両家の親の違い
2012年12月13日掲載
玲花たちを乗せた車は専門学校の前を
通り過ぎて、その先を進んでいく。
玲花が『はっ』としたのと同時位に
望夢が玲花の鞄を指して一言発した。
望夢
「玲花のご両親に挨拶に行くから
電話しろ。
この時間なら母親の仕事が終わる頃に着くだろ。」
玲花
「そんな急に…。
なんで前もって言わないの?」
望夢
「合わせろみたいなこと言われたんだろ、
会って言葉を少し交わすだけだ。」
玲花は額に左手の平を当てて
また、大きなため息をついた。
玲花は仕方なく鞄から携帯を取り出した。
希菜歩
「玲花?」
玲花
「今、まだサロンに居る?」
希菜歩
「これからcloseに札を変える所だけど…?」
玲花
「…これからそっちに挨拶に行くことに
急遽決まったの…。」
希菜歩
「はっ?
前もって言ってくれないと困るじゃない。」
玲花
「一番困ってるのは私。
急に挨拶に行くって言われたり
予想外のことが起きて身体だけが走ってる状態なの。」
希菜歩
「…分かった、
とにかくサロンのカウンセリングルームに来て。
待ってるから。」
玲花の言った言葉に違和感を感じながら
電話を切った。
結局、希菜歩と望夢と玲花の3人で
10分くらいの話し合いで終わった。
そして
玲花は車に乗って望夢が言ったことを
頭の中で思い出していた。
希菜歩
「私…てっきり」
そう言って玲花の顔を見た。
望夢
『智希さんとは親しい友人としてだそうで
僕とは恋人としてお付き合いをさせてもらい
ここまできました。』
玲花は智希という言葉を聞いて
毎日、毎日見に来てたのを思い出した。
それからは
軽く気持ちは落ちていた。
PM9時30分
2人は実家を出て
Dreamカフェで夕食をした。
夕食をしてる時でも
2人共に何も話さなかった。
そして
望夢が家まで運転してしている間
玲花は外を眺めていた。
何故なら…
望夢の家には行ったことがなかった
からだった。
玲花が外を眺めていると
セキュリティがしっかりした玄関前に車を駐車した。
玲花は望夢の後ろに付き
庭を歩いて玄関前まで行った。
そして、玄関の前で挨拶をしてから
上がるとお義母さんが奥の部屋から
出て来た。
玲花を横目で腕組みして見ると
挨拶しようとしたら…奥に戻ってしまった。
望夢が階段を指差したと思うと
望夢は玲花の手を引いて上がって行った。
キングサイズのベッドが2人の部屋に
置かれていた。
その理由を聞こうとした時には
望夢は部屋を出て階段を下りて母親の居る
部屋に行った。
望夢
「何であんな態度取るんだよ…?」
望夢は疑問に思ったことを聞いた。
母親
「自由にしていいって言ったけど
あんな暗い人を家に上げるなんて…。
父親が医師だってだけで選んだの?」
母親は玲花を【人】と言って嫁として
受け入れようとしていなかった。
望夢
「それはたまたまだって。
何度も同じ事を言わせないでくれよ。」
望夢は玲花の両親のことなどを
母親に話していた。




