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国家秘密組織と特待生  作者: ryuu
前章 潜入調査開始――――テロ組織『シートコール』との戦争
25/123

空き教室&ミユリと杏奈の事情

 逃げてく先で彼女――ミユリ・ハーフェス・杏里は空き教室へ誰かの手で引きこまれた。

 空き教室に到着すると例の三人の女子がいた。

 ミユリはそのかに所たちを知っている。

 一人は長い茶髪を片側に結わえ、切れ長のひとみに若干化粧をした顔立ち。化粧がなくとも美人だとわかる整った顔立ちをした美少女。

 もう一人は褐色の肌に赤い髪、そしてでかい図体をした少女。

 最後はゆるふわにカールさせた茶髪で軽めに化粧施した美貌と類まれなるスタイルを持った美少女。ギャルな感じを思わせる雰囲気の3人。

 クリーエル・杏奈・フェン、茨木童子、湖乃故鼎。

 3人の姿はいつもと雰囲気が変わりミユリは恐怖に震える。

「な、なんですか?」

「もう、あなたには苦しみながら死んでいただきますわぁ。もう私には時間がありませんのぉ」

 クリーエルが魔力を放出させた右手でミユリの首を絞めはじめる。

「ぐぁ‥‥あ‥‥あ」

「あなたが学園に来なくなるほどいたぶってあげるっすね」

 鼎が続けて、椅子と手錠を準備し、ミユリに手錠を取りつけ足枷を三矢がはめる。そのまま椅子へつなげてミユリを拘束させた。

「離してください!」

「それはできないことだなぁア」

 童子はミユリに近づき腹へ一発蹴りを入れた。

 童子は『人間』としての擬態を解き『亜人』――鬼の姿に変わっていた。

 鬼の一撃一撃は重く、普通の人間であるミユリには強い衝撃。

 車ではねられたような衝撃が遅い喀血する。

「ぐふ‥‥がぁ‥‥」

 苦しく胃から熱い液状物質が這いあがってくる。

 ミユリはこらえきれずに血と同時にぶちまけた。

「きたないかんじですわねぇ」

「まじいえてるなぁア」

「たかだか一発の蹴りくらいでおおげさっすね」

 容赦のない3人は再度ミユリに殴るけるの暴力を始めた。


 *****



「‥‥‥‥‥」


 優焦るようには黙って進んでいく。

 道中見失ったミユリを必死に探すも見当たらずどこに行ったのか見当もつかない。

「くそっ!」

 叱責しながら腕時計で時間を確認する。

 10時半すぎ。

 ちょうど、2時限目途中の時間帯。

 授業途中なので人が歩いてれば容易に見つかりそうだったが誰も見かけることはない。

「ん?」

 異様な殺気を感じ優は足を止め曲がり角の壁伝いに身を隠した。

 曲った先には空き教室前に異様にピリピリとさせた雰囲気を放つ3人組を見つけた。

「ありゃーたしか例の悪目立ちズ」

 勝手に自分でつけた愛称を呼称しながら3人の様子をうかがった。

 教室を守る門番さながらにたってる姿。

 あきらかに中で何か行ってるように見える。

「まさか」

 嫌な予感を感じて優は殺気を収めながら平然とした足取りで近づいた。

 目の前に突如として亜r割れた優に警戒心を向け怒気を放つ。

「とまれってかんじねぇねぇ」

 優は足をとめながら扉を指さした。

「そこで何をしてる?」」

「なんおことってかんじねぇねぇ」

「ですです」

「意味わからないじゃん」

 あくまでしらを切りとおす三人へ苛立ち、優は隠し切れない憎悪を放出させた。

『ひっ』

 向けられた殺気に3人が足をすくませ手足が震えだす。

 反射的に彼女たちの『人間』の擬態がとけてしまう。

 3人はやはり『人間』ではなく、『亜人』。

 『共生学園』法則で『擬態』できる学生は『擬態』を義務付けられていた。

 それは人間社会に溶け込むための訓練のため。

 そのために常日頃から『擬態』を心がける必要がある。

 3人もまた『擬態』を行っており『亜人』という素性を隠していた。

「サラマンドラ、ドラゴニュート、ウンディーネか。へぇーあんがいめずらしい『亜人』じゃねえの」

 サラマンドラの市井の姿はトカゲの様に若干うろこが体面を覆い、蛇の様な目に尻尾と長く赤い耳が頭部の横から突き出ていた。

 あとは人の形が残ってる。

 ドラゴニュートの二宮は手足が鋭い爪と硬質化した鋼の鎧におおわれ特に目立つのが額から生えた角と背から生えた2翼の羽根。

 赤い羽根は神話にあるドラゴンの様な羽根に酷似する。

 市井に比べ鱗は部分的にしか覆われていない。

 最後はウンディーネの三矢の姿。

 こちらは女神の化身とでも言うように両手の爪が長く鋭くとがり、瞳が青く、魚のうろこのように顔の輪郭に沿って魚のうろこが覆う。

