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???の書 1ページ (街 キャラ 血縁の紹介)


『血縁者』


神話の中の生物の血を引き、その力を使えるようになった人間


その街に伝わる神や獣、妖精や(あやかし)などの神話の力を扱うが、ごく稀にその街の神話に全く関連のない力を使う者が生まれる事もある


血縁の力には遺伝子が大きく関係している事が分かっており、両親の遺伝子が子供の力に対して大きく影響するが、生まれてくる子供が確実に親の力を引いている訳では無い


同じ血を引く血縁者であろうと血縁の力は全て同じではなく、その力の一面だけしか使えない事や、同じ武器を生成しようが、形にばらつきがあったりする事がある


血縁者にはランクがあり、それは以下の通り


SSSランク: 世界を滅ぼす可能性のある血縁者


SSランク: 1つの街を滅ぼす可能性のある血縁者


Sランク: Aランクの血縁者100人ほどの力を持った血縁者


Aランク: 殺傷性のある血縁者、多くの血縁はこれに分類される


Bランク: 殺傷性の無い血縁者


Xランク: 詳細が不明な血縁者 とある街の血縁者の多くはこれに分類される



『ブラックリスト』


危険な血縁の力を統制するための書物


これを作ったのは『神光(しんこう)の街』であり、人類を滅ぼす可能性を持った血縁の力を指定する事により、その力を持った人間達を全国に指名手配する事が出来る


血縁者を捕まえた者には大量の手当が『神光の街』から出る事になっているが、これには家族や友人を売るという非人道的な行いをさせてしまうという問題がある


しかし、『神光の街』は人類を守るためには致し方なしと諦めている


捕まった人間は即刻処刑されるため、受け渡すのは死体でも良いが、その場合は、その人間がブラックリストの血縁者であるという証拠がいる


死体を利用する血縁者がこの世に存在するため、その死体は遺族達に返される事はなく、『神光の街』の地下に厳重に保管されるため、遺族からの不満を多く買っている


『神光の街』から出る手当は以下の通り


・毎月金貨80枚の手当


・水道代 魔代 生涯保証


・特別な地位の獲得


・土地の永久保証


・他街へ無料で渡れるパスポートの発券



『血無し』


血縁の力を持たずに生まれた人間


ごく稀に生まれ、どんな街にでも出生する


何故そんな者が生まれるのか原因は不明


血縁の力を持たない者として就職や家族内での問題などがあるため、国からの補償は下りるが、それは月に金貨10枚ほど


しかし全てが悪いという訳ではなく、他人の心を揺さぶる声や、他者との共感性が高いなど、血縁には無い特別な力を持っている事が多い



神態(しんたい)


自らの人間の細胞を死滅させ、神の細胞を増殖させる技


そうする事により、人間の肉体では耐えきれない音を超えるスピードや攻撃力などを得る事が出来る


しかし人間の細胞を死滅させているため、自らの寿命を大きく削るといった自らを省みぬ行為である


そのため、窮地に追い詰められた時以外は誰も滅多に使われない


ごく稀に生まれつき、神の細胞を多く持ったまま産まれる人間がおり、その場合は通常よりも血縁の力を大きく強大に使えるが、その強大な力を上手くコントロールできなかったり、それが原因で短命になったりする



