お手伝いの助け
お義母さんは言い当てられたからか
席を立つと、食事を突き返してから
玲花を部屋から追い出すように出した。
玲花は食事を持ってキッチンに向かって
呆然としていた。
ただ、玲花は感情的になる演技をするつもり
それだけだったのに…自制が効かなかった。
本気で話していた自分に驚いていた。
だけど…失態をしなかったから良かったと
気持ちを落ち着かせた。
そして、ここまでしても
自分の作った物を目の前で食べない。
これは玲花の想像内だった。
玲花はもう一度作り直していると
お手伝いが早めに出勤してきた。
そして、玲花はお手伝いに頼み
お義母さんの部屋に持って行ってもらった。
お手伝いは、ノックをして「失礼します。」と
入って行った。
お手伝い
「あの子が見ていない時に作りました。
どうぞ、召し上がってください。
お体を壊してしまいます。」
そう言うと
お義母さんは初めて食事を口にした。
それを見るとお手伝いは部屋を出て
キッチンにいる玲花に嬉しそうに
小さな声で報告した。
お手伝い
「召し上がってますよ。
あと、玲花さんの伝言の言葉をそのまま伝えました。」
玲花
「ありがとうございます。
これからも宜しく頼みます。」
2人はそんな会話を交わしていた。
どんなに玲花の料理を食べないと用心していた
お義母さんだったが、玲花の考えた知恵には
叶わなかった。
玲花が届ければ勿論突き返されるだけ…。
だから、お手伝いの届けさせた。
そして、いつもの自分の味付けも
ゼロから変えた物を玲花は作った。




