隠していた秘密
ー翌日ー
カーテンの隙間から
暖かそうな色をした
陽の光が差し込んでる。
昨日の
長くて、辛くて、大変で、嬉しい時間を
終えたのを玲花に一生懸命に
伝えようとしてるようだ。
玲花
『何でだろう?
身体がふわふわした感じがする。
夢みたい、激痛が消えてる。』
周りの明るさに
瞑っている目を歪めて
ゆっくりと目を開けた。
智希
「大丈夫か?」
心配そうな顔で声を掛けてきた。
玲花は智希の顔を見ると…
安心した様な表情を浮かべた。
ーーーーーー
玲花
「そうだったのね…。
心配したでしょ、ごめんね。」
昨日、望夢の病室から出た後に
玲花は激しい頭痛でドア目の前に
座り込んでいた。
望夢が追い掛けて来なかったのを
安心して意識を手放した。
待っても戻って来ない
玲花を心配して見に行ったら、
ドアに寄り掛かっていた。
そして
携帯で自分のお父さんに連絡して
玲花のお父さんにも伝えてくれて
担当医に指示を受けて処置を受けた。
星夜はそれを見て帰宅することに。
流夜は医局で朝を迎えることにして
智希は玲花の病室で一夜を過ごした。
そして翌日には
玲花は担当医から許可を貰い
着替えて仕事に行った。
智希も
それを見届けてから専学へ行った。
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先輩
「聞いたよ、昨日は大変だったね。
今は大丈夫?」
玲花
「担当医から許可をもらいましたし
今は平気です。」
玲花は万が一の為に
先輩には病気のことを話していた。
玲花が仕事をしている上で
望夢と会う事は一切なかった。
だからだろう。
玲花は病状を知られることはないと
思っていた。
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先輩
「昨日は大変でしたね、
笹川さん。」
望夢は聞かされた時は
理解出来なかったが
話を合わせて探ってみた。
望夢
「えぇ、そうでした。
頭を強く押さえてましたから。
玲花…どんな感じなんですか?」
先輩
「笹川さんからの報告やお話を
されていないんですか?」
望夢
「自分に心配を掛けたくないのと
忙しいみたいで話せないんです。」
先輩
「あぁ、そうなんですね。」
先輩は誤解したままだった為に
今までの全てを話してしまった。
玲花が望夢のことを詮索した時
先輩に旦那と言った話の真実を
話していなかったのだ。
鎌を掛けた様に話をして
玲花の病気を知ってしまった
望夢はある決意をここでした。
-休憩時間-
先輩
「いくら病気の旦那に
心配掛けたくないからって
話さないとだめよ。」
玲花
「何の話ですか?」
先輩は午前中に
ヘルプで行った時に
望夢に話した話を玲花にした。
玲花も「仕方ないです」と
言ってから先輩に事実を話した。