『神光の街』


この無名の国の最南に位置する街


この街に伝わる神話はギリシャ神話


ゼウスなどのランクSSSの血縁者が多く存在する街であり、世界を滅ぼす可能性を秘めている街


そのため、一時期ではブラックリストにゼウスなども入れるべきではないかと言われてはいたが、抑止力となる事によってその責任は回避している


この街は血縁者主義なため、ゼウスなどの神は年齢に関係なく、多大な地位を手に入れる事になる


そのせいで世代によって政府の意向が様変わりするが、ある程度知識を持っていないと進めない地位というものもある


そんな血縁者主義なため、望んだ子が産まれなかったという理由で虐待などが相次ぎ、この街は世界で一番ソシオパス(サイコパスの後天的なもの)が多い街として知られている



眼黙(がんもく)の街』


『神光の街』の西側に位置する街


この街に伝わる神話は、ギリシャ神話と北欧神話


ギリシャ神話と北欧神話の血縁者が多く産まれる街ではあるが、何故かSランク以上の血縁者は滅多に産まれない


Προστατέρ『プロスタッテー』といった警察の様な部隊があり、街の平穏を日々守っているが、血縁だけで地位を得た『神光の街』の捜査員を毛嫌いしている者が多い


この街にはギリシャ神話のシオピーと呼ばれる女神の逸話が強く根付いており、女性は産まれてすぐに右目を赤い糸で縫うと、穢れなく生きられるという迷信に近いものが残っている


この街の最大の特徴は、なんといってもブラックマーケットがあること


人身売買や臓器売買、闇医者の治療行為など、一般的には非合法な行為がされてはいるが、法律の『個人血縁の尊重』による行為と言い、無理やり合法にしているため、プロスタッテーも手を焼いている


しかし最近起こった大規模テロが原因で、後日『神光の街』の全勢力を持って、ブラックマーケットを制圧する事が決まった



新鏡(しんきょう)の街』


『眼黙の街』の北西に位置する街


この街に伝わる神話は北欧神話


『ドルイド』『巨人』『神』といった様に勢力が3つに分かれている街


『ドルイド』は少数ながらも自然と共に生きるといった、今ではほとんど無い宗教に近い行いをしているが、最近の神の勢力による自然伐採の事によって悩みを抱えている


そのため、神の勢力を削ごうととある儀式の準備をしている


『巨人』の勢力のほとんどは、巨人の血縁として産まれ、王都を追い出されたはぐれもの達の溜まりだったのだが、ある1人の少女の手によってその者達は統制され、今では神の勢力を脅かすほどの存在になっている


今はある理由により、王都を攻める計画を立てている


『神の勢力』は、今では大変珍しい貴族性の勢力であり、血縁の力が神話で活躍した者ならばどんな者であろうと地位を得る事ができるが、逆に後継が北欧神話で活躍していない、もしくは北欧神話では無い場合は、どんな理由があろうと地位は剥奪される


貴族の中でトップはやはり、北欧神話の最高神、『オーディン』であり、オーディンの血縁者にはどんな幼子であろうと王の地位が与えられる


しかしオーディンの血縁者のほとんどは自殺をしたり、狂乱したりなどあまり良い歴史は無く、前の国王は『神光の街』へ逃げてしまい、急遽その息子である『オーディン』の血縁者が現国王である


しかし、それは表向きなだけであり、現国王はオーディンの血縁では無い



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



悠翔(はると)


年齢:18歳(成人)


出身街:神光の街


髪の色:短い黒


眼の色:赤が混じった黒


身長 172cm


体重 72kg


好きなもの:神話 鍋物の白菜 本 キャンプ あの人


嫌いなもの:虫 心臓に悪い行為 ガタイの良い男 痛み 孤独 怒鳴り声 ギリシャ神話の血縁者(特にゼウス)



神光の街に生まれた男性


本人が言うには少し金持ちの家に産まれ、自由に生きてきたらしいが、その実態はソシオパスであり、家庭になんらかの闇を抱えていたらしい


ある期間に学校に行かずに神話の本ばかりを読んでいたためか、かなり神話に詳しく、その街にしか伝わっていない神話などにも精通している


過去などは誰にでも明かしておらず、昔から悠翔を知っている人達は悠翔に殺されたため、その過去を知る人物は今はほとんど生きていないが、過去に『神光の街』からブラックリストの保証を受けている事は明らかになっている


性格はかなりの屑であり、人を騙すことを何とも思わず、陥れる事はどちらかと言えば美酒と感じるほど


しかし解離性同一性障害の多重人格を患っており、様々な性別の人格が心の中で蠢いてはいるが、非憑依性と言われ、ジキルとハイドの様に人格を乗っ取られる訳ではなく、自分で人格をコントロールする事が出来る


