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第3話「お詫びのメール」

*2017/12/20 改稿しました。

 ピロリン


 ステイタス画面から聞きなれない電子音が鳴った。

 ステイタス画面を開くと、画面の上の方に封筒の形をしたアイコンがあり、そのアイコンが点滅していた。


 そういえば、メール機能があるとか言ってたな。転生者同士限定だけど。

 

 でも、誰からだ。この俺の状況を知った他の転生者が送った冷やかしのメールか?

 そんなことを考えながら、俺はメールをタップしてメールを開いた。


 「申し訳ございません。こちらの不手際で、天霧光哉アマギリ・ミツヤさんのステイタスを書き換えてしまいました。ジョブが変わっているのは、その所為です」


 は?


 「つきましては、こちらからお詫びの意味を込めて以下のものを贈呈いたします。追加能力値100ポイント、「ジョブ:生産職/クリエイター」から「ジョブ:製作者/クリエイター」への変更、固有能力「創造主」、固有能力「知識王」」


 へ?


 「また、次の内、どれか1つを選んでください。『神鉄鋼』(シンテッコウ)、『神玉』(シンギョク)、『神木』(シンボク)」

 

 「そして、設定していただいたステータス値を改変いたしました。現在はレベル1で全てのステータスが上限に到達しています。よって、追加した能力値100ポイントは、全てスキルポイントとしてご利用ください。」

 

 「最後に、この度は誠に申し訳ありませんでした。以後このようなことが起きぬようしっかりと監視していこうと思います。では、良い人生を」


 監視って・・・・・・見られてる?

 

 これは、ありがたい話なのかありがたくない話なのかよくわからないが、プラスの方に考えよう。どうせ、ジョブも変えられないようだし。

 

 しかし、豪華すぎやしないか?このお詫び。

 まあ、戦闘職じゃなく生産職ならそれくらいのハンデは必要なのかもしれない。


 まだ、レベル1なのにジョブのランクが1つ上がっている?

 たしか、神様の説明では、初めのジョブは「攻撃職/アタッカー」か「生産職/クリエイター」の2つしかなかったはず。その次のジョブは「攻撃職/アタッカー」なら「剣士/ソードマン」「魔法使い/マジシャン」、「生産職/クリエイター」なら「職人見習い/クリエイター」「薬師見習い/クリエイター」になっていたはずだ。

 でも、俺のジョブは、「製作者/クリエイター」になっている。「職人見習い」でも「薬師見習い」でもない。

 

 これはひょっとして――――「レアクラス」なんじゃないか?


 もしそうなら、未知の能力が俺を待っている。楽しみだ。


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