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卓磨に会いたい

もう、7年と9か月も経ったのか.・・・・


この間、わたしは

どうやって生きてきたんだろう


生活のすべてにおいて

母である わたしの介助を必要とした

わたしの 息子、卓磨。


最近やっと、

少しずつ 卓磨のことを思い出すようになった

そのたびに

涙があふれ、流れだし

止まらなくなる


彼は 13年4か月しか生きることができなかった



ある医師は言った


こんなに肌がきれいで、床ずれひとつなく、

関節の拘縮もない重度重複障がい児は見たことないよ。

13年もの間、自宅で育ててきたんだね。

すごいね。

と。


その言葉をきいて疑問を抱いた


わたしは、ふつうじゃ なかったのかな


また思い出そうとすると、

かなりのエネルギーを消耗する


まだまだ心のキズが癒えるのには時間を要しそうだ



無理なことだけど

天国の卓磨に会いたい

あの笑顔を、また見たい

卓磨に触れたい

卓磨と手をつなぎたい

卓磨と話をしたい


あのころ 

卓磨は、どんなことを考えていただろう・・・・

つもる話を ゆっくりしてみたい


それらは 全て 叶わぬことだけど


せめて、わたしの夢のなかにでてきてよ。


夢の中でいいから


ね、たくま、ママにあいにきて


まってるね。


ずっと ずっと まってるからね。



誰か、母親よりも先に逝った息子に会える方法を

ご存知の方は いませんか。


もしご存知の方がいましたら、わたしに教えてくださいませんか。

おねがいします。



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