本人が言うには、人格を変えている最中は真っ暗闇の中に細く白い糸があり、その糸が結び付いた人に人格が変わるそうだとか


常に身体中に自分の力の枝を蠢かせているため、人間の細胞よりも神の細胞の方が割合が多く、そのせいで短命ではあるが、本人は承知の上である



血縁


《Μαραμένο[マラメノ]》 ランクA


神話:ギリシャ神話


植物の侵食を抑える枯死の女神であり、全宇宙を旅した旅の女神でもある


この血縁者は何かに縛られる事を拒むようになり、旅に対する欲求が増して行く



『枯れ蔓』


この神の血縁者は、赤黒い枯れ蔓(悠翔は肉蔓と呼んでいる)を身体中に生やす事が出来る


その枯れ蔓には炎や光、水などの自然系統な物を吸収する事ができ、吸収した物を閉じ込めた花を蔓に芽吹かせる事が出来る


その花を咲かす事によって閉じ込めた物を瞬時に放出する事が出来るが、花の中に閉じ込める量には限界があるため、最大限に炎を花の中に溜めたとしても、目眩し程度にしか使えない


液体をろ過し、液体の不純物を取り除く事などもできる


この力は枯れた植物を自在に操り、また、水や光を枯らす者として恐れらていたというマラメノの逸話から来ている



『旅人の勘』


マラメノの血縁者達は直感に優れたおり、日常生活でも勘で物事を決める癖が付く


旅に関しての知識に関しての情報の記憶力が上がり、方角やどれくらいで雨が降るなどが勘で分かる


その精度は旅に関する事ならば絶対に外さない


この力は全宇宙を旅し、予測困難な天候などの中で勘を頼りに生きていたという逸話から来ている



ここまでが表向きのマラメノの力であり、ここからは悠翔がとある行為を行って得た力



神喰(しんぐい)の枝』


ある条件を満たす事によって、体に肉蔓とは違う枯れた枝を生やす事が出来る


その条件とは・・・血縁者を喰らう事


他の人間のDNAを取り込む事によってその物を枝の中に取り込む事ができ、取り込んだ血縁の力を添木をする様に自らの力として扱う事が出来る


そのストックには限界はなく、取り込めば取り込むほど力は増えていく


この力が表に出れば確実にマラメノの血縁はブラックリストに入れられてしまうため、この能力を表に出ない様に悠翔は目撃者を残さない様にしている


取り込んだ人物の体は一本の枝に変換されるが、何故か口や目だけは残る


自分の体の一部を枝に変換することもでき、悠翔は心臓と脳は胸の奥に枝として何十にも枝で包んで保管している


逸話は無し


取り込んでいる血縁の力は以下の通り


・パラス 才能と美と魅力の神


・エマプローショポ 人探しと大地の女神


・シオピー 磔と子殺しの女神


・スカジ 氷とスキーの巨人


・アスクレーピオス 医療の神


・ヘイムダル 聴覚の神


・トール 巨人殺しの戦神


・トール 豊穣の神


・カークス 炎の巨人


・マラメノ 枯死と旅の女神


・レオン 無名の巨人


・スコータス 不認の宝物庫


・アシュヴァッターマン 不死身の戦士


・ノート 夜の女神


・メリ 海炎の女神



『宇宙の汚染』


マラメノの枝から出す事が出来る宇宙の汚染物質


この物質を吸引した物は瞬時に様々な臓器に発癌し、細胞は内側から壊されていく


他者に吸引させた後、任意のタイミングでその汚染物質の活動を再開させる事ができ、活動を再開させない限りは人体には無害


しかし、体には永久的にその汚染物質は定着する


逸話は無し



(かなで)


年齢:15歳


出身街:根国(ねのくに)


