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じいちゃんの昔話
なにか書こうと頭をひねって書き出しました。
読んでいただけると幸いです。
ああ、良い夜だ。
暗く静かで風が心地いい。
昔話をするにはもってこいだ。なに?
爺ちゃんの昔話は聞き飽きた?
そう言うな、孫よ。
そんなに長くは話さないさ。
なんせ長く話す前にお前が寝ちまうからな。
え?それじゃあ最後まで話を聞く?
仕方がないな。
とびっきり長めに話してやるから覚悟しておけよ。
あれは爺ちゃんが今より若くてイケメンだった頃の話だ。
その頃、このメルス帝国中を旅してまわる天才でイケメンの魔導師でアルフォンス・エルという奴がいてな。
どうやって大陸の全てを支配する帝国中を旅したか、だって?
お前も細かい奴だな。
もちろん、自分の足で歩いてだ。
嘘じゃないぞ。
そいつが西の果てのウェストバルバ州にあるサンドリヨンという山の麓のある街に立ち寄った時の話だ。
そいつはそこで出会ったんだ。
何にだって?
それはな………。
最後まで読んで下さり、ありがとうございます。
生暖かく見守っていただけると幸いですm(__)m