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二重の家

作者: 天川裕司

初めまして、天川裕司です。

ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。

また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。

どうぞよろしくお願い致します。

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


【アメーバブログ】

https://blog.ameba.jp/ucs/top.do


【男山教会ホームページ】

https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/


【YouTube】(不思議のパルプンテ)

https://www.youtube.com/@user-vh3fk4nl7i/videos


【ノート】

https://note.com/unique_panda3782



【YouTubeドラマにつきまして】

無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪


タイトル:二重の家


ある日、ピラフを作ってた。

トイレに行って帰ってふと見ると、

「あれ?ピラフ作ってのに…マーボードーフになってる…?」


またある日。

リビングをふと見ると、子供が遊んでる?

お風呂場を覗くと誰かが入ってる?

いや水の音が聞こえた?

炊事場の前の窓の向こうから人影のようなものが見えた?

誰かの声が聞こえた?

新しい壁でさっきまで無かったのに、

いきなり傷跡がついてる。シミ跡がついてる?


部屋の中に、変な匂いが漂ってくる。

何もしてないのに漂ってくる。


キッチンのドアを閉めると、

2階の和室のドアの閉まる音も同時に聞こえる。


「なんなのよこれえ!」

私は1度、狂った。


でも現実に戻り、不動産屋に行ってみた。


不動産屋「そうですか。そんなことが。…いや、やっぱりあなたも見ましたか?なるほど(笑)」


変なことを言うなぁと思いながら

次に見せられた写真の中に…


不動産屋「ほら、ごらんなさい。あなたが今住んでる家とそっくりな家が、昔ここに建っていたんです」


写真を見た限り、そっくりかどうかはわからないけど

確かにこの家ではない別の家が建ってたのがわかる。


「……いや、あの、だから何なんですか?」


不動産屋「この家はね、実は戦後すぐに建てられたもので、戦時中の余波もあってか、不幸な出来事が続いたことがあったんですよ」


不動産屋「当時は職場と言ってもどこも激しくて、環境も今ほど良くなくてね。生活も苦しくて、そのくせ家族は多く、みんなここで、一家心中したことがあったんです」


不動産屋「もしあなたが見たのが本当なら、きっと彼らの姿を見たんじゃないでしょうか?彼らの生活して居たその姿を…?」


「…………はあ?なんなんですかそれ」


でもそれから数年後。

まだこの家に住んでた私は、

あの時彼が言ってた言葉・内容が、

そのまま、その通りなんじゃないかと

思い始める。

もうそれしか考える事が出来なくなった状態。

その状態がこの家にある。


今でも時々、音や姿が見える。

全部、幻想と空想の中での産物…だとは思うけど

これが事実と言えば私の中だけの事実となる。


誰に理解してくれとも願わない…願えない。

いやあの不動産屋だけはそれを知ってるんだろ。


私の言えば私の家だけど、

この家には私の家の空気に覆われた

もう1つの家がある。家庭がある。

他の人の家でももしかすると、

こんな現象ことがあるんじゃなかろうか?



(※)これまでにアップしてきた作品の内から私的コレクションを再アップ!

お時間があるとき、気が向いたときにご覧ください^^


動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=rhz2EoMuKno

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬



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