玲花と智希
2012年10月14日掲載
2014年02月12日編集開始
2014年02月12日編集終了
AM5:00
玲花はいつも通りに目を覚ました。
ベッドからおもむろに立ち上がり、
水色の遮光カーテンをゆっくりと開けた。
まだ、朝日が昇る前だからだろう、
玲花はそんな薄暗い外を眺めていた。
玲花は、洗面やメイクを終えて
私服に着替えてローファを履き外に出た。
この時は、まだ6:00くらいだった。
朝日の光があたりを明るくしている時間帯に
智希がバイクに乗って迎えにきた。
玲花は智希の後ろに乗り、
腰に手を回し前で手を組んだ。
そして、10分くらい走った所にコンビニがあり、
そこに寄り朝食を買う、いつも通りの日常だった。
学校に向かって、学校に入り、駐輪場に駐車すると
2人は校内のエレベータで9階に行く。
9階は屋上があるが、朝の屋上入口は施錠されてて
生徒や講師達も来ない絶好の場と言える所だった。
試験や検定の勉強などに追われていて、
出かけることが難しい2人には階段がある所まで
校内を歩いて行き、座り買った朝食摂るのが日課。
そして、二人してBeauty Medical学科に行く。
8時30分この時間になると、他生徒も登校してくる。
玲花の親友澪夢は智希と教室にすで来てた。
澪夢の後ろに玲花は座り、智希は玲花の隣に座る。
澪夢
「今日もいつも通り同伴登校、入室ですか。」
呆れた感じとうらやむ感じで二人に言う。
玲花
「同伴って…。澪夢も彼氏が出来れば分かるよ、
この大変さがね。そうだよね、智希。」
智希
「あぁ。逢う時間を作るのが大変だって。」
澪夢
「二人は険悪な雰囲気になったことなんて?」
玲花・智希
「ないな~。」
相性が合ってるように言葉が被る。
そして、目を見合って微笑み合う。
澪夢
「こんな姿を週5で見てれば分かることだよね。
何か…自分が悲しくなっちゃうよ。」
澪夢は笑顔でこんなことをいつも言っている。
そして思い出したように澪夢は言った。
澪夢
「あっ、そうだった!
昨日、各学科の顔合わせ誘われたんだけど…
一緒に行かない?」
玲花
「顔合わせって言っても…
あれって一種の合コンみたいなものでしょ。
彼氏とか彼女作る目的の。」
澪夢
「お願い!数合わせで、人助けのつもりで。
頼めるのはね、玲花しかいないの。」
智希を気にしながら、澪夢の頼みを聞いていた。
智希も玲花に何か言いたそうな感じではなかった。
玲花
「でも、無駄な期待をさせるのも…。
かえって失礼じゃない、そうでしょ。」
澪夢の目線は今まで玲花を見ていたが、
智希に向けられ、2人は顔を見合い、息をついた。
そうして、智希が口を開いた。
智希
「玲花、行ってやれよ。
何を聞かれても軽く流すか、
空気のように居るだけでいいみたいだからさ。」
ひとつ軽く息をついて言う。
玲花
「分かったよ、行くから。
その代わりにフォローしてよ、澪夢。」
智希に言われて仕方ないな~という感じで言う。
澪夢
「大丈夫、安心して。
じゃあ、玲花帰りにメイクよろしく。」
そう言って、
澪夢は教室を出て顔合わせ参加を伝えにいった。
そんな姿を玲花は智希を見て苦笑いをしていた。
智希
「そう言えば…ここって何学科があるんだっけ?」
玲花
「確か…
Beauty Medical学科に医学部医学科、看護学科、
Beauty学科、Esthetic学科かな。
それで、それぞれ独立してる感じかな。」
智希
「あれっ?そんなあったっんだ。」
玲花
「智希はこの学科に入るって言って、即決してた、
学校雰囲気、学科は気にせず、目もくれずだった。
顔合わせは交流授業で、目当てが居ると組まれる。」
智希
「目当てね。
学校の事はここ位しか無かったってのもある。
だけど、自分と玲花の…。」
智希は言ってはいけないと思い言葉を止めた。
玲花は智希の言いかけの言葉で察したのか…
その続きを問うようなことはしなかった。
智希
「ところで、顔合わせってどんな感じのものなの?」
智希は玲花の事を話題を変えた。
玲花
「全学科の男女数人単位で集まって、食事する感じ。
智希は誘われたこと無い?」
智希
「前に1回あったけど、よく分からなかったし、
忙しい期間だったから断った。
意味分からないものは参加しない方がいいし。」
玲花 智希
「そっか…。」 「玲花、鍵。」
玲花
「ありがと。メイクだよ。」
玲花は微笑みながら、鍵を渡した。
そう言って、智希は教室の外にあるロッカーから
2人分のメイクバニティを取り、玲花の机に置いた。
智希
「はい。」
玲花は不安そうに智希に言った。
玲花
「ねぇ、智希も一緒に来ない?
何となく、心配なんだよね。」
智希
「じゃあ…」
「今日に決まったから。前言ってた集まり。」
智希の友達が近づいて言った。
智希
「だって。」
玲花は苦笑いしていた。
智希
「あいだ見つけて抜けて行くから。」
玲花はうなずいた。