お断りしましょう」
私の膝の上に座っているアメーリアを撫でながら言いました。
「私を偽聖女として追放した関係者全員いなくなったら考えてやってもいい」
アメーリアは心底嫌そうな顔をしていった。
それもそうだろう、それくらいの事をされたのだから。
「わかりました、お伝えします」
私はブラッド陛下にお伝えしました。
二日後──
「全員追放して他の国でも庇護しないように頼んだから結界を張ってくれ、だそうです」
「はやーい」
私も同じ意見です。
「かの国の国王も、それだけ切羽詰まってるってことでしょうね」
「仕方ない、いきますか」
アメーリアは重い腰を上げました。
私の早馬の馬車に乗り、アメーリアをコールフィールド王国の城に連れて行く、その間私は出ず、姿を見えないようにしておく。
光が広がるのが見えた、結界を張り終えた彼女が戻ってくる。
「なんとか諦めて貰えたー」
「それは良かった」
私はアメーリアの頬にキスをしました。
「ぶ、ブラドルさん?」
「甘いキスは後日ということで」
「……まったく……」
茶目っ気たっぷりに言うと、顔を赤くしながらもまんざらじゃ無い様子でした。
「大丈夫、私は貴方にしかしませんよ」
でも少し不安なのが分かっているのでキチンと貴方だけだと伝えます。
ああ、私は何て幸せなのだろう。
爵位ではなく、私という存在を愛してくれる愛しい妻。
キスも甘い言葉も彼女の為だけの物。
だから今日も、彼女に私は甘い言葉を囁くのです。
◇◆後日談◆◇
えー私聖女アメーリアは、旦那様ブラドルさんに愛されて幸せいっぱい!
なのですが……
甘やかされてばかりでは、駄目人間になってしまう!
という危機感が募りました。
「治癒院で仕事をしたい?」
「はい、ブラドルさんが愛してくれるのは嬉しいのですが、このままだと駄目人間になってしまいそうで……」
「駄目人間になってもいいんですよ?」
「もう、そういうの禁止!」
相変わらず私を甘やかそうとしてくるブラドル様に、むくれた顔を見せます。
「ああ、そういう顔も愛おしい」
「もう……で、どうでしょう?」
「毎日は駄目です、週四日まで認めます、じゃないと私と貴方の時間が減ってしまいますからね、私の可愛い妻アメーリア」
「ありがとうございます」
「治癒院へは私が紹介状を書き、送り迎えを致します」
「ブラドルさん、ありがとうございます」
私が笑顔で言うと、ブラドルさんがそっぽ向きました。
耳が赤いです。
「ブラドルさん、顔を見せてくださいよー!」
「い、いけません!」
「ずるーい!」
ブラドルさんも照れ屋な事が分かり満足しつつ、治癒院での仕事に備えました。
「奥方様、よくいらっしゃいました」
ブラドル様の書状を見た治癒院の長は私に深々と頭を下げました。
「今、流行病で苦しむ人が増え……」
「分かりました治療しましょう」
病室に入ると、ベッドに寝ている人がたくさんいました。
苦しそうです。
私は祈りを捧げます。
「癒やしよ」
病室を光が包みます。
すると、寝ていた人が起き上がり、拍子抜けした顔をしています。
「あれ、もう苦しくない」
「本当だわ、苦しくないし、痛くもない」
「治ったようですね」
「さすが奥方様! 素晴らしいです!」
「いいえ」
コールフィールド王国では、毎日のように治癒院で治療をしていたのでこれくらい楽勝だ。
それから、四日だけ治癒院に行き、残りの日はブラドルさんにでろでろに甘やかされる日が続きました。
ところがある日。
「お、奥方様、領主様!」
治癒院の長が慌てて屋敷を訪ねてきました。
「どうしたのですか?」
ブラドルさん以外のモードに切り替えます。
「倅と、警備兵達が、盗賊に襲われ大けがを……!!」
「大変!!」
「盗賊はどうなった?」
「捕縛し牢屋です」
「ブラドル様、どうか行く事をお許しください」
「勿論です」
ブラドルさんが付き添いで、治癒院に行くと大けがをした若者達が横たわっています。
一刻の猶予もありません。
「治癒せよ!」
光が彼らを包み込みます。
「あ、あれ、治ってる」
「おお、パトリック!!」
