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8話 混乱の一日

見てくれる人が居てくれて本っっ当に嬉しいです!

コメントしてくれると、もしかしたら投稿ペースが上がるかもです。

見てくれる人が50人超えたらtwitter始めようと思います。

 

 ━━━精霊の森━━━


 カルミナが気絶し、所有権が俺に渡される。


「今はユキノだな?」

「ええ、雪乃ですよ」

「これから森に入る、身体に不調は無いか?」

「大丈夫ですね、強いて言うなら、少し眠いくらいですね」

「まあ、それは、仕方ないな、さっき我が少しマナを弄ったからな」

「どうりで」

「進むか、早めに会えるといいのだが」


 木々を掻き分け進んで行く、三十分ほど歩いた所に透明な壁の様な何かに当たった、何かは柔らかく触れれば割れてしまいそうな、まるでシャボンの様で、それでいて頑丈な何かだ。


「何です?これ」

「結界だ、特別性のな」

「どんな結界なの?」

「これから会う奴がよく使う『叢樹ノ縛リ』の応用魔法だな、居場所と敵かどうかが分かる便利な魔法だ」

「へー、ん?って事は居場所知られたの?」


 上空から一つの影が降り立った。

 その影は美しく、それでいて力強い印象を受ける。

 二枚の(みどり)色をした翼を畳み、話しかける


「誰かと思ったら、ノヴァの娘か、何の用だ?」


 大剣を持った女は、牽制するかの様に大剣に手をかけた。


「久しいな、ウィンディよ、実は修行を頼みたい奴がいての」

「お前があたしに?」

「ああ、そうだ」

「ブッ、ハッハハ、珍しい事もあるもんだな!負けず嫌いのノヴァが?あたしに?こりゃ明日は星が降るかもな!」

「ハッハハハ、…燃やすぞ」


 ノヴァは乾いた作り笑いをし、ドスの効いた声でそう言った。


「いいぞ?どうせ負けるのはお前だ」

「相性が悪いのにそんな大口叩いていいのか?」


 売り言葉に買い言葉で、2人の間に火花が見えそうな程に睨み合っている。


「…『焔ノ鎧』」


 フェルナがそう呟くと赤黒い炎がドレスアーマーを覆い、尻尾が炎で創り出される。


「宝龍剣を持たないお前があたしに勝てると?」

「無くても十分お主を燃やせるから安心しろ」


 フェルナの姿が消える、刹那ウィンディが後ろに降り向き、腰を落とし大剣を横一文字に振る、メキィッっという鈍い音が周りに響き、フェルナが木を叩き付けられる、勢いを消すために何本もの気が折れた。


「ッ、貴様ッ、何故峰打ちにしたッ」


 血を吐き出しながら叫んだ。


「何故って頼みがあるんだろ?」

「…そうだったな」


 一瞬ポカンとしてから、合点がいったように呟く。


「で?そこに突っ立てるガキかい?」

「いや、あれの反面体だ」

「反面体って事はあれかい?勇者?」

「恐らくな」

「よし、こっちに来い」


 ウィンディがこちらを向き、手招きする。


「うぃっす」


 走って向かう。


「?」


 途中から何かが抜けてく感覚がある。


「出てきたか」


 その言葉で後ろを振り向くとカルミナがいた。


「何で!?」


 あまりの出来事に思わず叫んでしまった。


「出てきたか、ん?こっちが()か?」

「ああ、カルミナだ、で今体使っておるのがユキノだ」

「どうだ?変わってるか?」

「いや、元と同じだな」

「…預かる期間はどれくらいだ?」

「とりあえず一ヶ月くらいしたら迎えに来る」

「分かった、くれぐれも死なせないようにする」

「では、またな」

「ああ、じゃあな」


 軽く手を上げ、立ち去る。


「何ぼさっとしておる、行くぞ」

「あ、ああ」


 フェルナを追い走る。


「傷は大丈夫なのか?」

「大丈夫か?だと、骨が何本も折れておる、まあ、この程度なら一日もすれば治るがな」

「へー龍人(ドラゴニュード)って凄いんだな」

「まあ、上位存在体だからな」

「何それ?」

「簡単に言うと、どれだけ神に近いか、だな」


 歩きながら話をしていると、森を抜ける。


「よし、飛ぶか」

「国王に会いに行くんだっけ?」

「そうだ」


 有無を言わさずに抱き上げられ、空を飛ぶ。


「ヒッ」


 上空に上がり、雲を超える。


「いい眺めだろう?」

「そ、そうか?」

「高いのは苦手か?」

「ああ」

「じゃあ我慢しろ」


 音を置き去りにして飛行する、目まぐるしく変わる景色に翻弄されていく。


「無理ィィィ」


 叫びは空に消えていった。

 一時間程たち、動きが止まる。


「着いたぞ、…起きんか」

「ァアア、着いたの?」


 ゾンビの様な呻き声をあげ終わり、意識がしっかりと戻って来た。


「ああ、ここがノルデアンだ」


 巨大な塀で囲まれ、現在人間達の最終防衛線になっている都市、王都ノルデアン、塀の外からでも分かる重厚な城の外壁、防御と美しさを兼ね備えている。


「さあ、入るぞ」

「分かった」


 一般門に並んでいる人々を避け、特殊な門、それはA級以上のギルドカードを持っていないと入れない。


「そこのお嬢さん、止まって」


 門番に呼び止められる。


「なんだ?」

「入国の目的は?」

「国王に会いに来た」

「!?分かりました、ギルドカードの提出と身元の確認をお願いします」

「分かった」

龍人(ドラゴニュード)?もしかしてノヴァですか?」

「ああ、そうだ、書いていないか?」

「本当みたいですね、まあ、目撃情報と違いますけど」


 どうやら何か問題があるらしい。


「目撃情報?一体何があったんですか?」


 話に割り込み、事情を聞く。


「最近龍人(ドラゴニュード)を名乗る何者かが色々犯罪を犯していて手を焼いているんですよ」

「本当に龍人(ドラゴニュード)なら、この国を落とせるから偽物だな」

「やっぱり、僕も御伽噺でしか聞いたことないですけど龍人(ドラゴニュード)なら落とせますよね?」


 談笑をしていると、周りを囲むように兵士が集まってきた。


「…おい、これは何の真似だ?」

「すいません、一応はこれでも門番なんです、なので、上に報告させていただきました」

「その結果がこれか?」

「ええ、そうみたいですね」

「悪手だな」

「いえ、そうでも無いですよ?、貴方が偽物で無いなら国王に会えますしもし違っても解放はされます、素早く国王に会う方法はこれしか無いんですよ」

「なるほど、我にとってのいい手という訳か、中々頭が回るやつだな」

「ありがとうございます、取り柄はこれぐらいしか無いもので」


 ニッコリと作ったような笑いでそう言った。

 ちなみに雪乃は後ろの方で拘束されようとしている。


「ああ、後ろの奴は連れだ」

「分かりました、一緒に移行させていただきます」


 兵士の1人がそう答えた。



存在体の補足的なのです。

上になるほど神に近くなります、ていうか1番上は神です、亜人にはエルフやウルフマンなどまだ出てきてない種族達をまとめて亜人と呼んでます。


純神

半神デミゴッド

龍人ドラゴニュード=上位魔神

精霊=下位魔神

ハイエルフ=ダークエルフ

亜人=魔族

人類

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