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国家秘密組織と特待生  作者: ryuu
後章 共生学園『魔法競技ランク戦大会』――――魔法騒動テロ組織襲撃事件
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ウィンナの過去

 ウィンナ・グローズ。

 彼女は凄惨な過去を持つ女性だった。

 異次元の研究者だった両親は、ウィンナが小さい頃に人種の進化論を提唱したうえに非人道的な実験に没頭し、呪いに蝕まれたようにテロ行為に及び始めた。

 最初の実験体はウィンナ本人。

 ウィンナは実験に対して抵抗しようとは思わなかった。

 もともと病弱で余命幾ばく化の彼女を延命させようという親の気持ちが感じられたからだ。

 親のいいなりになりウィンナ・グローズまたの名前をライラ・ミシリア。

 父親は世間ではアルベルト・イーガーと名乗って偽名を使ってるが実際はアルフォンド・ミシリアという名の有名の異次元研究者。

 調べれば各種文献で功績を残した異業者。

 その偉業の父によって替えられたライラに待ち受けていたのは過酷な父による強制的労働。

 人間が進化における自分の提唱を卑下にしたことによる怒りを反逆的行為、テロ活動によって父は示した。

 数多くの子供がライラと同じような存在となった。


『あー、うっぜぇ、死にてぇのかこんなこともできんで!』

 父はライラを毎日のように殴りつけた。

 それは計画においての役割に対して毎度ライラがミスを犯したからだ。

 ライラをサンドバックのごとく虐待を浴びせる。

 母親はそれを見て見ぬふりで吐き捨てる。

『あなたそのくらいにしたら。死んじゃうわよ。まだ使い道があるのに殺したらダメよ』

 母親とは思えない言葉が出る。

 怯え奮えライラは泣きたい生活を送っていた。


『チッ、クズ、ゲス、ウジムシ! サッサと起き上がらねぇと飯抜きにすっぞ!』


 血反吐にまみれた一日。




 ――――ある時だった。


『そろそろだ。今回大きく動くぞ』


 ライラの父――アルベルト・イーガーと世界では言われてる犯罪者はライラとそのほかの子供たちに命じ、横浜を襲撃した。

 横浜だった理由は人が多く力を示す上での虐殺行為にもってこいの土地だったからだ、

 そこで、ライラたちは戦争をさせられる。

 警察の一団と国家組織の連中。

 数多くの友をライラの目の前で死んでいった。

 あたりが血の海となり絶望を抱いた。

 一時撤退をしいた父が宣告した。


『おいガキども服を脱げ。そんでこいつをとりつけろ』


 ライラたち実験体はむりやり父の部下である研究者に服をはぎ取られ全裸にさらされライラはこの後どうされるのか恐怖にかられた。


『てめぇらは国家連中の引きつけ役のエサだ。食いついたら体の爆弾でボンだ』


 父が手渡したのは何かのスイッチだ。

 子供たちが虚ろな表情で顔を上げただただ頷いた。

 誰もがもう殺し屋自分の死に無頓着状態になっていた。

 ライラだけはまだ唯一感情があった。


『私たちはどうやって逃げれば?』


『しるかよ、自分でどうにかしな。これが最後の仕事だ。ここに奴らは絶対来る。きたらスイッチをおせ。逃げようなんて思うな足元には地雷原。地雷原から逃れてもこっちの予備スイッチでボンでぇ』


