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異世界転生だとさッ!
「さて、お主は後5秒で剣と魔法のファンタジーな異世界に産まれるぞ。」
「えっ?」
「頑張れよ。」
その言葉と共に俺の立っていた雲らしき床が俺の周りだけ消えた。
「落ちるのかよォォォォォ!」
△▼△▼△▼△▼
次に目を開けた時、女の人がこちらを覗きこんでいた。
誰ですか…
「あえぇうあ」
おや、上手く発音出来ないぞ、考えられるのは異世界転生ただ一択な訳だが。
「喋ったわ!あなた!今この子、喋ったわよ!」
言葉が分からないという面倒な事態は避けられた。
「本当か!?」
今度は低い男の声が聞こえた、そして揺りかごの中を覗きこんできた。
「あぅあぅ」
取り敢えずなんか喋っとく、言葉になってないがな!
「今 ママっていったわ!」
女性だ。
「いやマリー、今のは パパだよ。」
男性だ、実際は ママでも パパでもない、適当だ。因みに女性の名前はマリーというらしい。
「さ、もう寝る時間だ、寝よう?」
「そうね。」
「「お休み。」」
そうして二人は眠りについた。
こうして、異世界一日目は幕を閉じた。
短いですねすいません。