091.それぞれの夜
しん、と静まり返るベッドルーム。
ドキドキと高鳴る胸の音が聞こえやしないかと心配するのは何もゼトラだけではない。
ダブルサイズのベッドに腰掛けるゼトラの両脇で、少女たちもモジモジソワソワとしながら、どうしようか、と視線を中に泳がせた。
「あ……そ、そろそろ、お湯が溜まる頃だから……み、見てくるね……」
「あ、う、うん……」
支配人は気を利かせて、部屋を二つ用意した。
一つはゼトラたち三人。
もう一つはマーカスとメルキュールである。
もちろんバスルームは一つ。
やや大きめのバスタブは大人二人が入れる程度に広いのは幸いとも言えた。
問題の発端はフィオリーナの魔力枯渇体質だった。
キチジュ王国でのことがあって、その体質の悪化が認められた。
以前は一時間ほど手を離していても大丈夫、という程度だったが、今は五分とて危ういという診断が下された。
となると問題なのは一日の疲れを癒やす、女性たちが愛してやまないお風呂の時間である。
昨日からバタバタとしていてお風呂に入っていない。
せっかく部屋を取ったのだから、お風呂に入りたい。
だが手を離すとフィオリーナの体調が心配である。
「と、とりあえず着替えてくるね!?」
「あ、うん!」
その解決方法として水着で入るしかない、という結論に至りフィオリーナが大急ぎで着替えようとするものの、女性の着替えには時間がかかり……。
「うぅ……」
「大丈夫!?」
見えないように背中を向けたいたゼトラだったが、フィオリーナの苦痛の声が聞こえてきて振り返る。
ぺたりと両膝をつき、脂汗をかいて胸を抑えるフィオリーナがそれに耐えるようにぎゅっと目を閉じていた。
「ちょっと目眩がしただけだから……」
ゼトラが手をとるとそれはすぐに和らいだのか、ホッとしたように息をついた。
そして慌てて視線を背ける。
まだ十歳ほど体つきとは言え、脱ぎかけの服が首にかかり、見えそうで見えない姿をジロジロと見るほどゼトラは無遠慮ではない。
どうしようか、と戸惑っていた所にアイビスが戻ってきた。
「ど、どうしたの……?」
「着替えが……」
「あぁ……じゃあ手伝うね……」
「うん」
フィオリーナの手を取りながらゼトラはまた背中を向けて、後ろで聞こえる衣擦れの音に胸を高鳴らせる。
後ろを振り返りたい誘惑を鋼鉄の精神力で耐えるように大きく胸を膨らませて、ゆっくり息を吐いた。
「ぐすっ」
フィオリーナの涙ぐむ声が聞こえて、ゼトラが思わず振り返った。
「ご、ごめんね……。迷惑かけないようにって思ってるのに……」
「そんな事ないよ!」
水着に着替え終わったフィオリーナをゼトラは抱きしめた。
ゼトラの胸の中で小さな肩が震える。
「僕は迷惑だなんて思っていない」
「……でも……」
いつも手をつないで行動する事は、フィオリーナにとって大好きなゼトラと一緒にいられる、と方便でもあったがそれは同時にゼトラの行動を束縛している、という事も理解していた。
それは特に戦闘時において顕著であり、自分のせいでゼトラが上手く動けない、全力を出せない原因になっている事は、常に心にひっかかり続ける棘でもあった。
さらに五分制限となって日常生活にすら支障をきたすようになって、その棘はますます深く突き刺さり、いつも朗らかなフィオリーナの表情を暗く曇らせた。
しかしそんなフィオリーナをゼトラが優しく抱き締める。
「これは僕たちにとって必要なことだと思ってる。迷惑だなんて思ったことは一度もないんだよ」
「……」
「フィオの体質は治せるんだ。体質が治ったら気にしなくても済むようになるんだし、それまでの間のちょっとしたことだと思うよ」