 頭の横からは魚のひれの様なものが突き出した姿。

 耳が何よりも長くなっており衣装も白い妖艶なドレスへと変貌していた。

 3人ともみずからが恐怖で擬態を反射的に解いてしまったことに狼狽をし目の前の男に魔力を宿した腕を突き出すように構える。

 やはり、中にはミユリが閉じ込められてる確信があった。


「ミユリが中にいるのか?」


 優の言葉に三人組は黙りこくる。


「だったらどうだっていうんですかねぇねぇ」


 悪目立ちズの筆頭格、市井は実に挑発するような言い回しをする。 



「押し通らせてもらうぞ」

「そうはいかな――」


 優の姿一瞬で彼女たちの視界から外れていた。

 その直後には強い衝撃が体中に廻る。

 そのまま倒れる3人を優は見降ろし市井の頭部をつかみ上げる。

「いいかげんにしろよ? もし、これ以上ミユリをいじめる加担をしてみろ。次はその体にもっと痛みを刻む。一生残るような傷をな」

「あ‥‥あぁ‥‥」

 市井はするどすぎる眼光に今まで感じたこともない恐怖で失禁をし、二宮と三矢は隣にいてみていただけで威圧感にやられ気絶をした。

「さてと」

 目の前にある扉をゆっくりと開けようとしたがやはり鍵と魔法の効果がかけられ一筋縄じゃいかない。

「こう言うのはなれてる」

 そういうや、優は右手をかざし魔法の詠唱を唱えると「バキン」とガラス片でも割れる音を奏で閉場ロックの魔法が解除される。

 ピッキングを行い扉を開いた。

 中にいた3人は驚愕に目を見開き優に視線を集めた。

「あらぁ、あなたとは放課後に会う約束をしたと思ったんですがぁ?」

「あんたこそ、授業さぼってなにしてんだよ? クリーエル・杏奈・フェン」

 優の前には長い茶髪を片側に結わえ、切れ長のひとみに若干化粧をした顔立ち。化粧がなくとも美人だとわかる整った顔立ちをした美少女である人間――クリーエルの姿が映った。

 そして、彼女の隣には見覚えのある少女が二人いた。

 褐色の肌に赤い髪、そしてでかい図体をした少女。

 最後はゆるふわにカールさせた茶髪で軽めに化粧施した美貌と類まれなるスタイルを持った美少女。

 茨木いばらぎ童子どうじ湖乃故このゆえかなえ

 この二人も資料で記載があり『フェン支社』の社員――つまりクリーエルの部下であることが証明されていた。

 しかし、この二人に至って不可解な点があった。

 (出生の記録が抹消されていたところを見るにどうにも怪しげな存在だし、注意すべきだな)

 過去の記録がない二人は資料の記載事項はほぼ少なく対処に難を強いる。

 優の現在の見立てでは『亜人』であることは推測ができた。

「社長、どうするんだぁア? やっちまうかぁア?」

「そうですわねぇ。わたしのぉ復讐のためにもぉおねがいいたしますわぁ」

「なら、えんりょくなくいくぜぇエ!」

 茨木童子の姿は徐々に変貌した。

 角を生やし長い犬歯と体つきが一周りでかくなる。

 童子が突撃しざまに拳を突き出し優は両腕でガードをする。

「おれちまいなぁア!」

 鬼の一撃はたかが人間であれば折れるが優が人間だと思っていた童子は折れる様子のない優を見て声を荒げた。

「お、おれねぇだぁア! おまえにんげんじゃないのかぁア!」

「そのとおりだ!」

 童子の脇腹へ優は『吸血鬼』の力を使わないで普通に『人間』の状態で蹴りを入れた。通常の『人間』では鬼を蹴り飛ばすことはむずかしいが長年の経験を積んだ優は容易に蹴り飛ばし童子が吹き飛んだ。

 壁にめり込んだ童子は気絶をした。

「ど、童子!?」

 さすがのクリーエルも鬼である彼女を一撃でとされたことに動揺をする。

 まさかの事態。

「鼎!」

「わかってるっすね!」

 彼女も『亜人』であった。

 頭部から獣耳をはやし両手にもふさふさの毛が生えだし獣の腕と化す。

『バステト』とかいう獣人系『亜人』。 

「社長の復讐の邪魔はさせないっすね!」

「復讐とか意味わからないな!」

 優はすぐに資料を頭の中で思い浮かべた。

 資料にはクリーエルとミユリの因果関係が記されてもいたのだ。

 鼎の拳の一撃を受けとめながら優はクリーエルに伝えるように叫んだ。

「ミユリの父はクリーエルさんの父が会社同士の友として仲良かったことを俺は知ってる! その際にミユリの父が闇企業と関わってしまい悪徳業者につけ狙われ、どこからかだんだん借金を抱えるようになったこともだ。そうして、経営の親会社となっていたクリーエルさんの会社も必然的にその迷惑被害にあったこともだ」

