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LAST DAY  作者: 憂木冷
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「へぇえ。それでそいつは、何を後悔したんだ?」

 機械の合成音声のような声で、そこにいる『影』は言った。

 『影』、と言うのも正しいのかは分からないが。他に呼び名が思い付かなかった。

 なにせ、今僕の五感はそこに何も感じ取ってはいないのだから。

 ただ、そこにナニカが居ると分かるだけで。

 ナニカがそう言ったのだと分かるだけで。

 やはり僕は何も感じてはいない。

 だからとりあえず『影』と名付けてみた。

 もしかしたらその『影』にも名前の様なものがあるのかもしれないけれど、それはきっと、まだ聞かなくてもいいのだろう。

 なんとなくそう思った。

「おいおい、結論を焦るなって。ちゃんと物語も聴いてくれよ」

「はぁあ。まったく、オレに逢う奴はぁ、どいつもこいつもお喋りが好きな奴ばかりだなぁ」

「いいじゃないか少しくらい。一人の人間の、一日にも満たない物語だ。そう時間は取らせないよ」

 うんざりした様な、それでいて面白がっているような声で『影』は、

「ふぅん。まあいいぜぇ、聴いてやるよ」

 と言った。

 どうやら話くらいは聴いてくれるらしい。

 ありがたい。

「じゃあ、彼のことを紹介させてもらおうか。彼の名前は――」

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