髪の色:首まで伸びる黒


瞳の色:潤んだ黒


身長 152cm


体重 42kg


バスト:A


好きなもの:イチゴ アイス 優しい味のする食べ物 故郷 悠翔さん ルーナさん 優しい人


嫌いなもの:横暴な人 自分 嘘 死



根国に生まれた少女


生まれ付き神の細胞を体内に多く持っており、ある事をきっかけに、自分が短命であると自覚してしまい、自分の存在とはなんだろうと、幼いにも関わらず悩む様になってしまう


その後、誰かの役に立とうと必死に奮闘するが、故郷では誰かの役に立つ事ができず、自分を役立たずだと決めつけてしまった


そうした結果、短い人生の中で幸せと思える事を増やそうと涙を流しながら決め、自分の家の家宝を無断で持ち出し、嘘を付いて旅に出た


その後、家宝を高く売ってくれる人や親切にしてくれる人と縁を繋ぎ、無駄使いせずにそのお金を使って行き、最終的には自分を大切にしてくれる存在を求めて南に進み、自分の全財産が尽きた頃に『神光の街」に到着し、そこで自分の事を大事にしてくれる存在、『悠翔』と出会った


そのおかげで心の中に平穏を手に入れるが、『死への恐怖』といった闇は抱えたままである



血縁


『大国主[オオクニヌシ]』 ランクSSS


神話:古事記


ある国を作った神でもあり、薬学や縁結び、子宝などとても幅広い神格を持った神


この血縁者は、性欲と子孫繁栄の考えが強くなる



『知識の医薬』


この力を解放させて他者を見ることで、その人物の病状が分かるようになり、その病状に対してどんな薬が効くかや、その薬の作り方も熟知する事が出来る


この力は、鮫に尻を噛まれた兎を治療したという逸話から来ている



『縁結びの瞳』


この力を持つ事により、他者との縁を認識することが出来るようになり、他者と自分の縁を意図的に繋ぐ事もできるようになる


3つ目の力に隠れがちだが、この能力を持っていれば、働き口に困ることも無く、何らかの問題に当たった時に、その問題を解決出来る人と縁を繋ぐことが出来るといった非常に優秀な力


この力は、自分と婚約出来る者を探し、そしてそのもの達と次々と縁を結んだという逸話から来ている



『繋がる血筋』


この力を持つことにより、自らの子供が両親の能力を確実に引かせて生まれるという、1人の人間に複数の力を持たせることが出来る強力な力


そのため、世界を滅ぼす可能性があるとしてブラックリストに入れられている


しかしこの能力が無ければBランクといった血縁なため、去勢をすれば問題はないが、皆がそうする訳では無く、『神光の街』でもその力を悪用しようとする者もいるため、『神光の街』に居る事が完璧に安全とは言い難い


そのため、悠翔は神光の街に引き渡す事は考えていない


逸話は無し



『ルーナ』


年齢23歳


出身街:新鏡の街


髪の色:肩まで伸びる銀


瞳の色:翡翠色


身長 170cm


体重 62kg


バスト:C


好きなもの:ケーキ 奏ちゃん 妹


嫌いなもの:男 穢れた女 うざい客 しつこい客 自分の誕生日 悠翔 白 猫を被った自分 髪についた精子



新鏡の街の貴族として生まれた女性


貴族として生まれたは良いが、自分の血縁は北欧神話では無かったため、長女でありながらも後継からは外され、後継になるはずでは無かった1つ下の妹がその家を継いだ


しかし妹はルーナの事を好いており、周りの言葉や目など気にせず、ルーナを他の街の買い物や遊びに連れまわし、ルーナ自身もそれは幸せだと思っていた


けれど16歳のある日の夜、裏の連続強姦グループに捕まってしまい、その日の夜、8人の男たちから何度も回された


その後、殺される寸前でルーナは神態の力を使って全員を磔にし、その場から妹を連れて逃げ、プロスタッテーに保護された


その後、自分は似た体格の男を見れば過呼吸になる程度で済んだと思っては居たが、妹はそうは行かず、男を見る事でフラッシュバックを起こし、胃の中の物をぶちまけ、パニック状態になっていた


そうした生活を送って行った結果、見る見るうちに妹は痩せていき、それと同じように気力も参っていってしまい、ルーナが17の誕生日を迎えた日にタオルとドアノブで首を吊って自殺した