治癒院の長が一人の若者を抱きしめます。
「本当だ……」
「ブラドル様の奥方様に感謝を……!」
「ありがとうございます!」
「ありがとうございます!!」
「助かりました、ありがとうございます!」
「私は私にできることをしたまでです……」
と返すと、崇められました。
「こんな素晴らしい方聖女様に違いない……!」
「ブラドル様はなんて素晴らしい御方と結婚なされたのでしょうか!」
こうやって褒められるとむずがゆいです。
「では、今後も励むように、良いな?」
「はい!」
「勿論です!」
警備兵の方達が居なくなると、ブラドルさんはパトリックと呼ばれた青年に声をかけました。
「君は警備兵ではないはずだ、どうして一緒に?」
「いえ、実はここ最近怪しい奴らを見かけるようになって、それで警備兵の方々に一緒に様子を見て欲しいと頼んで案内したところ……襲われて大けがを」
「なるほど、警備兵にはそういうときに同行する人数を増やすように言うべきだな」
ブラドルさんは領主の顔をしておられました。
「大事にならなくてよかったです」
「……」
「ブラドルさん?」
「いえ、もしかしたら貴方がここに居るとバレているのかもしれないと」
「げ」
私は嫌そうな顔をします。
「取りあえず盗賊の連中を尋問してからにしましょう。わざわざ私の領地を荒らすなど自殺行為ですからね」
「は、はぁ……」
ブラドルさんの言葉の意味が分からず首を私はかしげました。
「結論から言うと漏れてはいませんでした」
「じゃあ、盗賊は何故?」
「治癒院で腕利きの治癒師がいるから、誘拐して治癒させ、治癒代金を金持ちから取ろうとしたそうです」
「うへぇ」
「なので厳罰にしました」
「そ、そうですか」
後からしったのですが、ブラドルさんは「断罪公爵」とも知る人ぞ知る名前で呼ばれ、相手に情状酌量の余地がないと、厳罰にする怖い一面があったそうです。
まぁ、情状酌量の余地ないなら仕方ないよネ!
それから数ヶ月後、ブラドルさんは今日から治癒院に行くのを控えて欲しいといいました。
「何故です?」
「何故ですって、貴方が妊娠してるからですよ!」
「デスヨネー」
色々あって、私は妊娠しました。
色々の内容はお話できません、恥ずかしくて。
まだ二ヶ月程度なので安静にしてるべき時です。
「治癒院には私から連絡します、必要が無い限りは大人しくしてくださいね、私の愛しのアメーリア」
「はい」
それから安定期までブラドルさんに、甘やかされる日々が続きました。
デロッデロになるくらい甘やかされました。
正直恥ずかしいの一言だけでは収まりません!
そして八ヶ月後、私は元気な男の子と女の子を産みました。
「アメーリア、無事ですか?!」
赤ん坊より先に、私を気遣うブラドルさん。
「ちょ、ちょっとばかり死にそうでしたが大丈夫です……それより赤ちゃんは?」
「元気な男の子と女の子です」
「どうりで産むのが大変だった訳です……」
私はもう一度ぼすんとベッドに横になります。
男の子はアルフ、女の子はメアと名付けられました。
これから子育てで私達は大忙しですが──
「宝物を産んでくれた私の愛しいアメーリア」
「私の一番の宝アメーリア」
「私だけの可愛いアメーリア」
ああ、もう、こんな感じで毎日私に愛を囁いてでろでろにしようとしてくる旦那様!!
少しは加減して欲しいと思いますが。
「加減はしませんよ、貴方は私の最愛の人なのですから」
と、甘い言葉を囁いてきます。
「私が年をとっても愛を囁いてくれますか?」
「当然です、私の愛しいアメーリア」
それから、子どもも大きくなり、年をとっても、ブラドルさんは変わらず素敵な御方のままで、私を愛してくださいます。
追放されたときは「ふざけんな糞が!」と思ってたけど、今では「追放してくれてありがとう!」という気持ちしか湧かないかな?
私は毎日、愛される日々を送って幸せです!
感想でリクエスト?を頂いたので書いてみました。
別視点と後日談の両方です。
どうでしょうか?
ブラドルさんが独り身な理由とかも分かったでしょうか?
ここまで読んでくださり有り難うございました!