第12話「ひとまず撤退」
俺は驚いて、回避行動をした・・・はずだった。
しかし、目の前には誰もおらず、グウェイドは立っていた場所から動いていなかった。
「あら、驚いてるのね。これはスキルの能力よ。幻覚のようなものを相手に見せるスキル。これが見えているってことは、あなたの負けね」
そう言って、グウェイドは剣を抜き、こちらに近づいてきた。
まずい・・・
近づいてくるグウェイドとの距離感が全く分からない。これがスキルの能力か・・・恐ろしいな。
一旦引いて、態勢を整えるか、ジークを呼ぶか。
よし!
「召喚! わが友! ジーク!」
俺の前に召喚用の魔法陣が展開される。
『ガアアアアアアアッ』
目の前に、ひと周り大きなジークが召喚された。
なんだか、大きくなった?
「解:おそらく先ほどの戦闘で体内に召喚獣の一部を取り入れたのでしょう。その証に、核の中に意識を向けるとミツヤ様のものではない魔力が混じっています」
なるほどな。食べるとでかくなるのか。
「ジーク! とりあえず時間を稼いでくれ! くれぐれもあいつに食べられるなよ!」
そう言い、俺は後退した。
久しぶりに投稿しましたが、内容が薄い...。
ネタが尽きてしまい、あれこれ考えてみましたがいい案は浮かびませんでした。
この際は、物語の中で無理やり修正しよう! ということで、短くてもいいから投稿しようと考えています。
次回は、触れてこなかったミツヤ様のステータスについてです。