その後家族から『跡継ぎが死んだのはお前のせいだ!』と家を追い出され、金も宛もないまま眼黙の街をさ迷い、裏のソープに何でもすると言い、金を稼ぎ始めた


何故身を売ってまで生きるようとしたのは、妹の『自分の分まで生きて』と書かれた遺書を読んだため


その後、胃の中の物をひっくり返しながらも生き続け、人気を得るために様々な研究をしたりした結果、裏ではかなり有名な女と知られていたが、それとは別に裏ルートに通じる、運び屋として副業をしていた


何故そんなに事が出来たかと言うと、男達が行為の後に自慢げに自分達の話を覚え、それを元にしてルートを確保していた


それとも別に、『切り裂く者(リッパー)』と呼ばれる殺人鬼の1面も持っていた


裏で生活していくうちに、何故自分を穢れた女と罵倒してる奴らが、誰かとセックスしてもなんとも思われずにのうのうと生き、どうして自分だけが苦しんでいるんだと悲しみと怒りを詰もらせて行き、最終的には穢れている女を殺そうと言う狂気の沙汰を及ぶ様になった


悠翔と旅を続ける中でもその怒りは消えてはいないが、自分が人を殺せば奏に迷惑がかかると思っており、それは抑制している



血縁


『Σιωπή[シオピー]』 ランクA


神話:ギリシャ神話


磔と子殺しの神でもあり、とある泉の守り神でもある


この血縁者は子持ちの女性に対して強い嫌悪感を抱くようになり、自身の穢れについて過敏になってしまう



『磔の神眼』


この力を持つことによって右眼に特別な力が宿り、他者を一定時間眺め、その力を解放させる事によって、効力を発動する


効力を発動すると、自分の視界内に居る1人を空中で磔にし、動きを止めるというもの


しかし力で生み出したものは磔には出来ないため、体を血縁の力で生み出したものを纏う者には効果はない


磔にしている最中に、瞬きやその者から視線を少しでもずらしたりすると磔は解除されてしまうため、以外にも発動を維持するのは困難


そういった強力な力だが、現在では右眼を悠翔からくり抜かれたため、使用できない


この力は、母とその恋人の2人を神眼を持って磔にし、2人の腹を捌いて、落ちた臓物を泉に捨てた逸話から来ている



『聞こえない足音』


この力を持つことにより、一定空間内に見えず認識できない膜を張ることができ、その中に入ったものから発される音は全てシャットアウトされる


この力は、毎朝自分を起こしに来てくれた母の足音が聞こえなくなったのを悲しんだ逸話から来ている



『神殺しの神骨(しんこつ』


この力を解放させる事によって、銀色の短剣を生み出すことが出来る


その短剣自体にはこれといった効力は無いが、恐るべき特徴はその強度


なんと街を1つは吹っ飛ばせるほどの威力を持つ、『アダマス』の一撃を耐えるほど


この力は、[シオピー]自信が生まれた泉に自分の骨を投げ入れ、それを代償に、神を必ず殺せる武器を願った逸話から来ている



(らい)


年齢:26歳


出身街:眼黙の街


髪の色:短い金色


瞳の色:燃えるような赤


身長 176cm


体重 89kg


好きなもの:姉ちゃん 肉 認めたくないが戦っている時

誰かのために仕事を出来ている時


嫌いなもの:父親 上司 犯罪者 姉ちゃんを馬鹿にする奴ら 悪



眼黙の街に生まれた青年


生まれた家庭は虐待が日常茶飯事であり、8歳の頃に姉と共に父親から殺されかけるほどの虐待を受けたが、母親の勇気ある通報により、父親は逮捕された


その後、心の傷を癒しながらゆっくりと生活を続け、7年生(中学一年生)の時に、姉が通うある学校へ入学した


しかしその学校では血縁によるスクールカーストが起こっており、その虐めの被害者が姉だった


血縁の力の発現が遅く、血縁に関する授業はつまらないとサボっていた時に、姉が虐めの対象である事を知った


その後、強い怒りと共に血縁の力を発現させ、学校で殺人事件を起こしてしまった


そうした結果、学校は退学になり、犯罪者になりそうになったが、殺した女性の親から進められ、プロスタッテーの特殊制圧部隊White criminals[穢れなき罪人達]という部隊に最年少で就職した


