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Le:iF:another

作者: まぁらぃおん。


 今日も若干湿り気を帯びている布団の冷たさが肌に触れ、目を覚ます。


 おはよう。 心の中で自分の中に居る【誰か】に僕はあいさつを交わし、

顔を洗う。 タオルで顔を拭く。 そして着替える。

そんな何気ない動作を誰かとしていたような記憶。 あったような。 無かったような。

 

 朝食をとる前にも、いただきます。 と挨拶をする。

あたり前の動作。 果たして、いつからあたり前になったのか、そんなことは自分にもわからない。

君が居ないのはあたり前、けれどそのあたり前はあたり前ではなかった時も、もちろんあった。

人が当たり前と感じるのはどのくらいの時間が経過すれば、〝あたり前じゃない” は “あたり前”

となるのだろうか。


 そんなくだらない思考と共に僕はいつもの職場へ行く。

歩く度にコツコツとなる石作の床、そしてなんの色気もない壁。


「リオン総国家騎士長様!!! おはようございます!!!」


 挨拶をしてくるのは僕の部下……に該当する存在。 大音量の挨拶が壁に木霊してうるさい。

とてもうるさい。

しかも複数……。 そして統率のとれた動き、腰の角度は85度、直角よりも少し頭を上げている姿勢。

僕の職場は、そう騎士団。 国王の命とあらば、その命に従いはせ参じるのが僕の仕事。

自分はちょいとばかし剣には自信がある、最初は見習い騎士だった自分が今や国のトップの騎士団長だとは……。

人生はなにがあるかわからないね……。


「みんなおはよう。 そんな頭下げんでいいっていっつもゆーてるやろ?」


 正直、トップに立ったものの人に頭を下げられるのは苦手だ。

道行く騎士にとりあえず、頭を上げろ上げろとジェスチャーをしつつ、騎士団の建物の最奥へと進む。

そこには無駄に豪勢に彩られ飾り付けられ、銀ギラ銀……とは程遠い、普通の木製の扉。

その扉を騎士の一人が開け、僕は中へ入る。


「リオン……今日も遅いな……国家騎士のトップがそんなことでいいのか?」


 部屋にあるテーブル、一番奥から一つ手前に座っている男、細身の高身長、そしてメガネ。

こいつは……。


「あぁメガ……クリストファー、おはようさん」


 僕が見習い兵士だった頃、上官として色々教わったのがこのクリストファー、

今や僕の方が身分は上だが、彼と僕の合意のもと敬語は使わないようにしている。

この世界で気の許せる数少ない相手だ。


「というか僕が朝弱いっていうの知ってるやろ~? まだ9時半やからセーフじゃない?」


「お前、今俺をメガネと呼びかけなかったか?」


 メガネをくいっと上げ、若干怒り気味の口調になっているクリストファー、


「んで? 今日はなんか入ってたっけか?」


あぁ、と再度メガネをくいっと上げ手元の書類を見ながら報告をしてくる。


「深夜の2:00国境警備隊が国境付近にて明らかに不審な影を見つけたそうだ、現状を確認するように上から命令が来ている。

確認後はリオン、お前の判断対応せよ、とのことだ」


「え~~、それ国家を代表する騎士の仕事なん? なんか雑用じゃない?」


 正直めんどくさい、大体魔物とはなんだ、元居た世界には全く存在しなかった。

ここの世界には魔物、魔法、魔力といった摩訶不思議な力が存在する、僕には手からビームを出すようなことは全くできないのだが、なぜか剣を通すことによって、その魔力とやらを具現化できる。


「報告書によると、巨大な影が空に浮かんでいるらしい、明らかに人知を超えた大きさらしい、街や村に被害、また市民をパニックにさせないために迅速に対応してほしい、いや、対応しろと書いてある」


 なんだよ人知を超えた大きさってナニガソコニアルンデスカー、

心の中でため息を付きつつ、招集をかける。


 確認に向かうメンバーは僕、クリストファー、2人のモブ騎士の4人

モブ騎士の名前……えっと……なんだったっけ……。 まぁ、いっか。


「さ、さっさと終わらせて、さっさと帰ろか」


こうして、巨大な影の確認へと向かうのであった。

初めましての人も、アナタ知っているよという人もこんばんは!

まぁらぃおん。です。しがないペーペー作家でございます!

書く時間も全くない中ですが、少しは書かないとなと思い

【裸のまっしゅるーむ】のタイトルを【Le:iF:another】

とさせていただき短編として一部書かせていただきました。


裸のまっしゅるーむってどんな意味やねーんとか色々なご意見を頂き

こちらの名前に改名しました。

カタカナ表記ですと【レイフアナザー】と読みます。

単純な意味で申しますと“もう一つの助言”という意味となりますが。

この名前には別の意味でつけておりますのでツッコミはご容赦ください。


久々に文字を書くと楽しいというのとこんな感じだったっけ?

両方が同時に訪れ喧嘩してしまいそうな勢いでした。


元祖裸のまっしゅるーむは諸事情により消えてしまいましたので

ゆっくりと時間をかけつつまた書けたらなぁと思っています。


今後も更新や新しい作品はゆーっくりになると思いますので

どうぞよろしくお願いいたします。

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