フィオリーナは体質が治ったら今のようにベッタリしなくても済む、というのはそれはそれでなんだか惜しいという気もして複雑な顔で俯いた。
「戦いの時は……そうだな。ちょっとしたハンデだよ。だって僕たち、すごく強いんだから」
ゼトラがイタズラっ子ぽく笑い、フィオリーナの頬を伝う涙を拭う。
フィオリーナはその明るい表情を見て、思わず笑った。
「それに大人になって、結婚して、その……そういう事を周囲に気にする必要がなくなれば……むしろ歓迎というか……」
その言葉を理解して、フィオリーナとアイビスがパッと顔を赤らめた。
「もー。エッチ!」
しかし嬉しそうにゼトラの腰に手を回してギュッと抱きしめ返した。
フィオリーナの涙がようやく収まったところでゼトラとアイビスの視線が合った。
「じゃあ先に入っておくね」
「あ、うん。どうぞ……」
ゼトラも少女たちが背中を見せている間に手早く着替えると、アイビスも水着に着替えるべくいそいそと服に手をかけたのだった。
「ふぅ」「ふー」「ふぅ……」
お湯の暖かさに思わず長めの息を三人同時についた。
気恥ずかしさが多少なりとも和らいだ安堵も含まれていたのだろう。
目を合わせてクスクスと笑い合った。
アイビスがお湯をためている間、洗面台に泡立つ入浴剤を見つけたようで、それを投じた所あっという間にモコモコになった。
泡のモコモコに身体を隠しているが、顕になった肩の部分がちらりと見えて、それはそれで別の意味で誘惑するような魅力を感じる。
大人二人で入れる程度の広さではあるが、泡で包まれた浴槽の中ではお肌の触れ合いが当然のようにあり、三人とも動悸が止まらない。
ゼトラもなんとなく視線が定まらず、天井を見上げた。
「あ、綺麗。すごいなぁ」
「え?」
ゼトラに釣られてアイビスとフィオリーナも上を見上げると、そこには夜空と満点の星空。
色とりどりの星が瞬く様子が描かれていた。
「素敵ね……」
「うんっ」
ようやくいつもの調子に戻って、ゼトラもうーん、と思い切り腕を伸ばして身体をほぐす。
「ゼトラ、ムキムキだねー」
「そ、そう?」
数々の激闘をくぐり抜けて逞しく発達した二の腕や胸板をフィオリーナが微笑みながら突つく。
ゼトラはくすぐったそうに身をよじり、ふにゃ、とアイビスの柔らかい所を触ったような気がしてまた姿勢を戻した。
「私ももうちょっと筋肉つけたいなー。アイビスと同じくらいがいいな」
それに気づかず、フィオリーナが二の腕をつまむ。
「そ、そんなことないよ。筋肉つきすぎても……」
泡に包まれそうなりそうな程にアイビスが顔を沈めて恥ずかしそうに笑う。
「えぇ~? だってかっこいいよ」
「そうかな……」
「そうだよう。ね、ゼトラはどう思う?」
「え、あ、うん」
チラリと横目で見て、破裂しそうなほど高まる胸の動悸を気にしながら頬を染め、アイビスと同じように顔を沈めて頷く。
「僕は今のアイビスも、フィオリーナも、どっちも好きだな。どっちも良さがあると思う」
「えへ」
「そう……?」
その表情は至って真剣なのを見て、二人とも嬉しそうに腕に絡ませた。
ゼトラはそれぞれの手を取って指を絡ませ、引き寄せる。
「これから大人になって、また変わっていくんだろうけど、多分、僕はどんなアイビスでも、フィオリーナでも、ずっと大好きなままな気がする」
「やだぁ」
「あはっ」
照れる二人は、しかし満面の笑みを浮かべてゼトラの頬に、それぞれ唇を押し当てた。
肩に食い込む柔らかな感覚に、ドギマギとしながらゼトラもまたお返しのキスをして、ゆっくりと息を吐くのだった。