その後、5年間特殊部隊で裏の危険な部隊を潰す仕事を始めた


人を殺す事に心を痛めながらも、家族に迷惑を掛けたくないと言った理由で血反吐を吐きながら努力し、自分に課せられた期間を全うし、とあるツテから『プロスタッテー』に就職した


その後、『プロスタッテー』内で上司を殴ると言った行為を2度に渡って起こすが、貴重なSSランクの血縁者なため、給料を引かれるだけで済んでいる


ヒナノとは6年間の仕事仲間であり、真っ直ぐだが何処か脆いヒナノの性格に惹かれては居たが、恋愛的な好きではなく、愛情的な好きであるとは本人は思っているが、下心が一切ないと言えば嘘である


その後悠翔達と出会い、姉を取るか恋人を取るかと言った人生で最大の選択をするが、それは恋人を取り、姉を見捨てる様な形になったが、姉はそれを許してくれた


しかしその後、街でテロが起こり、姉とヒナノを守るべく血縁の力を解放させるが、様々な銃器や力により重傷を負い、生死の境を彷徨ったが、一命は取り留めた


が、その後悠翔から磔にされ、汚染物質を体内に打ち込まれて死亡した



血縁


『Tor[トール]』 ランクSS


神話:北欧神話


最高神『オーディン』の息子であり、北欧神話最強の戦神である


この血縁者は、人よりも数倍の力を得て生まれ、その力に似合う荒々しさと頑丈さを持つようになる



神力の帯(しんりきのおび)


この力を解放させる事により、白い力帯を生み出す事が出来る


それを身に纏う事により、巻き付けた者の身体能力を3倍程に増加させる事が可能と言った単純かつ強力な力


この力は、戦鎚『ニョルニル』を振り回すために使う武具の1つという逸話から来ている



『戦神の小手』


この力を解放させる事により、両腕に対の銀小手を生み出す事が出来る


この力で生み出された小手には巨人の血縁者に対して強力な特攻効果があり、巨人の血縁者に対しては敵無しの強力な力を持つ


巨人の血縁者以外に対しては効果は無いが、トールの力では壊れない様な強度なため、腕に付ける事によって全力の力で敵を殴り付けることが出来る


この力は、戦鎚『ニョルニル』を振り回すために使う武具の1つという逸話から来ている



『エレナ』



年齢:28歳


出身街:眼黙の街


髪の色:長い赤


瞳の色:輝く金色


身長 163cm


体重 51kg


バスト:B


好きなもの:雷とお母さん ヒナノ お肉 人と話す事 ヒナノとのお泊まり会 ヒーロー 料理


嫌いなもの:お野菜 虫 



眼黙の街に生まれた女性であり、雷の姉である


普通の家庭に生まれ、楽しくすくすくと成長している中、自分が姉になるという事を幼いながらも知り、母から言われる通りに、弟を守れる存在を目指すようになる


雷が生まれ、姉としての責任を持って暮らしていたが、自分が8歳の頃に父親が失業してしまい、毎晩酒を飲んで暴れる、凶暴な父親に変貌してしまった


何故か雷に対して当たりが強い父親から雷を守るべく、自分が殴られる事など気にせず、雷を守っては居たが、自分が10歳の頃に父親に殺されかけるほどの虐待を受ける


その後病院で治療を受け、保証を貰って自由と平穏を手に入れたが、学校に進学した後、自分の血縁が街では大変珍しい『トール』だと言うことを知らされた


しかし血縁の力を使うとアレルギー症状が出てしまう体質なため、血縁の力を使うべきではないと言われた中、スクールカーストのトップにいる者達から狙いを定められてしまった


最初は机の上に虫の死骸を置かれる事や罵倒だけですんだが、それを無視していく中でだんだんと虐めはエスカレートして行き、階段から突き落とされたり、男子3人から取り囲まれ、暴行を受けたりしていた