 捨てられた。そうとしか言いようがない。

 彼らのやり方とは命を何とも思わない所業を自分らの復讐心で平気でライラたちを見殺しにできる。

 ライラは幾度と見ていた。弱いものは捨てる両親のやり方。

 たとえ娘でもこの父は容赦なかった。


『では、な』


 そういいながら父が去っていく。

 ライラは抵抗などせず、ただ横浜の一角のビル内部に居座り困惑をした眼差しで目を向ける。

 足元には地雷原があった。

 逃げることを許さない。逃げると爆破。死ぬ。地雷原で生き延びてもこの体に付けられた振動計測爆弾で爆破で死ぬ。

 ライラはただ青空を見上げ自分の人生をくいはじめる。

 心の中には燃えるように痛い。

 でも、死ぬのは怖くない。

 ビルから騒々しい足音が聞こえ始めた。

 中からぞろぞろと武装した男どもがおり、最後に護衛を頭角の女性が表れた。

『っ! みんなにげてええ!』

 スイッチを押して横浜全域を爆破させた。

 最後に結局父は私たちともども爆破で自殺を図った。

 そう、両親も自らに爆弾を仕掛けていて、ライラたちが爆弾を起動すれば父に取り付けられた爆弾も起動するうになっていた。

 核弾頭が横浜全域に直撃したようにして横浜は吹き飛んだ。

 後に聞いた話だとこの時の死者は数万人にのぼった。

 あの爆破後のライラは瓦礫の中で息だえそうだった。

 その時――――足音が近づいてきた。

 最初は国家の連中が創作しに来たのかとか考えたがライラはまさか自分たちが生きてるなど国家連中が思いつくはずもないと考えた。

 その考えは正しく探しに来たのは国家の連中ではない。


『少女しかいません』


『そう。よく生きてマスワネ』


 ライラは答えなかった。

 彼女が誰かは知らない。

 手足はちぎれ身動きができない虚ろな表情で彼女を見つめ続けた。

 妖艶な笑みを見せる不気味な美女はライラにそっと手を触れた。


『ボス、この女どうします?』


『‥‥‥‥‥私のもとにつれてこさせるんデスワ』


『へい』


『来な‥‥いで』


 ライラは声を紡いだ。

 しかし、彼女は聞く耳を持たなかった。

 笑みを浮かべ――。

『あなた‥‥‥‥良い目をしてマスワ。うふふ』


『うくぁ‥‥』

 ライラの体に魔力の光を流し込んだ。

 徐々に体の痛みが引いていき体が冷えきってたはずが温まっていく。


『あなた生きたくありまセンノ? こんな風に自分をした世界を復讐するためニ』


『復‥‥讐?』


『ええ。あなたを変えたのは確かに両親かもしれませんがそもそも両親を変えたのは好みにくく腐った世界デスワ』


 女はそっとライラの体を傾け崩壊した横浜を見させた。

 ライラは見苦しい土地をみた。

 そこでは薄汚い連中がただモノをあさりしたいからものを盗んでくありさまだった。

 中にはライラとともに戦った仲間の臓器を持ち去っていく連中もいて吐き気を催した。



『結局この世界はクズデスワ』


 女がライラに諭した。

 彼女の部下が一人の男の死体を連れてくる。

 それは父だった。


『みるデスワ。この哀れな男。あなた自身弱いと思ってますがあなたは実際は強いと思いマスワヨ。この男は死んだけどあなたはあの爆発で生きてマスワ。あなたはよき理解者に出会えなかっただけで今その生き方や力の扱い方を知らないだけデスワ』


 女が何を言いたいのかさっぱりだった。

 ライラは困惑のまなざしを向ける中で女は言う。


『こんな哀れに死んだ男はあなたを散々利用しそして絶望して死んだ。そして、そんな男の策略から逃れてあなたは今生き残ったんデスワ。新たな人生をあy積むべきデスワ。あなたを絶望に追いやった世界に復讐しなくて本当にいんデスノ? あらたな人生で』


『ぐっ』


 なんだろう。体は心地い感覚に包まれて、どんどんと父からの受けてきた悲痛な思い出だけが永遠とフィードバックした。


『あなたに私が生き方や力を教えてあげマスワ。あなたはいい力を持ってマスモノ。心にたぎるアツいものを手に込めるんデスワ』


 たやすく容易に女に誘導されるようにライラはできた。

 その手が燃えるように熱い。

 そして、体の傷はいつの間にか治っていた。


『あなたの傷を治癒しましたワ。これは哀れなあなたへの私からの助力の一つデスワ。あなたは復讐するべきデスワ』


 耳元で女が囁く。

 ライラは頭の中が真っ黒に染まった。


『生き方を教えてくれる?』


『はい、私とついてくればあなたはずっと強く誰にもいじめられなくなりマスワ』


 そして、ライラは名前を変えウィンナ・グローズはその後謎のテロ組織に介入を果たす始まりである。

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