閑話 これまでの登場人物など
【主要キャラクター】
ゼトラ・ユーベルク 十五歳 男
蒼雷の戦姫と讃えられたアリスを母に持つ。
無尽蔵の魔力と怪力は世界を破壊する程とも周囲を恐れさせるため本人なりに努力した末、かなり威力を抑えられるようになっている(つもり)
冒険者ギルドではシルバー級(?)にランクされている。
真の名はゼトラ・ユングスタイン。世が世ならユングスタイン王国の王子。
フィオリーナ・ルシフェルド 十二歳 女
十二歳ではあるが、成長を強制鈍化された影響で外見上は十歳相当。
竜角族の王、ジョージを義父に持つ。血縁上は姪。
ゼトラから継続的に魔力の供給を受けていないと魔力枯渇状態に陥り死に至る特異体質で、その影響で幼い頃に父母を亡くしている。
ハードな過去を持つが悲壮感はあまりなく明るい性格。義父母や周囲の大人たちの愛情の賜物である。
マーカス・マンハイム 二十八歳 男
亜人種の一種族である竜角族の青年。普段はメルキュールの幻装魔法で人の姿をしている。
魔法の扱いに長けるが放出することが苦手なため、大剣に魔力を流し込んで使う。
ゼトラにとってはいい兄貴分。冒険者パーティ『明けの明星』のリーダー。
ギルドでも一、二を争う凄腕で、プラチナ級にランクされているトップランカー。
マーカスの予想を度々上回るゼトラの活躍にびっくりする担当になりがち。
メルキュール・ディミエ 二十三歳 女
竜角族の女性。魔法全般の扱いに長け『明けの明星』の頭脳担当。
びっくり人間ゼトラのやらかしショーを解説する担当でもある。
ノリの軽いお調子者。物事を適当かつ雑に考えがちのように見えるが、裏では相当考えている(らしい)
カールウェルズ高等魔法術学校を首席で卒業した天才だが、その辺りのエピソードについてはいずれ本編で。
アイビス・ゼオンドーター 十六歳 女
竜角族の少女。ヒーラー兼武闘家。
マーカスと同じく魔法の扱いには優れるが放出が苦手なため、接触発動の回復魔法、及び魔力を手足にまとわせた格闘術が得意。ゴールド級にランクされている。
征魔大戦の生き残りの一族だが、十歳の頃に和国兵の亜人狩りに遭う。
アリスによって救出されはしたもの人間不信気味で積極的に他者と関わろうとはしない。
【サブキャラクター】
アリス・ユーベルク 三十三歳 女
蒼雷の戦姫と讃えられる超一流の冒険者。
ギルドでのランクは暫定プラチナ級(※計測不可能なため暫定としている)
ゼトラが五歳の時に世界が大変なことになる、と残して再び旅に出たが、消息不明となっている。
真の名はアリスアトラ・ユングスタイン。
ユングスタイン王家の生き残りで、世が世ならユングスタイン王国女王。
ダニエル・アルベルト 四十二歳 男
エイベルク王国の王都グランマリナ冒険者ギルド"荒鷲の巣窟"ギルドマスター。
ランクはプラチナ級。本人はまだまだ現役でやれるとは思っているが、寄る年波は正直である。
冷静沈着な性格で物腰柔らかい口調だが、実際はかなりの熱血漢で涙もろい。
ユングスタイン王国の元近衛騎士でアリスアトラを生涯唯一の主と認め忠義を尽くしている。
アリスの剣の師匠でもある。
アリスの子、ゼトラに対しても並々ならぬ思いを持ち、忠義を尽くす一方で密かにユングスタイン王国の再興を望む。
真の名はダニエルユーナイト・アルベルト。
ジョージ・マンハイム 五十六歳 男
竜角族の王……というよりは族長。征魔大戦に敗れて異界へ逃れた亜人たちの王でもある。
マーカスの父。
感情表現がいちいち大げさになりがちで、王という割には周りの扱いはぞんざい。
それは種族間での争いがなく、平和で王をあまり必要とされていない証とも言える。