それから泡で角を作ったり、エルフ耳を作ってみたり、とモコモコで遊んでいる内にようやく緊張がほぐれてきた頃。
ふわ、とフィオリーナが欠伸を一つ。
「眠くなってきちゃった?」
「んーん。まだ一緒がいい」
「魔力枯渇体質で、体力の消耗も激しいのかも……」
「でもー」
ぷーと不満そうに頬を膨らませたが、押し寄せる睡魔には勝てないのだろう。
また欠伸を噛み殺して、バシャっとお湯を被った。
「また一緒にお風呂に入るだろうから、今日はもう寝よう」
「んー……わかった」
口を尖らせつつ、また一緒だから、という言葉に納得したようにフィオリーナが頷いて無造作に立ち上がった。
水着越しとは言え、顕になった美しい肌に思わずゼトラが目をそらし、そらした先にはアイビスの驚く顔。
「あうぅ……」
アイビスが恥ずかしそうに俯いて、泡の中に消えそうになった。
フィオリーナはフィオリーナで、泡を流そうとシャワーの蛇口をひねったが、ゼトラと手を繋ぎながらなので、かなりやりにくそうである。
「あ、流すね……」
アイビスも浴槽を上がりフィオリーナに身体にまとわりつく泡を洗い流す。
「ゼ、ゼトラも……」
「あ。う、うん……」
大人しくそれに従い、そっぽを向きながらシャワーで泡を流し終えると、ようやく更衣室へと出たのだった。
だが、お互いに油断した。
更衣室でアイビスの美しい背中、くびれた腰がゼトラの視界に入った。
身体から、髪から垂れる雫、バスタオルでそれを拭き取る仕草。
間近で見る女性特有の柔らかさに、ゼトラの理性が本能に負けた。
「んっ……」
「ひゃっ」
右腕がアイビスを、左腕はフィオリーナに、ゼトラの腕が回り込む。
強く、愛おしく。
こよなく愛する二人をゼトラの本能が抱きしめさせた。
フィオリーナもアイビスも身体を硬直させたが、それを振りほどこうとせず、むしろ期待していたように俯く。
膨らみを掴むゼトラの手と自分の手を重ねて、その先のことを期待して、直接触れ合う肌の温もりに身を委ねて目を閉じた。
「……」
「……」
「……」
一体どれほどの時間が経ったのかわからない程にそうしていると、アイビスが腰に当たる違和感に気づいた。
「ゼトラ……その……あ、あた、当たって……」
顔を真っ赤にしてチラリチラリと背中のゼトラに視線を送り、ようやくゼトラの理性が働いた。
「ご、ごめんっ!」
「い、い、いいの……っ」
「きゃっ」
あたふたとする三人は、濡れた身体を拭くのもそこそこに着替えを済ませたのだった。
ようやく落ち着いて、濡れた髪を乾かし終わりアイビスがフィオリーナの髪を櫛で梳かしてあげていると、フィオリーナはその気持ちよさについウトウトし始めた。
「うー……」
睡魔に抵抗しようとゼトラの首に手を回す。
だがそれを優しく振りほどくと、お休みのキスをした。
「おやすみ」
「うん……」
そこでニコっと笑ったフィオリーナのエネルギーが切れたようだ。
パタリと倒れ込みゼトラの腕の中で気持ちよさそうな寝息を立て始める。
「じゃあ僕たちも寝よっか」
「うん……」
フィオリーナを寝かせて、ダブルサイズのベッドに川の字になるように横になると、アイビスもまたピタっといつもどおりに密着した。
ゼトラはソワソワと身体をよじらせ、どこか所在なさげである。
――柔らかったな……。
その脳裏には先程の更衣室の出来事。
つい思い出して身体が疼く。
手を伸ばせば届く、二人の身体。
ゼトラが望めば二人とも拒みはしない。むしろ悦んで受けいれるだろう。
チラっとアイビスを見ると、潤む瞳でじっとゼトラを見つめていて、何かを期待しているような……。
――ダメだダメだ! 我慢!
