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「暗い月夜の5つのファド」 二匹の蛾

作者: 黒実 音子

二匹の蛾が

ティシドのサンタ・アンドレスの周りを飛んでいる

街光に魅せられ飛んでいる・・・


教会の光に焦がれて、

彼らは飛ぶのだろうか?

私のように・・・


私はまた、

偉敬なる大きな流れに身を任せて、

魔女を名乗る!!

逆らえる手段は何一つなく!!


ガリシア語で話す蛾に、主は夜を与えたもうた

私達は、優しさを知らずに

育った辺境豪族(カシケ)のようなもの

チップを払っても、

教会は祝福を売ってくれないというのに!!

我々は、力を求め、

何にすがるというのか?




ああ!! 本当は寂しかっただけなのだ!!

サンタ・コンパーニャの明かりにすら焦がれ、

ついて行きたかったほどに!!


人の心を無くしたジプシー女がいたら、

同情してやるがいい

彼女にはもう何も無いのだから・・・




ああ、美しき偉大なる神よ

誰もが人生に祝福を受けられるわけではない

誰もが生きているうちに、

教会に巡礼に行けるわけではないのだ


ならば、私は蛾に生まれ変わり、

教会の明かりの周りを飛び回る二匹の虫に

むしろ、敬愛の想いを馳せるのだ


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