何故学校側が気付かなかったかと言うと、虐めの主犯格の中に、傷を癒す血縁者がおり、暴行を受ける度に傷を癒され、証拠を隠滅されていたせいである


そんな生活が続いたせいで精神が参って行ったが、家族に心配をかけたくない一心で隠し通していた


あの事件が起こるまでは


とある日に体育倉庫に呼び出され、年頃の男子達からレイプを受けて心と体が崩壊していってしまい、今まで耐えて来た物が決壊するように心が壊れてしまった


その後、精神病院に入院したが自傷行為が止まらず、拘束と鎮静剤がないとパニックになると言った事を繰り返し、最終的にはそれを見かねた医師から家族の同意を得て、記憶を大きく削除された


ほとんどの記憶が消えているためか精神年齢が上手く安定せず、大人びているといる時もあれば、子供のように幼くなる時もある


その後、雷の案で土地を保険と保証金で購入し、自分の力で宿を立て、そこで生計を立てていた


そうしている中で悠翔が宿に泊まり、悠翔の陰謀によって裏の誘拐グループに拉致されるが、雷と悠翔の自作自演によって無事に救出され、自分を助けてくれた悠翔に恋心を抱くようになる


しかし雷の決断を尊重し、その恋を諦めた中、病院で磔にされた雷に抱きつかれたまま身動きが取れず、悠翔にこめかみを銃で撃ち抜かれ、死亡した



血縁


『Tor[トール]』 ランクSS


神話:北欧神話


北欧神話最強の戦神でありながらも、豊穣神としての神格を持ち、幅広い地域に信仰されていた神


この血縁者は、植物に必要なリンなどを無限に創成する事ができ、それを元に植物を生やす事も出来る



『豊穣の微笑み』


この力を解放させる事により、栄養がある地面から植物を生やす事が出来る


この力で生み出された植物は、通常に生えるものより効力が高く、毒性の物ならば毒性はより強力に、医療性の物ならば医療性はより強力になると言った効力を持つ


この力は、戦神でありながら豊穣神という神格を持ったトールの1面から来ている



巨人殺しの戦鎚(ニョルニル)


この力を解放させる事により、赤く焼けた戦鎚を生み出す事が出来る


この力で生み出された戦鎚は赤く焼けており、特別な血縁者以外持つことは叶わず、それを持てたとしても質量はかなりあるため、振り回す事にはそれ相応の筋力がいる


しかし振り回せれば威力は凄まじく、巨人の血縁者を一撃で葬り去る事ができるほどの威力である


ついでに、手元から離れていても必ず手元に戻ってくるという特徴がある


エレナ自身はこの戦鎚を持つことは出来ず、普段なら絶対に使わないが、『眼黙の街』でテロが起こった時には戦鎚を生み出し、それを雷に渡した


この力は、トールが巨人を殺す時に使った戦鎚から来ている



『ヒナノ』


年齢:24歳


出身街:眼黙の街


髪の色:艶やかな黒


瞳の色:淡い黒


バスト: E


好きなもの:スイーツ 甘いもの エレナさんが作る料理 雷との外食


嫌いなもの:上司 銃 戦い 周りの視線



眼黙の街に生まれた女性


裕福な家庭に生まれ、箱入り娘として育っていたが、嘘を見抜ける血縁の力を持っていたため、大人達の汚い嘘などに幼いながらも苦しんでいた


けれど10歳のある日、ある黒い帽子をかぶった『プロスタッテー』の警備員と出会い、その警備員から『嘘は大事な事だ。けれど偽りだけを持って生きる事はダメだよ』という言葉に感動を受け、右目の糸を解いて『プロスタッテー』を目指すようになった


親からの援助は最低限しか受けず、優秀とは言えないものの、『プロスタッテー』に就職したが、上司の運には恵まれず、ランクSの血縁者のウザイ上司に目をつけられてしまった


