望夢の策略
2012年11月20日掲載
ー13:00ー
玲花は本当に澪夢はこのままでいいのか?
そう悩んでいた、結論が変わることがないのに…。
お昼から降りだした雨は止む気配はなく
何故か哀しい気分の玲花を雨が余計に哀しさを倍増させた。
こんな風に憂鬱な気分になる事は滅多にないのに…
と思いながら窓辺に肘を付き、空を眺めていた。
そんな時、玲花の携帯が鳴った。
ディスプレイには知らない番号が表示されてたが
少し躊躇したが応答に触れた。
玲花
「はい…。」
???
「………。」
電話口の相手は何も言わないが息づかいは聞こえる。
玲花も黙って相手が話すまで待っていた。
電話口の相手は優しい声で沈黙を破った。
???
「切らないで…聞いてくれる?」
玲花はその声で相手が特定できたから
誰なのかを聞かずに話を続けた。
玲花
「佐々木さん、私からもお話しがあるの。」
望夢
「じゃあ…外で話すことに。」
玲花はそれを了承して
学校の校門前で待ち合わせをして
玲花は車を近くに駐車して望夢が来るのを運転席で待っていた。
5分位で望夢がバイクに乗って
校門前に付けたのを見ると、車から降りて望夢に近づいた。
【Eternal】
玲花はアイスティー、望夢はコーヒーを注文して
2人は飲み物を口にした。
最初に話を始めたのは…
玲花
「話したいことってなんですか?」
望夢
「玲花さんと出会ってから
今まで一方的な感情を押しつけてばかりで…。」
玲花は望夢の態度がいつもとは違うと
素直になっても警戒心は解かなかった。
玲花
「それで…。」
望夢
「今までの事は分かってる。
でも…諦められなかったんだ。」
玲花は望夢から目線を外し、下を向いていた。
玲花は気持ちの整理をしたくて
望夢に「外すわ…。」と言だけ言って席を外した。
玲花はこの時望夢の左口角が上がったのを見逃した。
玲花は内心冷静を保っていられるか不安だった。
何故なら、あんな風に謝ってくるのは想定外だったから。
玲花は深呼吸して平然とした姿で戻ってきた。
玲花は心を落ち着かせる為に
アイスティーを口にした姿を
望夢は微笑みながら見ていた。
玲花
「何で…微笑んでるの?」
望夢の視線に気が付き聞いてみた。
望夢
「可愛い感じだったから…。
それと、やっぱり…俺と一緒にいても
笑ってはくれないんだなぁって思ったんだ。
自分がしたことを思えば当たり前なのにな。」
望夢は今までの事を思い出しながら
一つ一つを玲花に話していて…
まるで、時間を稼いでいると玲花は感じていた。
でも、朝からのだるい感じ抜けなくて
いつもの様に立って出ていくという行動を取れずにいた。
そして、思い出したように望夢が言った。
「そう言えば、玲花さんが話したいことって…。」
玲花
「あぁ…。
言いたい事は同じだったの。
もう解決済みになったからいいの。」
玲花はだるさがあるのに、朝から無理したからか
だんだんと目の前がぼやけてき始めた。
そこで
玲花の記憶は途切れた。