ゼトラは再び鋼の精神力でその誘惑を振り払う。
首を振るとフィオリーナを抱きかかえるようにアイビスに背中を向けた。
ただ、その背中に感じる柔らかな膨らみは、いつも寝付きのいいゼトラを寝かせてはくれなかった。
一方その頃。
別室のマーカスとメルキュール。
こちらもこちらで二人の関係をひっくり返す一大事件が起きていた。
きっかけは部屋にダブルサイズのベッドが一つしかなかったことである。
「ひどい目にあいたくないからな」
「はいはい」
首をすくめながらベッドの横のソファに毛布を敷いて、お手製の簡易ベッドに仕上げたマーカスに対して、もはや何も抗弁する気もないメルキュールが手早く着替えを用意した。
「んじゃお先にー」
「おう」
ツーカーの関係と言えば聞こえはいいが、ある種の決まりごとでもある。
長い髪を揺らして鼻歌交じりにバスルームの扉を開けたメルキュールを見送ると、ふとベッドを見た。
クッションが効いていそうなベッドはなかなか寝心地が良さそうだ。
どうせ後でメルキュールに占領されるんだし、今だけでも、と思い、横たわったのがいけなかった。
『明けの明星』を率いるリーダーとしての日頃の苦労は、睡魔がスイッチを切るようにストンと意識が落とすことに抗えなかった。
夕食で嗜む程度にワインを空けてほろ酔い気分だったのも一因である。
「あがったわよー……ってあらっ」
ベッドに寝転がって静かに寝息を立てるマーカスを見て、メルキュールは目を細める。
「なんだかんだで疲れてるのかしらね」
横に腰掛けて頬をつつく。
「ほれほれ、蹴られても知らないわよ」
「ん……」
無意識にマーカスがメルキュールの手を振り払い、握りしめた。
メルキュールはその手をどうしたものか、と一瞬考えて、ころりと横になった。
頬杖をついて、まじまじとマーカスの横顔を見る。
「ほんと、なーにがお兄ちゃんよ」
いつの日だったか、貴重な女子トークタイムでフィオリーナに聞かれたことがある。
「メルキュールはマーカスのこと、どう思ってるの?」
「ん?」
「好き?」
「んー……そりゃまあ、仲間としてはね」
言葉を濁すように、笑って誤魔化そうとしたが、フィオリーナの直感が囁いたのだろう。
目を輝かせて身を乗り出した。
「男の子としても?」
「……」
アイビスも気になるのか、ちらりと視線を送るのを見て、肩をすくめた。
「まあ、好き……だった、かな」
「えー」
不服そうに頬を膨らませるフィオリーナの頬をムニっと突つく。
「初恋だったのよ」
「きゃっ」
初めて聞くメルキュールの恋バナに、フィオリーナは嬉しそうに身体を弾ませて、それでそれで、とますます前のめりになった。
メルキュールはカールウェルズ高等魔術学校に入学するために、マーカスは冒険者になるために、九年前に異界を旅立った。
マーカス・マンハイムの妹、メルキー・マンハイムとして。
万が一のことがあればマーカスはメルキュールを連れて逃げ出すために、時々顔を合わせていた。
そんなマーカスに恋心を抱いたのはすぐだった。
学校生活は楽しかったが、魅力的な男の子という点では当時十四歳のメルキュールには同年代の男子は物足りなかった。
それよりも日々の冒険でたくましくなっていく五歳年上のマーカスに心が惹かれた。
世間からは迫害される同じ竜角族だから、という安心感もあったのかもしれない。
いつか横に立てたらいいな、と漠然に思うようになった。
だが、それから二年が経って、マーカスに恋人ができた。
リサラ・マイアと紹介された女性は優しい人だった。
メルキュールを妹のように可愛がってくれた。
マーカスにとっては兄と妹に過ぎなかった。
優しいマーカスがもし私と同じ思いだったら、という淡い期待は風船に棘が刺さったように弾けた。
