悪の組織者
異世界のとある奥地の研究施設で男女らがせわしなく働いていた。
研究施設の内部はありきたりな研究施設って感じで薬品だなや医療器具のセットに顕微鏡や調査器具の数々。
その中で特にこの研究施設の秘密の部署も存在する。
その部署があるのは研究施設の中でも地下にあたる。
地下は普通の研究施設と違い、何もない岩壁で囲まれた議席の場があるだけの場所。円卓に座する重々しい趣の人物たち。
議長席に座った男が口を開いた。
「そうか、『シートコール』は壊滅したか」
情報伝達機械からの伝達事項を伝えられ厳格な強面の40過ぎくらいの男はそっと、顎に手を置き物憂げに言う。
「こうなるのは予測はついたが以外にも国家の組織は人材が豊富なようだな」
「キヒャ、だなー」
目にクマができており、病弱な体を震わせながらわらう、ローブをまとった女性が笑い――
「デスワネー」
実に面白おかし気に妖艶すぎる女性が口元に手を当て同意を示し――
「うふふ」
三十路をいくとはおもえない妖艶な体つきをした目つきが鋭くさっきじみた顔つきをした肉食獣を思わせる女性が冷たく笑い。
「ほっほっ」
小ばかにしたようにして70過ぎくらいの魔法使いのような恰好をした老婆がしゃがれた声を上げた。
それぞれ年齢はバラバラな男女だがその人なりは一角を得るものがある。
どこか異質すぎるものだった。
「この幹部の中でもサードは結構有力株だったのだがまぁ、運が悪かったとしか言いようがないかな」
「へー、そういうこと言うわりに議長、顔が笑ってイマセンカー」
厳格なおやじに、20過ぎくらいの余りにも若く、そして、あまりにも美しすぎて恐ろしい妖艶な女性は言う。
「キヒャ、そうだなぁ、ボス。あんただってよ―どうせやつは捨てごまだったんだろ?」
「ほっほっ、そういうことを言うでないぞ。あまりな」
女性に続けて発言をした、20中間くらいの病弱そうな肌に目がクマだらけで目つきは鋭く髪は寝癖でどこか狂った感じの雰囲気をかもしだす女と70そこそこのとんがり帽子をかぶったどこかやさしげな眼を持つ老婆。
「うふふ、サードが死んだ今次は私の傘下を動かしてもよろしいですか? ボス?」
そこへ三十路とは思えないくらい妖艶で目つきが鋭く肉食獣をもわせるようなくらい怖い感じの女性が議長へ問いただした。
「いいだろう」
「では、私はこれにて」
身を包む巫女服を翻し妖艶な肉食獣のような女はその場を去って胸元に隠しいれた電話を問いだしてとある部下に連絡を入れる。
「ワタクシよ、早速だけど仕事をしてもらうわよ。学内でのあなたの地位を存分に利用して『掃除屋』の右腕を始末なさってください。ええ、手段は問いませんわ」
悪魔の囁きが研究施設の廊下に響きわたる――――
第1章完結です。
ここから第2章へと移行します。
第2章も内容を大幅に変更いたしますのでどうぞよろしくお願いいたします。




