~犬、頑張る~
翌日、朝御飯はいつもと同じ量
お腹がペコペコだったのでとっても嬉しい
ご飯を食べていると横の田んぼで何か物音がした
僕らの場所に誰か入っている、大きな音がする機械もある
とてもやかましい、あ、動いて土をぐちゃぐちゃにしている
僕らの場所を変にする奴だ、ご主人様に伝えなきゃっ
・・・「ワンワンワンっ」・・・早く来て
・・・「ガウッガウッっ」・・・僕らの場所がっ
・・・「ガウガウガウっ」・・・変にされちゃうっ
変にする奴は変な顔をして僕らの場所を変にするのを辞めない
僕は必死に叫ぶ
・・・「ガウガウガウガウガウっ」・・・ご主人様早く来て~
ご主人様もお母さんも来てくれない
怖いけど、僕が何とかしなきゃ、、僕らの場所を守らなきゃ
勇気を出して田んぼのフェンスにアタック
・・・「ど~ん」・・・
もう一回アタック
・・・「ど~ん、メキっ」・・・
あ、変な奴の動きがちょっと遅くなったぞ?もう一回だっ
・・・「ど~ん、メキメキっ」・・・
フェンスが少し傾いた、と同時にやかましい音が遠ざかってゆく
やった、僕らの場所を守れた、ご主人様に褒めてもらえるっ
少しあと、やっとご主人様とお母さんが来てくれた
ご主人様が来てくれたのは数日ぶり、とっても嬉しい
僕すごかったよ~ちゃんと僕らの場所守ったよ
でもご主人様は見たことのないような顔
褒めてくれないのかな?なんでだろう?
あれ?ひもは嫌だよぉ、動き回れないよぉ
そんな短いひもなんか首に付けたら苦しいよぉ
まだ明るいのに小屋に入りたくないよ
鍵かけちゃやだよ、お庭で遊びたいよ




