お義父さんの態度
夕方になり、家の朝と夕の2回目の掃除を終え
家政婦とお手伝いはキッチンへ歩いてきた。
玲花はふと思ったことを聞いた。
「そう言えば
お二人は何時までの勤務なのですか?」
お手伝い
「私は夕食を作り終わるまでです。
時間は…6時までです。」
家政婦
「私は後30分後に帰ります。」
玲花は時計に目をやって時計を見て
言った。
「30分後は…5時30分までの勤務ですね。」
家政婦は夕食の下準備を終えてから
きっちりと定時の時間に帰宅していった。
お手伝いは家政婦が帰ってから玲花に
話しかけてきた。
「以前は何を言っても
家政婦は手伝ってくれなかったわ。」
玲花はお手伝いの方を見て
その言葉に苦笑いをした。
お手伝い
「玲花さん。」
玲花
「何でしょう?」
お手伝い
「お義母さん大丈夫でしょうか?
何も口にしていませんよね?」
玲花
「私が帰って来た時
シンクに何か注いだコップがあって
お義母さんが小走りで部屋に戻られたの。
空腹に我慢できなかったかと。
だから、心配は要りませんよ。」
玲花は淡々と少し呆れるような顔をして
お手伝いに伝えた。
お手伝いが帰ってから
玲花はダイニングで立ちながら
これからの事を考えていた。
その時に。玄関の鍵が開いてドアを開ける
音がして、玲花はドアの前まで出て行った。
玄関にはお義父さんと望夢の姿があって
玲花はお義父さんに軽く頭を下げた。
2人はそれぞれ着替えるために自室に戻り
玲花はその間に食事を準備していた。
玲花はお義父さんを呼びに行くために
部屋の前に行き、ノックをしようとした。
その時に2人の声が聞こえてきたので
玲花はノックをするのを止めた。
だが、部屋から「あの人は…」と聞こえて
部屋の前から玲花は離れられなくなり
立ち聞きの形になってしまった。
ずっとベッド上にいるお義母さんに
お義父さんはこう言った。
「具合でも悪いのか?」
お義母さん
「違うわ。
今朝の食事が原因よ。」
お義父さん
「何だ、満足じゃないのか?
朝食のこと事だって、朝早くから起きて作り
嫁としての仕事をこなしている。」
お義母さん
「上辺だけよ。
食事を持ってきても
食べられなくされる様な感じだったの。
そして、裏ではお手伝いを手玉に取って
私のことは気にすら止めない。」
1回もお義父さんを見ずに冷たく言い放つ。
お義父さん
「お前、あの人って言うな。
望夢と結婚したんだ、嫁だろ。」
お義母さん
「あなたはあの人の味方なの?」
話すのも嫌そうに言った。
お義父さん
「味方とか、じゃないとか
そういうことじゃないだろ。」
お義父さんは部屋を出ようとした時
「何であの人を責めることをしないの!」
そうお義母さんが怒鳴った。
お義父さんが部屋から出ると
玲花が廊下に立っていた。
そして
「気にするな。
こうなるのも予測済みだったんだろ。」
玲花にそう言ってキッチンに向かった。




