願い〜闇の記憶
-数日後-
智希は
一部記憶欠落があった。
玲花は自分の大切な彼女
専学で朝食を一緒に食べた
専学で一緒に勉強をしていた
今まで隣に居てくれた大切な存在
この事しか覚えておらずに
玲花の考えは当たっていた。
玲花
『顔合わせの記憶、望夢の記憶、
玲花が離れた記憶、専学欠席中記憶が
すっかりと欠落している。』
智希
「俺は…暗闇に何を置いてきたんだ…。」
落ち込みは尋常じゃなかった。
落ち込んでからは
点滴の精神安定剤が効いたのか…
落ち着きを取り戻して寝ていた。
玲花は担当医が夕方に回診にきた時に
智希の記憶の欠落している部分が
あると伝えた。
担当医
「落ち着いたみたいだね。
記憶に関してはだけど…
何か…辛くて、思い出したくない
記憶が欠落していると思う。
本人にも分からない…無意識でね。」
玲花
「智希は…いつ頃退院出来ますか?」
何かを思いついた様に聞いた。
担当医
「少しずつ食事を始めるから、
体力が戻れば、いつでも退院出来る。
後は、定期的受診して貰えれば。
でも、どうして?」
玲花
「私たちの想い出の場所を
自分の目で見て貰うんです。
そして、記憶の断片を見つけます。」
担当医
「いきなり…笹川さんに逢っただけで
半狂乱に近い興奮状態に陥った…。
それなのに、過酷すぎないか?」
玲花
「もし、そうなったら何ヵ月掛けてでも
1からやり直せばいいことです。
それに、いつまでも逃げててはいけません。
智希に負担が掛かるかもですが
初めての逢った時と状況が違います。」
玲花は専学時代の玲花と居なく
可能性あることは全てやろうという
強い決心があった。
玲花
「こんな方法は取ってはいけないと
分かってるのですが…智希には
思い出してもらわないとないんです。」
担当医は、一つため息をはいて
「先ずは、笹川さんを信じて任せます。
でも、お互いに無理せずにして下さい。
何かあったら言って下さい。」
個室を出ようとした時に担当医が一言。
担当医
「本当に、強い気持ちを持つ方だ。」
玲花
「そう言う環境に置かれてましたから。」
担当医と玲花は微笑みを浮かべていた。
玲花は心の中で思った。
『ここで生活するなら…
望夢に会わないとは限らない。
ショックは小さい方が、会っても
冷静に対処ができると思ってるから。
辛くても…出来るって信じてるから。』
玲花は智希の手を取って
指先にキスをして言った。
玲花
「私が隣に居るからね…。
頑張ろうね智希。」