表向きは「よかったね、お兄ちゃん」と祝福したが、寮に帰った後に密かに涙をこぼした。
同じ部屋の親友ベアトリシュ・ビニュイロはそれに気づいたが、何も言わずに抱きしめてくれた。
しかしマーカスとリサラの関係は、その一年後に最悪の形で破綻する。
人の姿に偽る幻装魔法をかけ直すために寮を抜け出たメルキュール。
星灯りが頼りない真っ暗な夜。
寮の裏の森の中で、密かにマーカスと合流して魔法を解除した時、夜抜け出したマーカスを怪しんで付けて来たリサラに見られた。
悲鳴を上げて逃げるリサラを二人は追った。
運悪く、街なかまで入り込んでいた魔獣の爪は余りにもあっけなくその生命を奪った。
リサラの亡骸を抱きかかえ、泣き叫ぶマーカスにかける言葉は見つからなかった。
だが魔獣を屠ったアリス・ユーベルクの姿は新たな目標になった。
強くなろう。
アリス様のように。
冒険者になろう。
マーカスの支えになるように。
胸の奥底の、一番深い所に恋心を秘めたまま……。
それからまた二年経って、ひたすら勉学に打ち込んだメルキュールは十九歳で史上初の全学科満点という輝かしい成績を残し首席卒業を果たした。
マーカスの付き添いでカールウェルズ魔創公国首都イザベリアで冒険者の資格を得たが、その才能を惜しむ者たちの声が煩わしかった。
そんなメルキュールを気遣って、マーカスはカールウェルズを離れることを決意した。
マーカスに手を引かれて、逃げ出すようにエイベルクへと移動する途中、その時の手の温もりと、大剣が揺れる背中を見てメルキュールの心は踊った。
決して新たな旅立ちに心が震えたというわけではない、と改めて自覚した。
「ふんっ。鈍感め~」
幸せそうな寝息を立てるマーカスの鼻をつねり、メルキュールが頬を膨らませる。
兄と妹という設定の呪縛に恨みはないが、やはりマーカスの素っ気なさにはなんだか腹が立つ。
自分の欠点を指摘してなお受け入れてくれたが、受け入れ方が癪に障る。
胸の内に固く施錠した恋心は一度とて開くことなく、これまで完璧に覆い隠してきたが……。
過酷な運命を背負うゼトラとの出逢い。
そのゼトラに対して素直に思いを寄せるアイビスとフィオリーナを見ても、それは揺らぐことはなかった。
揺らぐことはなかったが、羨ましかった。
自分もそうできればいいのに。
こじらせまくった、引きずりまくった初恋の延長戦。
面と向かって今さら素直に、は流石に難しい。
幸い、鈍感なやつが疲れて眠りこける今だけは。
「ばーか」
マーカスの鼻を指でつまみ、そっと唇を重ねる。
だが眠り王子は目を覚まさない。
呆れたメルキュールはベッドに潜り込むと、そのまま眠りに落ちた。
……だが、マーカスは起きていた。
なんだか顔がもぞもぞするので「メルキュールのやつめ」と目が覚めた。
悪戯しそうになったら目を開けて驚かしてやろうと待ち構えていたのだった。
可愛い寝息を立てていることを確認すると、唇が触れた感覚を指でなぞり、目を丸くする。
「いつからだよ……」
困惑するマーカスは、頭をかきながらメルキュールを起こさないようにゆっくり上体を起こす。
早速、顕になった太ももに眉をしかめて掛ふとんをかけ直すと、ソファへと移動した。
しかし、図らずも高まる胸の鼓動はマーカスを寝かすことを許さなかった。
予告。
作戦を前にして和国も動いた。
ゼトラたち『明けの明星』が滞在する街に近づく和国の兵。大事の前故に、急ぎ脱出する。
そして向かった街で旧臣ミヒャエルと再会する。
そこで語られる母の足取りにゼトラは拳を震わせる。
次回「092.旧臣との再会」
お楽しみに。
ブクマ、評価をつけて頂き御礼申し上げます。
本当にありがとうございます。
ブクマ、評価、感想などいただけると嬉しいです。
次回更新は2020年12月4日お昼頃の予定です。
よろしくお願いいたします。




