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復讐への道~幸福のために  作者: Miorin
拒否と説得と拒否
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蟠りと認めた家族

玲花は望夢に逢いに

行くと覚悟を決めてからは

雑念を払い業務についていた。



ーーーーーー

業務は定時に終わらなかったが

18時頃には望夢に逢いに行った。



玲花は理由は伝えずに

「遅くなるから」とだけ

智希に連絡しておいていた。



2人用の机と椅子が4つ位あって

ラウンジは少しの窪みにあった。



玲花がラウンジの前を

通り過ぎようとした時に

急に声を掛けられて振り向いた。


「玲花さん…。」


玲花

「……お義母さん。」


お義母さん

「…昨日、聴きました。

望夢の話も聞いてボイスレコーダー

渡されて、全てが分かりました。」


玲花は『あっ』と心の中で呟き

レコーダーを思い出した。


お義母さん

「本当に…悪かったわ。

行動一つずつに文句を付けて。」


お義母さんは眉の間にシワを寄せて

唇を噛み、俯いていた。


お義母さん

「…玲花さんが望夢を誘惑して地位を

振りかざして、後々に利用しようと

考えたと勘違いしたの。」


お義母さんは玲花を見て

今までに見たことのない表情で

深く深く頭を下げた。


玲花

「頭を上げて下さい、もう良いんです。

私が望夢と向き合って解決してれば

周りの人を不幸の渦に巻き込まずに

済んだんです。」


お義母さん

「望夢から聞いた話だと

あなたは向き合おうよ努力していた、

それなのに…望夢が悪いのよ。」


今まで何があっても

息子の味方をしていたお義母さんは

変わっていた。



それは玲花が望み、実施した

更生の効果があったんだろう。


お義母さん

「あなたが言った通りだったわ。

玲花さんが出てから全ての家の事が

疎かになって行ったわ。

玲花さんは嫁として優秀だったわ。

それが良く分かる。」


玲花

「…お義母さん。

私を嫁と認めて下さって感謝します。」


玲花の目から大粒の涙が止めどなく

流れて、頬をつたっていた。


お義母さんは玲花をなだめる様に

両腕を擦ってくれていた。


お義母さん

「幼稚な真似だったと今、反省してる。

玲花さんが陰でやってくれてたのね、

…もう、戻ってとは…言えないもの。」



お互いの本音が知ったからだろう、

お義母さんと玲花の蟠りは解消された。



------

玲花の涙が治まったのを確認すると

お義母さんは帰って行った。



玲花は両頬を手で1回ずつ拭って

望夢の病室に向かった。



玲花は望夢には

どうしても伝えないとと

思っていることがあった。



玲花はこう思いながら病室まで

歩いて行った。


玲花

『もっと早くに復讐なんて無意味と

気が付けば…こんな思いをしなかった。

私と出会わなかったら2人の運命だって

違っていただろう。』





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