征魔大戦において魔族と称されたことから、それを逆手にとって人々に恐れされる存在であろうと魔王を自称するが、本来は別け隔てなく優しい、人のいい性格で、いまいち上手くいっていない。
義父とは言え姪のフィオリーナに対する愛情は相当なもの。
ナーシャ・マンハイム 四十九歳 女
竜角族の女性。ジョージの妻、マーカスの母。
細かいことを気にしない性格で気の優しい母親であり、妻でもある。
ジョージとは大恋愛の果ての結婚。気の弱い夫を叱咤し支える良妻。
料理の腕は絶品で、アイビスの料理の師匠。
妹のレオナの娘、フィオリーナに対する愛情は実の子同然に注いできたため、フィオリーナの過酷な運命には常に胸を痛めている。
ギュスターヴ・アルイエ・エイベルク二十三世 四十五歳 男
エイベルク王国国王。賢王と名高い若き王。
カターニャ・アルウィニエ・エイベルク 三十七歳 女
国王の妻。元は別の国の王女。
シャーディ・ミニュエ・エイベルク 十八歳 女
エイベルク王国第一王女。長女。別に妹と弟がいる。
世間知らずで勇者の冒険譚や恋愛物語に夢見るところがある。
マリア・バルベール 二十一歳 女
シャーディ姫付きの近衛騎士。王族分家貴族バルベール侯爵家の三女。シャーディ姫の行く所全てに随行する。本編中で特に描写がなくても部屋の外か内のどちらかに必ずいる。
ルルシィ・バートネット 二十二歳 女
同じくシャーディ姫付きの近衛騎士。バートネット伯爵家の次女。
夢はお嫁さんになること。結婚相手となりそうな同僚がいないか密かに探している。
【本編では触れるつもりのない世界設定など】
・貨幣価値について
銅貨一枚=十円
銀貨一枚=千~千五百円
金貨一枚=十~十五万円
大金貨一枚=百万円
銅貨百枚=銀貨一枚
銀貨百枚=金貨一枚
金貨十枚=大金貨一枚
という交換レートになっている。
国家ごとに通貨を鋳造しているが、貨幣価値を保つために含まれる各金属の割合など厳密に定められており、どの国が発行した通貨でもそのまま使用することができる。
ただ、ほぼ全ての場面に於いてギルドタグを利用した仮想通貨決済が広く普及しているため現金による取引は事実上存在しない。現金取引をしているのは富裕層の極一部、仮想通貨決済不信派くらいである。
・カールシア大陸
北半球最大の大陸。
東西約二万キロ、南北約一万三千キロの広大な大地が広がる。
中央にグレートエンパイアスローン(偉大な皇帝の玉座)と呼ばれる大山脈があるため南北の往来はないが北海ルート、南海ルートで分かれた交易路は大きく栄えている。
・アムスト大陸。
南半球の大陸。
・温泉文化について
温泉文化、大浴槽に大勢で入浴する、いわゆる大衆浴場は世界中で広まっている。
天然温泉、水を沸かしただけのいわゆる銭湯といった湯質の違いや、文化圏によっては水着着用の義務化、混浴可/不可、など細かい差異はあるが、一日の疲れを癒やす場として大衆浴場は世界共通で広く親しまれている。
・竜角族について
平均寿命は人族の二倍弱、およそ百五十歳。
長寿のためか子ができにくく、初出産の平均は三十から四十歳くらい。
最高齢出産記録としては百十二歳というのもある。
そのため二十歳でマーカスを産んだナーシャは奇跡的と竜角族の間で驚かれた。
瞳の色、髪の色は種族共通で紅色の瞳に銀白色の髪色をしている。
ただし耳の代わりに発達した角は多種多用で、渦巻型、直線型四本タイプ、逆向き型が比較的多い。
一応、角の付け根に小さな耳の穴はあるが、髪に隠れて見えない。
先天的に角が生えておらず、人の耳を持ったフィオリーナは竜角族史初の事例。
竜角族に潜むヒトの遺伝子が強く出たもの、と推測される。
次話より新章になります。
次回更新は2020年09月18日お昼頃の予定です。
よろしくお願いいたします。




