2人の覚悟と決意と願い
ー5日後ー
紫堂総合病院 東病棟 病室
玲花は移植日が決まって
検査などの為に入院した。
そこで、玲花は彩人と澪夢と
別々に会って話しをしてみる事にした。
5日前に彩人から
澪夢のことで話があると
伝言を頼まれたと智希が伝えてくれたからだった。
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彩人
「はっきり言って…分かってる。
一緒に居ても情が湧かないんだ。
今まで一緒にいても意識できない。」
玲花
「それは…本人に伝えたの?」
彩人
「立ち直れるまで隣にいるとは
澪夢に伝えるつもりです。
逃げるつもりはありません、
以前の俺から変われました。
なので、安心して下さい。」
玲花
「付き合うのは出来ないと。」
彩人
「俺の気持ちは変わらない…一生。
一緒にいるのはお互いが成長できない。
そして…無駄な時間は少ない方が…。」
玲花
「「立ち直れるまで隣にいる」
それを澪夢は受け入れるわ。
でも、彩人さんはそれで良いと?」
彩人
「一緒に過ごした責任として
澪夢のケアをしてあげてからです。
全てをクリアにするしても…。」
玲花
「彩人さん、2つだけ言わせて下さい。
澪夢には全てを伝えて下さいね。
後…一緒にいて無駄な時間はありません。
私が望夢と過ごした期間の様に…。」
玲花は過去の何かを思いだした様に
優しい目で彩人を見た。
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澪夢
「最初の頃は本当に好きだと思ってた。
だけど…違うかもしれない。」
玲花
「何が…違うの?
あんなに意識してたのに…」
澪夢
「好きだって信じたかったみたい。
支えてくれる存在が欲しかっただけ。
冷静になって違うって分かった。
全て…やる事なす事を彼に重ねてた。」
彼とは行方知れずの人だ。
澪夢は別れを告げられてないから
気持ちが別れられずにいた。
玲花
「じゃあ…どうするの?」
澪夢
「彩人に任せる、自分勝手だけど…。
少し一緒にいてほしい、願いはそれだけ。」
玲花
「澪夢、1つだけ聞かせて。
彩人さんと過ごした時間をどう思う?」
澪夢
「私を助けてくれた、大切な時間。」
玲花
「気持ちは伝えてね。
自分の素直な気持ちをね。
私みたいに後悔しない様に…。」
澪夢は少し考えてから
明るい顔で玲花と頬笑みあった。
玲花
「無駄な時間はなくて、全て必要だった。
これが成長する為の糧になるんだよね。」
玲花は望夢に対して
今も早く許さなかったのを後悔してる。
玲花は智希に対しても
今も何も告げず離れたのを後悔してる。
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澪夢も彩人にも
玲花が会って話したのは知らない。
玲花は智希と
2人の時間を過ごすつもりだったが
心の隅で念のために…と考えていて
色々な関係の整理はしていた。




