限界
玲花はお義父さんと一緒に階段を
降りてキッチンにに向かった。
キッチンには
ダイニングテーブルが置いてあり
そこで食事をするからだった。
お義父さんが席に着こうとした時
近くにあったゴミ箱の中を見て言った。
「何で皿が数枚捨ててあるんだ?
使えそうなものなのに。」
玲花
「食事を出したら食器を払われてしまい、
一部破損したので家政婦さんが捨てたみたいです。」
お義父さんは玲花を困らせる為にやったと
察しがついた。
望夢が急に言葉を発した。
「それって嫁いびりのひとつじゃない?」
玲花は苦笑いをした後は
この話をしようとはせずに、3人で談笑していた。
お義母さん以外は食事を終えて
玲花はキッチンを掃除して
明日の準備をしていた。
そして
いつもなら残飯を処理して
部屋に行くが、それをせずにキッチンを離れた。
そして、家の全ての電気を消して
1階のリビングに座っていた。
リビングは壁一枚ある感じで
キッチンからは死角になっていて見えないから
玲花が待つ場所としては最高の所だった。
玲花が座っていると
リビングの方に光が漏れてきた。
キッチンを見るとお義母さんが
誰にも気がつかれない様にか
電気も必要最低限にして付けていた。
玲花はお義母さんの姿を携帯に収めながら
見ていて安心していた。
少しでも食べてくれれば
絶食状態の心配はいらないからだ。
そしてお義母さんは
ご飯を口にしてくれた。
玲花はお義母さんが
食べ物を探しにくると思い
わざとご飯とおかずを処理しなかった。
そんな日が2日間続いた。
そして、3日目の夜にいつも通り
ご飯をよそおうとして炊飯器を
開けたが…中は何もない。
冷蔵庫を開けても、おかずもなく
飲み物すらない。
玲花はお義母さんが
2階の寝室に戻るのを見ると
隠しておいた物を全て戻した。
玲花は念のためと
証拠保全のために
毎夜お義母さんを見ていた。
それから玲花は部屋に戻る日々。
玲花は嫁いでから数日は用心し
ソファーで寝たりしていたが
望夢は一本も手を出す事はなく
平穏な毎夜を迎えいた。
玲花は
「あなたの目的は何なの?
全く心理が読めないわ。」
眠っている望夢に玲花は
そう呟いた。
次の日
玲花は5時位に目を覚ますと
着替えとメイクを済ませると
キッチンに向かった。
そして
玲花が階段を降りている途中で
キッチンから物音がして
階段から覗いてみた。
そこには
あまりの空腹に限界からか
ウォーターサーバーの水を
コップ1杯飲んでいる物音だった。
お義母さんは
「お腹空いて眠れないわ。
このままどうなるの?」
夜中に冷蔵庫を見た時
何も入ってなかったからか
中を見ずに1階の部屋に行った。




