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国家秘密組織と特待生  作者: ryuu
前章 潜入調査開始――――テロ組織『シートコール』との戦争
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交渉の病室

 二人の少女はとある場所で治療を受けていた。

 国家関連事業秘密施設の一つ、薬膳総合研究医療センター。

 医療関係に世界でナンバーワンに精通した病院。

 『亜人』の特有の病気や『異世界』からの病原体などの後退を唯一作ることが出来る人間界側の病院だった。

 もちろん、人間の病気なども扱いにはたけており、特にこの病院はモテではい一般的な『亜人』と『人間』を治療できる唯一の病院として有名だった。

 薬膳総合研究医療センターの院長、薬膳狂音は医療センターのベットで眠る『特別任務対象部』通称、『特部』である二名を見ていた。

 ベットの名義には、リーナ・久遠・フェルトと宇佐鳶友美と書かれていた。

「ふむ、受けた傷は大したことはなかったぁぶん明日には退院でいいんじゃないかしらぁ、くひひ」

 二人の身体的検査を終えて薬膳狂音はそう一言告げた。

 異世界研究兼探索調査係という役職を持つ彼女にとって彼女たちの傷は実に見者だった。

「おしいわぁ、その受けた傷でぇ『シートコール』の親玉の素性を調べ街がありそうなほどぉいい素材なのにぃもう明日退院なんてぇ」

 ぞわっとするほどの目つきを向けられて二人は身をすくませる。

 彼女の治療はそれでも的確だったのでなんともいえなかった。

「上司と‥‥連絡は‥‥どうですか?」

 この場には彼女たちしかいない個室のために友美は平然と会社のことを聞いてみる。

「伊豪はぁ任務の中止を言いわたしたわぁ、婁憲明は継続を言いわたしてぇ源蔵さんはぁ音信不通ねぇ。しばらくはぁあんせいにしてるべきじゃなぁいかしらぁ。『掃除屋』がぁうごいたぁってぇいうしぃ」

「掃除屋がっ!?」

 リーナは驚愕に目を向いた。

 その意味は事態が深刻を期してるということだ。

「やっぱり‥‥私たちが‥‥雪菜ちゃん‥‥守れなかったから」

「そうかなしむぅことないはぁ」

「何を言ってるんです―! 私たちが任務を失敗したから事態は深刻に――」

「遅かれ早かれ事態は深刻してはよぉ。あなたたちはぁしらないけどぉこの案件は過去の事件と因果関係にあったそうよぉ。私もつい先刻ぅ『掃除屋』の『伝達室』からぁ聞かされたのよねぇ」

「過去の‥‥事件ですか?」

「そう。遠井優失踪事件およびディドクリスティア氏の暗殺事件」

「っ! 兄事件と因果関係あったんですかー?」

「あったのよぉ、くひひ」

 聞かされてない情報にさすがの二人も息をのんだ。

 過去のその2例の事件は有名な事件。特に国家内部では知らない人はいない。

「だったらなおのこと雪菜は危険です―」

「そう‥‥です」

 二人はベットから抜け出すようにして点滴薬の針を引っこ抜き病室から抜け出そうとする。

しかし、二人の前に薬膳が立って二人を食い止めた。

「薬膳さん‥‥どいて‥‥ください」

「それはぁ出来ないぃ相談ねぇ」

「なら、強引に押し通らせてもらいます―」

 二人が魔力を放出させ、それぞれ右手に武器を召喚した。

 リーナの右手には雷の魔法で作ったレイピア。

 友美の右手には光の魔法で作ったロングブレード。

 魔法を武器の形に変える魔法、魔装武装だった。

「落ちつきなさぁい、私はぁ今その状態で通すつもりはなぁいと言ったのぉ」

「ど、どういう‥‥いみですか?」

 リーナも友美と同じようにして続けて頷く。

「これを持って行きなさぁい。私の研究に付き合ってもらうはぁ」

 二人にはそれぞれ手渡されたのは武器だった。

 白色のレイピアと緑白銀のロングブレード。

「あなたがたはぁ、重要な護衛対象をぉ守るぅ責務を預かってるはずよぉねぇそんなぁ軽装でぇ敵陣に乗り込むのは危険よぉ」

「こんな武器を渡して何が目的ですかー? それに今実験って‥‥」

「そうよぉ、これは相手のDNAを読み取って能力数値を調べることが出来る武器なのぉ。あなたたちにはぁ『サード』という存在のDNAをより採取してきてほしいぃのぉ」

「つまり、この武器で『サード』を寄り切り刻めってことですかー?」

「ええ、サードだけじゃなく他の『シートコール』の社員もお願いよぉ。私の実験にはより『亜人』の心情や行動や能力は欠かせないはぁ。能力に至っては伊豪の方が上だけどねぇ、私個人でもぉ調べることはできるしぃ。ああ、それとこれ」

再度また武器――今度は銃が手渡された。

「これはぁ、今潜入してるぅDDにぃおねがいねぇ」

「『掃除屋』の右腕がもう侵入してるんですかー?」

「独断行動らしいわぁ」

「危険じゃないですかー」

「だから、その私と可能さんが開発した異世界の技術をとりいれた最強の銃を彼にィお願いねぇ。それもどうように遺伝子を読み取る機能付きよぉ」

「でも、この銃、弾丸ありませんよ―」

「弾丸は魔力よ」

「っ!」

 リーナはそれを聞いてシグ・ザウエルP226Eの形に酷似した白銀に赤のストライプの銃を眺める。

 魔力を弾丸にする銃など聞いたことはない。

 たしかに『異世界』の技術を取り入れてあると言える。

「会えるかどうかわかりませんが―渡します―」

「よろしくねぇ―」

 リーナは交渉に飲むようで納得いかなかったが友美とともに雪菜を助けることができるならと割り切って病院を飛び出した。

 その姿を見て薬膳は――

「さぁて、『シートコール』という素材はいいサンプルになりそうだねぇ。くひひ」

 げひた笑い声をあげていた。


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