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under 500 Ⅱ

外せば、逆に変装

マスク時代は、終わった。


これからは、素顔時代に変わる。


ただ、してしまっている。


会社でマスクを、ガッツリと。



半分以上の人は、マスクを外している。


でも、そんな勇気ない。


口角炎の他に、外せない理由がある。


それは、入社時から常に、マスクをつけてきたからだ。



生まれた時点で、パンツをつけて外出している。


それなのに、急にパンツを外して、街を歩けるか。


歩けない。それと、同じだ。


同じか? 同じだ。



ただ、会社以外では外せる。


マスクなしで、歩いたことあるから。


前に、たくさんやってきたから。






会社から、まあまあ近いショッピングモールに来た。


でも、プライベートでは、誰にもバレたくない。



会社の人に、会社とは違う一面を、見られたくないんだ。


パリピ気味な一面は、特に。


だから、あえてマスクを外した。



勝負だ。


気付かれたら、終わりだ。


でも、気付かれないだろう。




やはり、現れた。


しかも、会社の仲良し三人組だ。


三人とも、スムージーを持っている。


ただスムージーを、スムーズに吸えずにいる。



どんどん、近づく。


どんどん、三人に近づく。


通路で、すれ違った。


でも、素通りだった。


特に、何も起こらなかった。



ただ、三人に対して、怒っていた。


心で、怒っていた。



三人は、かなり騒がしかった。


公共の場で、はしゃぎすぎていた。


うるさすぎて、恥ずかしくなった。





ただ、全然、気付かれなかった。


素顔になると、逆に分からないものなのだ。



自分の、影が薄いだけ。


理由がそれでないことを、心から願った。

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