しかしその上司を雷が殴り飛ばしてくれ、その頃から雷に惹かれて行く様になった


その後、嘘を見抜ける力を使って優秀な事情聴取をする者として『プロスタッテー』内で噂が広がるが、クソ上司の『あいつは目を塗っていない女』といった一言により、他人の嘘を見抜いて嘲笑う性悪女として、尾ひれが付いて噂が拡がってしまった


そんな噂に流されなかったのは、雷とヒナノの同期、『チハル』しか居なかった


けれど信用してくれるのが2人いるのなら十分だと本人は思っていたため、それで良かったのだが、ある大規模な立てこもり事件が起こり、その人質の子供を庇ったため、チハルは死んでしまった


それに悲しみ、一時期『プロスタッテー』を辞めようとも考えていたが、雷からの根強い励ましによりその考えを取り止め、雷にさらに惹かれるようになって行った


その後雷と打ち解けて行き、様々な話をして行く中で雷の家庭の事情と雷が精神的に追い詰められている事も知ってしまい、その助けになれるかも知れないと自ら進んで訴え、エレナと出会う事になる


その結果、雷の家の鍵を貰い、雷が忙しい時はヒナノがエレナの面倒を見るということになった


雷からは嫌なら何もしなくていいと言われてはいたが、正直ヒナノ自身は生活の潤いと取っており、幸せだと思っていた


けれどそんな生活は、1人の男によって終わりを告げることになる


そう、悠翔である


悠翔とは『プロスタッテー』本部で出会い、ヒナノ自身は少し怪しそうな嘘をつかない人と思ってはいたが、その判断が幸せを壊される事になる


その後に悠翔の事情を知り、その事情に深く共感を得て奏の面倒を見て居た


ある日の夜に、雷がこの街を出るという事を偶然知ってしまい、それにショックを受けながらも悠翔に違和感を覚え、悠翔を追いかける様に裏の道に入っていく途中に『リッパー』に襲われ、殺されかけるものの、悠翔に救われた


しかし逃げる途中に力を目撃されない様に悠翔からイソギンチャクの毒を打ち込まれ、裏路地で意識を失い、裏の住人から拉致られそうになるが、それも悠翔から救われた


その後に仕事が忙しくなり、『プロスタッテー』に泊まり込みで働いていた後、雷から外食に誘われ、色々と思い返していく中で雷に抱く気持ちを再認識し、その帰りに告白したが、その時は振られてしまった


悲しみながらも最後の挨拶くらいはしっかりしようと次の日に雷達の見送りに行ったが、テロに巻き込まれてしまい、手足を木片が貫通するといった重傷を負うが、雷とエレナのおかげでそれ以上の傷はなく、医療神の治療を受けて傷は完治し、生死を彷徨う雷につきっきりで寄り添った


雷が意識を取り戻した後、雷から嘘偽りのない告白を受け、嬉しさのあまりに病室を後にしたが、それが雷達との最後の会話になってしまった


街が復旧したあと、『プロスタッテー』内でまた働き始めたが、心の拠り所を失ったため、精神的に追い詰められている日々を送っている



血縁


『Δίκη[ディケー]』   ランクB


神話:ギリシャ神話


ギリシャ神話の最高神『ゼウス』の娘であり、人類を見守り、人類の不正を神に訴える神でもある


この血縁者は強い正義感に目覚め、些細な嘘などに嫌悪感を示すようになる



『正しき眼差し』


この力を持つことによって他者の嘘が見抜けるようになり、その嘘の裏に隠された真実を知ることができるようになる


例えば、『お菓子を食べてない』と嘘をつく子供に使うと、その嘘を見抜き、血縁者自身には『お菓子を勝手に2袋食べた。』と詳細に聞こえてしまう


そのため、この血縁者は自殺などが相次でしまうのではないかと一時期議論になったが、この血縁者達は『絶望』という名の慣れで生活を送っている


しかし寝起きなどや麻酔にかかっている時などの朦朧とした状態では嘘を見抜くことが出来ても、詳細に嘘を見抜く事は出来ない


この力は、人類の不正を正すために嘘を見抜き続けたという[ディケー]の逸話から来ている



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