A戦本戦試合 第1試合 開幕
各グループにて順当に本戦試合の第1試合は始まっていっていた。
また、このAグループもそうである。
ここまで順調にA戦を勝ち抜いてるエリスのチーム。
彼女たちは準備を始めていく。
『さぁ、さぁ、会場の皆さん。いよいよAグループ本戦の開始です!』
わぁあああああ。
会場も本戦という単語には大いに盛り上がる。
新たな新天地の戦いが見られる強豪たちの戦いの可能性があるのだから。
『さぁ、どんな戦いを見せてくれるのか! 両チームの入場をお願いいたします』
プシューと煙をスタジアムが覆い尽くし、入場口から選手が入ってくる。
サッカーの選手が入場するように、選手一列に並び二つ列をなしてスタジアムの中心まで歩み始めた。
実況が事細かに選手の解説を始める中、試合場では二つのチームには緊張を感じさせない言葉が香あされていた。
「油断はしてはいけませんね」
「だね。エリスさん」
彼女たちの視線の先には、今大会で新しく導入された外部選手引き入れルールにおいてここまで順当に勝ち進んできた外部選手チーム。
その力は学生の粋を超えた力強さの試合を雪菜たちは試合開始直前に相手チームの試合のビデオを確認してる。
「キサマらなぞ、我らハナバチ3人集がお相手申す」
「そうですか。あなたたち例の組織のメンバーですね」
エリスは直ぐに彼女たち「ハナバチ」という単語を聞いてすぐに察しがついた。
『オオスズメバチの巣』。ボス、アリスから伝えられた大会運営委員会に犯行声明文を送りつけてきたテロ組織の名前。
組織の者たちはそれぞれ蜂のコードネームを使っているという。
そのことから彼女たちが『オオスズメバチの巣』の一員であるのは確信できた。
「‥‥‥‥」
無言を通してそれ以降黙りこむ。
喋っていたのがチームのリーダー、頭角であろうことは明白である。
彼女たちを優勝させてはならないというゆるぎない精神と闘争心が湧き上がりエリスはいう。
「リーア会長、今回は先手は私が行かせていただきます。いいですね?」
「意外ですわね。あなたが名乗り出るのは」
目を瞬きまるで、そうは思ってないかのように感じる裏の心が見え隠れするかのような薄汚い笑。
エリスはひと睨みすると彼女は手をひらひらと降って、
「いいですわ」
と了承をした。
『では、両選手一時控えのベンチに選手の割り振りを行ってください』
割り振りを行うまでもなく真っ先に最初はリーダーのエリスがフィールドに足を踏み入れた。
そして、相手チームも頭角たる彼女が出るようす。
紅い瞳に獰猛な獣を思わせる笑。
顔立ちは整ってるが顔中にある痛々しい傷が端正な顔をいびつなものへと変えている女性。
体つきは実戦訓練を積んできただろう風格あるガタイだった。
棍棒を振り回し威圧する態度の彼女。
『これは初戦が決まったようです! A戦準決勝の試合はリーダー同士の対決だぁああああ!』
A戦は決まる。本戦第1試合はエリナVS外部からの選手、ユン・フォーリンとなった――――




