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復讐への道~幸福のために  作者: Miorin
真実への扉
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願い~恐れ

智希は

あれから薬を調整しながらだったが

確実に体力も気力も回復していた。



一部記憶を一時的喪失していることに

対しては敏感に反応してしまう…。

そんな姿を見ていた玲花は言った。


玲花

「私はね、今まで…辛かったの。

だから、智希と一緒に居れる……。

それだけの日常が幸せなの。」


智希

「…幸せ?」


玲花

「そう、今だから分かる幸せがある。

私たちだけに分かる大きな幸福な感情。

一緒に探そう?」



そう言った玲花の目は

涙がこぼれそうな位に潤めていた。


智希

「幸福…。

今の俺には理解が出来ない。」



玲花は智希の心は頑なに

真実を知り、傷付く事を

恐れている様に感じてならなかった。


玲花

「怒りや悲しみの失意の中でも…

どんな中でも幸せは見つけられる。」



玲花は心の中で思った。


『私が、あの人のお義母さんを

更生させようとした事と同じ様に…。

私の気持ちは通じたと思うから。

ただ、行動を表せないだけ。』


ーーーーーー

-PM20時10分-

玲花は智希に対して

不安な気持ちにならない様に

隣に付き添い、覚えている範囲で

話しをしていた。


覚えていることは…幸福な事だから

精神的に不安定になることはなかった。



そんな時に、玲花の携帯が鳴った。

個室は携帯が使えるので、そこで受けた。


玲花

「もしもし?」


ディスプレイを見ずに受けたから

誰か分からずに尋ねた。


「れい、今日辺りにでも話せる?」

玲花のことを「れい」と呼ぶのは

舞嫁しかいない。


玲花

「まい、後で掛け直すよ。

その時には予定組めると思うから。」




玲花は個室の窓から外を眺めていると

部屋のドアが開いた。



今の時間は消灯時間が過ぎていたが

誰かが入ってくる時間帯ではなかった。



そう思いながら

玲花がドアの方に振り返った。



玲花は入口まで言ってから

小さい声で言った。


玲花

「お父さん…どうしたの?」


そう言うと後ろから

もう1人医師が姿を現した。


お父さん

「この人が話しが話したいそうだ。

勿論、俺も聞きたいと思ってる事だ。」


星夜

「はじめまして。

平嶋 智希の父親です。」


玲花

「…はじめまして。」

目を下に逸らして目を瞑り俯いた。



それは『どうしよう』という感じの

顔になっていた…

何故なら、理由は想像出来たから。


玲花

「どんな理由で入らしたかは分かります。

でも…今はお話出来る時期ではないのです。

確かに、智希さんが精神的不安になる要素を

作ってしまったのは私です。

親として「知りたい」と思うのは当たり前だと

思いますが…少しお待ちいただけませんか…。

隠すし通すつもりはありません。

話せる時期が来たらお話しますので。」



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