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~刹落の頭と地下牢の仲間~

レイルと戦い黒い元凶を引きずり出した飛翔はその元凶リオンと戦うことにしたがリオンはたった一つの願いのためだけに飛翔の首を狙っていた。そんな願いを聞いてみるとレイルとただ幸せに暮らすという願いだった飛翔はそれを聞いて裁きの剣を振るうはずだったのに振るえなくなってしまった。そして、2人の体を別々にして仲間に引き入れた飛翔は刹落村の中心部『霧町』につくと飛翔は町に舞う霧のおかげで仲間たちとはぐれてしまった………飛翔の前に新たな敵が?!

霧街に入った飛翔たちは少し歩くのに苦労していたが、


「霧濃いよな……だけど、なんか俺達の周りだけ格別薄いような……なにこれ?」

異変に気付いた飛翔は先ほどまで一緒に歩いていた神怜たちを探したがまた迷子になった。


すると、一本腕が見えたので引っ張るとそれは神怜ではなくリオンだった。

「ぎゃぁ~!!!」


悲鳴を上げるリオンの額に飛翔はグーパンチを当てた。

「ぐっ・・・・・・・ぎゃぁ~我に拳骨とは誰だ!!なんだ飛翔か……。」


と言うとリオンは自分が叫んでいたのを思いだし顔が赤くなった。


「おい!何赤くなってんだよ!リオン‥…俺の周りだけ霧が薄いんだよ~何だと思う?」

飛翔はリオンに聞いてみた。


「あれじゃないのか?『許婚』ってやつ…。」

すると、リオンの言葉に反応し誰かが出てきた。


「なんだあれ?人?いや?動物?なにあれ?」

すると、飛翔たちの上から耳を生やした女達が降ってきた。


「許婚No・2 和音わおん 許婚No・3 琴音ことね 許婚No・4 有琉音あると風の4姉妹がココのお相手いたそう……。」


敵が言うと飛翔が、

「1・・2・・3・・4?リオン‥…俺の聞き間違いか?」


飛翔がリオンに聞くと、

「いや違う・・・・・。飛翔もう一度数えてみろ相手は風の4姉妹だ見えないのかもしれないぞ!!」


そうリオンに言われ飛翔はもう一度数え始めた。

「1・・2・・3・・4?いねぇ・・・・・。どこが4姉妹だよ!!」


飛翔は風の4姉妹にツッコむと風の4姉妹が、

「一人は君の仲間を今頃襲っているはずさ・・・・・・・。」


すると飛翔とリオンは急に顔つきが変わり、飛翔は4姉妹に、

「何もしてないだろうな!!!」


飛翔は言ったが3人共声をそろえて、

「さぁ?あの人は気が荒いですから・・・・・・・。」


と言い飛翔の慌てる表情を見てニヤついていた、するとナンバー3の琴音がリオンに近づき言った。

「かわいそうですね‥……記憶ないんですねさらに上書きとくれば記憶の本体は妹がもっているのですね‥……私たちの事も……とんだ脅威だ……ふふふっ。」


琴音の言葉にリオンの中には嫌な予感が少しずつ浮かび上がってきたそんな不安がっているリオンに飛翔が声を掛けた。


「どうしたんだ?リオン……。」

声を掛けてくれた飛翔にリオンはホッとしたのもつかの間、4姉妹の最後の女が帰ってきたのだ。


「姉様ご早い帰還で……。どうされたのですか?」

すると、4人目の女が何かを放り投げた。


「大したことのないザコだ……。」

と放り投げたのは神怜だった……飛翔はズタボロになった神怜に近づこうとすると神怜が、


「来るな!!!来ちゃダメです!!」

その言葉に飛翔はぴたりと足を止め4人目の女に聞いた。


「神怜に‥…………何をした?」


すると、女が、

「閉じ込めた。刹落村一番の大屋敷の地下牢に閉じ込めたのです。この球は『異次元空間移動球』これで君も地下牢に閉じ込め刹蘭せつらん様の見せしめにでも致そうかとしたのだがそうもいかなかったか・・・・・・・・」


すると、飛翔は女に向かい、

「お前は……何なんだ?」


すると、4人目の女は飛翔の顎を持ち上に上げ近くで言った。

「知ってるくせに聞くのはジラすのが好きな人なんですね~そういうの私シビれるけれどその眼は気に入らなかったりするのよ……だから、お名前だけ名乗っておきましょう‥…許婚No・5 弓咲ゆみさきどうぞよろしゅう……。」


