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復讐への道~幸福のために  作者: Miorin
真実への扉
59/90

願い〜専学の思い出

智希は外に出ると

思いっきり深呼吸をした。



昨日、幸せについて2人で

温もりを感じ合ってからの

智希は明るくなっていた。



玲花はそんな姿を見て

微笑むことしか出来ないくらい

嬉しいことだった。



そして…

もう智希は体力、気力も回復していた

担当医から退院許可が出たのだった。


玲花

「今日は…1日ゆっくりする?」


智希

「いや、今まで十分休んだから。

それより…玲花は大丈夫?」

ずっと隣にいてくれて、疲れてないか

を心配していた。


玲花

「一緒に寝たりしてたから

全然、平気だよ。

じゃあ、行こっか。」



ー15時00ー


智希

「毎日…こうやって、車で通ってたのか?」


玲花

「うん、毎日運転してくれてたの。

車じゃなくてバイクだっただけどね。

私、バイクの免許無いから車なの。」



玲花は、あるコンビニに入り

車を停めて、こう言った。


玲花

「このコンビニで2人分朝食を買って

行ってたの。」


智希

「ここで…わざわざどうして?」


玲花

「2人で過ごせる時間を増やす為。

智希はバイトがあるからって、

唯一の2人で過ごせる時間を作る為にね。」



玲花は智希と一緒にコンビニに入り、

同じ様に食事を買って車に乗って

発進させた。



智希は、無言で助手席から

外の風景を眺めていた…

だか、何故だか話し掛けられる

雰囲気ではなかった。



そして、玲花は専学の中に車を進め

駐車し2人は車を降りた。



専学は平日であれば

20時まで開いていると知っていた。



智希は玲花に案内されて

毎日、通っていた教室まで来て

教務室で受け取った鍵で教室のドアを開けた。


智希

「よく、手に入れたよな。」


玲花

「今日の授業は午前中だけだって知ってたの。

そして、訳を話して1人の人生が

掛かってるって言ったら…ね。」


そう言って

教室のドアを開いて中に入った。



玲花は、通ってた頃の

自分の席だった場所に左手を付いた。



玲花は黙ったまま、振り返ると

教室内をゆっくりと歩いてる智希を見つめた。


智希

「…メイク、バニティーバッグだ。

玲花に持ってきた…。」


その呟いた言葉に

玲花は目を見開き、涙ぐんでいた。



そして、玲花の隣の席に両手を付き

小さい声で呟いた。


智希

「ネイルだ…解剖生理学やった。」


そう言うと智希は玲花の顔を見た、

玲花は小さく何回も頷いていた。



専学に通っていた頃の記憶が

部分的だけど…

記憶の断片の一部を思い出した。



玲花は『確かに合ったよ』と

言うように智希も言葉に頷いていた。



少しだけだったが思いだした

智希がこう言った。


智希

「もう、孤独は感じたくない…。

もう感じさせないから…玲花にも。」



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