表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
復讐への道~幸福のために  作者: Miorin
拒否と説得と拒否
77/90

フリーじゃない


玲花は智希に連絡をして

迎えに来てもらい、助手席に座った。


智希

「疲れただろ、玲花。

無理だけはするな。」


玲花

「うん。

無理して智希と居れないのは

絶対に嫌だから…。」



玲花が弱気な返答するのは

珍しく思い、智希は話すことにした。


智希

「さっき…両親にも聞かれた。

「いつまで、半同棲するんだ?」って

俺にも考えはあるけど…玲花は?」


玲花は智希の質問に微笑んで

こう答えた。



玲花

「しっかりと夫婦になれれば

良いとは思ってるよ。

智希の考えもそう?」



智希

「同じだっ。

明日にでも提出するか?」



玲花自身も

今までで1度も見た事ない表情で

嬉しそうに聞いてきた。



そんな智希を見て

玲花は暗い表情をしていた。

対照的な2人の表情だった。



そんな玲花に気が付いたのか?

智希は声を掛けた。


智希

「どうかした?

どこかが痛むのか?」


玲花

「明日の提出は出来ない。

私はまだ、フリーじゃないもの。」


玲花は今までに

智希に言ってなかった部分を

話し始めた。


玲花

「私たちは脅迫結婚だったけど

婚姻届を提出してるの。

まだ、離婚届も提出してないし。」


智希は一点だけを見つめて

玲花に何も言わなかったから

話を続けた。


玲花

「今日遅くなったのもそれ。

あの人に直接は言ってないけど

理解はしてたわ。

私たちの事も考えてたし。」



智希は車を路肩に寄せてから

玲花を見ずに手を握ってきた。


玲花

「……?」


智希

「明日にでも

俺も病院に一緒に行くぞ。

明日、玲花休みだろ?」


玲花

「それはそうだけど…

一体何を思いついてるの?

どんな行動を起こすの?」


凄く心配してる玲花を見て

智希は軽く鼻で笑って言った。


智希

「心配しすぎだ、玲花は。

言い争いや怒鳴り込みも

するつもりは一切ないから安心して。

一般常識からは外れないから。」


玲花

「感情的にならずに

冷静に話し合える自信がある?」

玲花は尋ねてみた。


智希

「これからの事を考えれば

大丈夫だ。」


玲花は忘れていないかを

確かめる為に聞いてみた。


玲花

「私…離婚したって

直ぐに婚姻届出せないの

知ってるよね?」


智希

「………。

6ヶ月間だよな…。

長い期間を待つんだよな。」



玲花は智希の言葉を聞くと

車内から外の風景を眺めていた。



智希も玲花も重苦しい空気の中で

一言も話さずに家に帰宅した。


6ヶ月…

この期間は

玲花が智希の隣を離れて

望夢と暮らしていた期間と

同じだった。



玲花の心は

また自責の念で一杯だった。


玲花

『過去の私のしてきた事で

智希が哀しんでる…。

時間が無いかもしれないのに…。

どうしても幸せにしてあげれない…。』


そう苦しんでいた。




















評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