1.5話 学校にて
【学校でね】と言われた真意はやはり学校で僕に話しかけると言う意味なのだろうか。もしそうなったら僕は周りの人から弄られ取り巻きの女の子からは苛められ僕は学校へ行けなるのか?いや、でも流石にそこまでは無いとしてもそれでも軽く噂にはなるだろう。友達がいない僕はまだ楽な方かもしれない。でも彼女は人気者でそれなら僕に話しかけるのは・・・・・・
こんなに沢山のことを考えながら僕は桜の咲く通学路を歩いていた。
〈おはよう、芹澤君♪〉
ついに風見の幻聴まで聞こえてきた。寝不足なのかな……
〈幻聴じゃないよ、私は今、あなたの心に語りかけています。なんてね。〉
なんで!?心が分かった!?そんな事よりテレパシーが実在している?心になんて…どうやって返事返すんだよ…
〈えとね、dreamy crownの影響でテレパシーが使えるようになったみたいなの。やり方は片目を瞑って頭で送りたい相手を思い浮かべる。やってみて〉
片目?なんで片目?
〈合ってるかな?ちょっとした疑問だけどどうして片目?両目じゃ無くて〉
〈両目瞑ったら前見えないじゃない。それに片目瞑ることによって片脳を眠らせられるみたいなの私たちは。だから眠ってる方の脳で夢を介して会話しているから細かくいうとテレパシーじゃないのよね。〉
〈そ、そうなんだ。あのさ、お願いがあるんだけど学校では直接話さないでくれるかな。僕の立場ってのもあるし君の人間関係だってあるんだ。だからさ、〉
〈それは無理でーす。残念ながら私達は同じクラスになってしまいました。それから、早くしないと始業式始まっちゃうよ?〉
〈それはまずい。〉
僕は走り出した。高校2年の春。今年も友達は出来ないだろうな。それにdreamy crownの攻略も勧めていかないとまずいかもしれない。
そんな半妄想を頭の中で繰り広げる。
(さて、早く学校に行かないと)
今日は始業式だから学校が早く終わるのはありがたいな。
すると見覚えのある人影が目の前に現れた。昨日夢で見たような…。風見優香だった。
話しかけるなって言わなかったっけ……?
「芹澤君!初めて同じクラスになったね!よろしくね。」ニコッ
そんな効果音が出そうな見事な笑顔で初対面の挨拶をしてきた。
ふむ、ならばこちらも演技してやろうではないか。
「初めまして、風見優香さん、ですね?よろしくお願いします。」ニコッ
どうだ。僕の勝ちだ。なかなか演技力はあるんだよね僕。
「今日は放課後空いてる?もし空いてたらお茶でもして行かない?」
それは反則だろ。テレパシー使えるから流石にお茶は……
「すみません。今日は予定がたてこんでいて…もし予定が合えばまた今度誘ってくれますか?」
「うん!もちろん!」
予定なんて合わせるつもりなど毛頭ない。まぁ夢で会えるわけだからいっか。
〈芹澤くん!酷いよお茶断るなんて!〉
〈学校では話しかけないでって言った気がするんだけど?〉
〈それは…とにかく!帰ったら即ドリクラ集合!!〉
〈はいはい。〉
遅れましたー。やっぱり不定期更新です。
すみません