すると、飛翔はいきなり弓咲に飛びかかると弓咲は飛翔の刀を2本の指で白刃取りのようにとった。

「生ぬるい剣‥……その剣で姉に勝ちました……か……こりゃあの人生きてはるな‥…。」


と弓咲の言葉に飛翔は不思議に思ったのもそうだがそれより縦に振った剣を2本の指で挟んでしまうそして、動かなくしてしまう弓咲の力に驚いていた。


「お前の手はどうなってんだよ!!」


すると、リオンがレイルと初めて魔力を使おうとし出すと、

「記憶を消されたあなたの相手はこの3人ですよ~」


と言いリオンと和音・琴音・有琉音の3対1の戦いが飛翔の後ろで始まった。

「あれ気になりますか?まぁ早くしないと君が死んじゃいますよ?大藤飛翔……」


弓咲に言われた飛翔は弓咲にどういう事か聞いた。

「意味わかんねぇ~説明しろ!」


すると、指で押さえていた飛翔の剣を外し説明し始めた。

「リオンは悪魔ですからもちろん強いですが生身の人間のあなたここの空気知らないんですか?ココの霧は毒霧ですよ?」


すると飛翔は弓咲に、

「そんな毒霧達が1個も俺に被害ないってどうなってんだよ?ポンコツかよ‥…。」


すると、弓咲はやっと気がついたように毒霧が飛翔の周りだけを避けているのが見えた。

「どういう事ですか?あなたは普通の人間じゃ‥…?」


飛翔は弓咲にニカッと笑いながら言った。

「普通の人間だぜ!!だが、『大藤家』自体が人間と呼べる存在なのかどうかだけどな……!!」


すると、弓咲は神怜をダシに飛翔に脅しをかけてきた。

「貴様!!おとなしく私に捕まれさもないとこの男の心の臓は刹蘭様に献上する……!」


脅された飛翔はリオンを止めリオンと共に飛翔は刹蘭のいる大屋敷におとなしくついていった。リオンは悔しそうな顔をしている飛翔を見て飛翔について行き神怜を助けようと思ったリオンは飛翔に聞いた。


「これどこに向かってんだ?」

リオンは飛翔に言うと、


「知らねぇ・・・・・・。」


飛翔はあまりの悔しさに言葉が耳に入ってこないのかそれからというものの無口だった。


すると、弓咲から飛翔達に声がかかった。

「大藤飛翔ここが刹蘭様がお住まいになる刹那村一の大屋敷 音霧ノねむのけの屋敷だ。」

と飛翔たちが見せられた屋敷は何処か如月が麗玲に用意していた屋敷に似ていた。


「ん?この屋敷‥……。」


すると、弓咲が気がついたように小声で飛翔に聞いた。

「もしかして、如月のところで見たのか?この屋敷……。」


すると、飛翔が大声で、

「あぁ!!そう!!そうだよ!!」


その大声を抑えるように弓咲は飛翔の口を塞いだ。

「やはりな……。姉は刹蘭様に怒りの念を表しているがそんな刹蘭様でも愛おしいけれども矛盾する自分の心に居た堪れなくこの刹落村を自ら去ったのだ。」


と飛翔の口を押えながら言った。でもこの行動は弓咲自身も刹蘭に疑いの念を持っていることを示したことを勘が鈍い飛翔ながら読み取った。そんな飛翔達を刹蘭のところまで弓咲は連れてくると刹蘭の顔はすだれに薄い布がかかっておりその中の刹蘭自体も帽子らしきものを被っており顔が見えなかった。


「刹蘭様……。大藤飛翔を持ち帰りましたこの者を刹蘭様に献上したいと思います。」

すると、刹蘭らしき人が中から飛翔を呼んだ。



「ちこう寄れ……。」



刹蘭の声にて、飛翔の手は離れ刹蘭の座る一段高い敷間の前に後ろに手を組み頭を下げた。

すると、誰もがそんなところから攻撃が来るはずがないと思う瞬間に上から降りてきた女たちに背後から一刀両断に左と右からバツを刻むように斬られた!!




「くっ・・・・・・・・・・くそっ………。」






連続投稿中!!えいえいお~

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