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~綺麗なヒイラギには棘がある~

飛翔たちは村娘を大きな妖怪に変え操っていた大元の原因を倒しに行くために村の裏山の針々ししんざんに向かった。


そこは針のように尖ったヒイラギの葉が飛翔達の行く手を阻んでいた。



「なんだこのトゲトゲは!!」


「ヒイラギだろ?それにしても沢山生えすぎじゃないか?」


「この村ではヒイラギみたいな棘のある植物を植えることで邪気を払うようにしてこの山を守ってきたんです。」


「ふ~ん珍しいねぇ」


「そうですね。こんなに棘の生えた植物を植えてしまうと確かにこの山には入りずらいですが守られているというのとはちょっと違うかも知れませんね・・・・・・」



そう神怜が雪風に言った。


そしてヒイラギの枝をかき分け奥に進んでいくとだんだん嫌な雰囲気が漂ってきた。


「だんだん暗くなってきたな・・・・」


「そうですね・・・・」


すると奥から奇妙な声が聞こえてきた。



「神に背きし男を今我がこの手で殺めることをお許したまえ……ハッ!」



その声が聞こえると上から槍を持った着物の仮面をかぶった奴が飛翔を目掛けて襲い掛かってきた。


が、飛翔はその攻撃をうまくかわした。


その動きはまるで猿のような動きをしていた。



「お前か?元凶は・・・・」


「いいえ。あなたが標的なのですよ?」


「お前が許嫁か?」


「それは正解でございますね。神から定められたお告げ通りでしたらあなたの許嫁でございますよ。」



「神ってなんだよ許嫁は許嫁だろ?」



「そう・・・・大藤飛翔を殺した者には大藤家に伝わる【裁きの剣】と大藤飛翔に受け継がれしガイガオスの力を受け継ぐことができると言って100人の選ばれし【極刑囚人】達がお前のことを殺そうとしているらしいな」



「なんだ・・・・・それ・・・・・聞いてないぞ・・・・」



「そんなこと私も・・・・」



「ただ、100人ではなくて別格でもう一人いるとは聞いているがそのもう一人の許嫁は【死なない】許嫁らしい・・・・・・」



「100人じゃないのか?」



「101人?!その最後の一人が死なない?」



「何だよその許嫁・・・・・」




「で、そんな御託を並べてるお前は俺にどうやられたいんだ?」



「やられる訳ないですよ・・・・・私人間じゃないですから・・・・」



「人間じゃない?」



「そう私は神だから・・・・」



「頭おかしいんじゃないのか?」




「――――― 解呪フリークション―――― 魔斬劉まざんりゅう――――――」






「この剣でお前の正体を暴こう・・・・・・」



「正体?正体は見えているじゃないか・・・・・ただの人だよ」









飛翔が剣を持つと飛翔の顔の反面は黒く変わった。



そして、目の前の仮面の奴を裁きの剣で切り裂いた。



すると、仮面の奴は本性を現した。




「バレてしまいました?」




そこには狐の耳を生やした片翼の男が立っていた。





「許嫁No.85 珠帆じゅぱん神に一番近い半妖でございます。」




「半妖?」




「ということは?」




「えぇ人間と狐のハーフそして神に見初められ翼を与えられた者ですかね・・・・・・。」







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