 悪徳業者による被害。

 それは家族にまで及んでいたことが書いてあった。

 毎晩家に借金取りが押しかける。恐怖で眠れなかっただろう夜が容易に想像できた。

 クリーエルの両親はその性で精神ストレス障害になり、死亡。

 まさに親の復讐。

「しばらくして、ミユリの父は逃げるように自殺したってはなしもな。

 そうして、すべての悪徳業界の目線はクリーエルさんの父の会社に集中した」

 ひどい終わりであり、結果的にクリーエルさんの父も悪徳業者の策略で殺されたらしいがその実態は表向きは事故として片付けられていた。

「だまるっすね!」

「てめぇはじゃまだ!」

 鼎の強い蹴りが放たれたがその足を防ぎ掴み上げ地にたたきつけ鼎を気絶させた。

「そうですわぁ、そのとおりですわぁ! だったら私の復讐の邪魔をしないで頂けますぅ! そのために部活動資金を市井に盗ませ、それをミユリになすりつける悪行までやりこみましたわぁぁ!」

「やっぱりか」

 優の考えた通りだった。

 だれかの罪をミユリはなすりつけられてると考えていたのだ。

「だからこそ、父のや母の復讐をこのハーフェス家の最後の家系の彼女が死ぬことによって遂げるんですわぁ!」

「聞け!!! ミユリさんの父の会社が悪徳企業につけ狙われた理由はミユリさんの父が原因ではない!!!」

「っ!? 冗談で言ってるのなら笑えませんわぁ、龍牙優」

 今までにない怒りを見せるクリーエルの姿。どすぐろい闇の魔力が彼女の背から膨大に放出している。

「冗談ではない。本当のことだ。ミユリの父はとある会社と契約をもともと結んでいたことが発端だった。その会社はとある会社と契約を結んでしまい借金を背負う。しかし、その借金を肩代わりする会社がほしく代わりにとミユリの父の会社へ契約を結ばせ借金を背負わせた」

「うまくできた話ですわぁ。その話が本当だとしてぇその会社名はなんといいますのぉ?」

「『シートコール』」

「ッ!?」

「知ってんだろ? クリーエルさんの会社と契約を結んでる会社だよな?」

「‥‥‥‥あなたさっきからいろんなこと知ってるようですけど何者ですのぉ?」

「何者か‥‥はは。あんたは知らないわけか俺の存在を」

「はい?」

「いや、こっちの話だ」

 優は笑みをこぼした。

 この『シートコール』の行ってることはとんでもない。

 そして、また被害者を出そうとしている事実に気づく。

 (彼女が俺を知らないということは彼女は『シートコール』とただ契約関係にある会社の社長にしか過ぎないわけか)

 早急に手を打つ必要性を感じる。

「『シートコール』はお得意様ですわ。私の会社を発展させてくれるまでに支援してくださった会社ですわぁ。その会社を悪く言うのは感心しませんわぁ。それにどこに証拠があるというんですのぉ?」

 殺気は彼女から徐々に募りつつある。

 一枚の紙を優は懐から取り出した。

「これはその『シートコール』の契約会社名義だ当時の」

 飛ばした紙を受け取りクリーエルは目を通した。それは確かに会社の契約名義っぽかった。偽物とかは考えられなかった。ことこまかにかかれた詳細事項も書かれ従業員数や資本金まで書かれている。

「こ、これって‥‥」

「あっただろ、あんたを追い込んだ悪徳業者の名前」

 優は読み続けるクリーエルから視線をそらし椅子に縛り付けられ血だらけのミユリに視線を移した。気絶してるようすであり死んだようには見えないがすぐに手当てをしないと命に異常をきたす。

「こんなの偽造に違いありませんわ!」

「本当にそう思うか? なら、一つ聞きたい。あんたはあのデパートを封鎖するように『シートコール』から指示を受けた。違うか?」

「ど、どうしてそんなことまであなたはいったい何者ですの?」

「そんなことはどうでもいいさ。答えろ」

「そうですわ。受けました。ただ、封鎖してくれと。私は警察にかけ合いそうしましたわ。しかし、どうしてそうするのか理由までは教えてもらえませんでしたわ」

「じゃあ、もう一つ質問だ『フェン支社』は『シートコール』と資金提供関係にあるのはほんとうか?」

「‥‥はい」

「最後の質問だこれがな。毎年、多額の金額をつき一度支援援助を受けてる違うか?」

「違いませんわぁ。受けてますわぁ」

「なら言っておく。やつらはとことんおまえかの会社から金を吸い上げる。その資金を『シートコール』はとある事業を行うために利用しようとしてる」

「なんの話ですのぉそれはぁ?」

「伝えられてないのも無理はないな。その事業で『シートコール』が犯罪を行おうとしてるんだからな」

「は、犯罪? ばかばかしいですわね。そんなこと――」

「これはあんたも熟知してる国家経営管理局および世界対策統治管理責任者からの報告書だ」

 優はあらかじめ資料の中にアリスがもしもの時のために仕込んでくれていた資料をクリーエルに渡す。

 再度クリーエルは目を通した。それは明らかにその職員の印鑑が押されていた。

「そんなことってぇありえませんわぁ」

「クリーエルさんは嵌められようとしてるんだ。昔のように。復讐というのも達成させようとさせるのもクリーエルさんをはめる上での計画にしか過ぎない」

「私の復讐を達成させようとするのが計画にすぎない? 何を言い出しますのぉ? どんな計画ですのよぉそれは?」

「あんたに復讐という希望を持たせ、ミユリの家系を根絶させること。やつらにとってミユリは邪魔な存在だからな。ミユリ・ハーフェス・杏里。現在事業は休止してる。それは次期ハーフェス家の彼女が成人した時に再会をするためにそうなっていた。会社自体が借金でつぶれてないのは知ってるか?」

「な、そのはなしはほんとうですのぉ?」

「ミユリの母は死んだ旦那の会社の社員であったからどうにか経営だけでも維持させた。借金地獄になりつつもだ。事業休止という形をとりいずれ来る時に備えて菜。そして、ミユリさんは知ってるんだ。悪徳業者に狙われる真実を。『シートコール』という存在を」

 そのことについて知ったのも資料に目を通してからだった。

 会社の事業を休止した状態ならば過去の多くの資料が残っている。

 娘は絶対にそれに目を向けてるはずであるというアリスの見解書によって記載があった。

「知ってるなら‥‥どうして‥どうしてミユリはだまってたんですのぉ!」

「そ‥‥それは‥‥『シートコール』を‥‥つぶすため」

「ミユリ?」

 起きたミユリはゆっくりと紡いだ。

「ずっと私‥‥しってた‥‥お父さんが‥‥事業にしっぱいした原因を‥‥それで‥‥クーちゃんに迷惑をかけた原因を‥‥」

 クリーエルを指した昔の愛称だった。

 幼きころから愛称で呼びあった二人。

 そんな二人をこう言った現在の関係にしたのは親が原因。

 両名には親の跡継ぎとしての未来があったからこそ喧嘩という発端を生んだ。

「『シートコール』は‥‥私のお父さんをはめ‥‥クーちゃんのお父さんの会社もはめた‥‥あたかも自分が行ったことなど感づかれないように‥‥そして資金供給源をそれは得るためで最後は‥‥その手を伸ばし借金から救う」

「っ!」

 クリーエルは思うところがあった。

『フェン支社』が発端するきっかけを得たのは『シートコール』という資金援助をする会社が存在したからだった。

「まさか‥‥」

「私はずっと言えなかった‥‥クーちゃんのそばには『シートコール』の部下もいたから‥‥本当のこ――ぐあぁあああ!」

 その時だったミユリの腹部にダガ―ナイフが突き刺さっている。

「みーちゃん!」

 クリーエルがミユリに駆け寄りつたない治癒魔法をかける。

 そこへ飛び跳ねた鼎が襲いかかった。

「なるほどな。全部納得行ったよ」

「がっ!」

 鼎の頭部をつかみ地に沈めるが隙をみた童子による突進で優は吹っ飛んだ。

 防音内の空き教室に響く重々しい音。

「ちっ、ばれてたんだなぁア」

「ボスの言うとおり始末は早い方がよかったっすね。デパートで利用するためとはいえグエンの部下から手助けする必要はなかったっす」

 優は壁から起き上がりながら二人が伸ばす手を撃ち抜いた。

『ぐがぁ!』

「なるほどなぁ、デパートでミユリたち側のグループを助けたのはあんたらってわけか。利用目的のためになぁ。よくやるぜ」

 両名ともその場から飛びのいて優を見すえた。

「じゃますんなよなぁア?」

「そうっすね」

「――ってことはおまえら『シートコール』の部下はスパイってわけか? 彼女を監視するための」

「だったらどうしたってんだぁア」

「そうっすね」

「『シートコール』の行おうとしてる事業についてはいてもらうぞ!」

「やれるものならなぁア!」

「キヒヒ!」

 悪徳な笑みを浮かべた優の最初の一撃だともろともしていない二人と優は戦闘を開始した。

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