~再び再会・・・だが……。~
飛翔たちは刹蘭を追いかけ【黒霧ノ街】と呼ばれる所に落とされてしまった。
そして、敵地捜索のため西には弓咲が東にはリオンが北には飛翔がそして、南には神怜が向かった。
北に捜索に向かった飛翔は刹蘭たちに誘拐された水神の人魚【朔詠】と出会い朔詠を襲う輩追われながらも朔詠を引き連れ神怜に合流するため南へと引き返した飛翔。西に捜索に向かった弓咲は、死んだはずの姉、如月がわざわざ目の前に現れた……死んだはずの姉は雰囲気が変わり、殺伐冷酷とした雰囲気が漂っていた……弓咲は気を落としこの事実を伝えるため飛翔に会いにもう一度浜辺に戻った。
東に捜索に向かったリオンは西の森で迷っていると小さな子供に会った。リオンは少しながらもレイルの面影をその子供に重ねながらも敵であるその子どと遊ぶように闘っていたレイルを悔いるように……すると、子どもがリオンの弟子になるといい放っておけなくてとりあえず連れて行くことにし弟子ができたことを報告し新たに進むべく飛翔の元へ帰るべく迷った森を抜けるよう努力し、元居た浜辺を目指した・・・・・・・・・・・・。
―――――――――― そして、ここから物語は大きく動き出す……。―――――――――――
「はぁ~朔詠~大屋敷ってまだみえねぇ~の・・・・・・大屋敷の『お』の字も見えねじゃん・・・!」
すると、朔詠が飛翔に、
「そんなにぐだぐだ言ってたら大屋敷ごと飛翔さんから遠ざかりそうですね・・・・・・・・。」
すると、飛翔が朔詠に
「お前だんだん神怜に似てきたな・・・・・・・・・。」
と言うと不思議そうな顔をして飛翔に、
「何か言いました?」
すると、飛翔が、
「なんでもねぇこっちの話だ。仲間ことを思い出しただけだよ・・・・・・・。」
と飛翔がそういうと朔詠は納得したようにまた進み始めると飛翔たちが進む方向から少しそれた道の向こうから人が飛翔に向かって叫びながら飛翔に向かって走ってきた。
「飛翔~お~い!!やっと見つけた!!!」
と叫びながら走ってくる人がだんだん近づいてき姿が見えてくると飛翔のよく知る人物だった。
「弓咲?!あれ?西に行ったんじゃないのか?」
すると、弓咲は隣にいる朔詠を見て飛翔の耳をつまみ、
「お前さては・・・・・捜索してなかったな?」
そんな誤解をされた飛翔は怒りながら弓咲に朔詠みの事を紹介することにした。
「そんなわけねぇ~だろ?!たまたまだよ!!たまたま。こいつは朔詠水神の人魚であの刹蘭がいるこの街の大屋敷に幽閉されてた人魚なんだってさ・・・・・・もともとは刹落村の祀り神だとよぉ~。」
と簡単に説明する飛翔にびっくりした弓咲は頭の中で状況整理し、ただいまの状況を把握した。
「と言うことは、さらに敵に狙われやすくなったゆうことですか・・・・・・・何、拾ってんですか!!!アホ!!一応私らも狙われてる身なんですから!!」
と怒り口調で弓咲が飛翔に怒っていると、朔詠が弓咲に、
「私、邪魔でしたか?」
と聞くと、飛翔が朔詠に、
「ううん。そんな訳ねぇ~よおばちゃんの言うことはほっといて案内して~朔詠。」
すると、飛翔に不意打ちで軽く首を絞めると、
「だぁ~れがおばちゃんや!!!!!!!弓咲や!!弓咲。名前あるんやうちにも!!!それにしても人魚ちゃんは行き道知ってんの?あぁ・・・・・・・・そうじゃあうちもついて行こうかなぁ~どうせ西に言ってもいいことなかったし……。」
それを聞いた飛翔は何かに気が付いたのか弓咲の腕を叩き弓咲を朔詠に話が聞こえないところに呼び出すと、
「西でなんかあったのか?」
と飛翔は弓咲に聞いてきた。
飛翔は聞いて欲しくない時だけ勘がよくて心配性で仲間思いだった………それは神怜と飛翔の関係性を見ていたらなんとなくわかった。
「ん・・・・・・・・如月が・・・・・・・生きてた。」
すると、飛翔は笑顔で弓咲に、
「よかったじゃんそれが、なんでよくないことなんだよ・・・・・・・・・?」
すると、弓咲は言いにくそうに飛翔に、
「如月は・・・・・・・・・・・おねぇは・・・・・・・・またつよなって敵になって帰ってくる………多分今じゃないけれど・・・・・・・・。来る絶対来る……もしもその時おねぇが敵で来てしまったら・・・・・・・・・・・うちはおねぇの元に帰るかもしれへん・・・・・・・・・・・だって好きやねんもん……・・裏切られへんし・・・・・・・ましてやおねぇに技かけるなんて・・・・・・・・無理やわ・・・・・・・・・・・。」
と飛翔に言うと、飛翔は弓咲に優しくなだめるように、
「いいんじゃねぇか?お前は元々敵なんだ。今が裏切ってる状態なんだそれがただ元に戻るだけだろ?その後は、その時のお前が決めるんだ・・・・・・・。だから今は如月の事は忘れろ目の前の事に集中しろ!!今はお前はこの大藤 飛翔が認めた仲間なんだから・・・・・・・・・・・・ほら行くぞぉ~!!」
と今の弓咲の心にいろいろ足りなかったモノを飛翔が補い弓咲の精神状態を安定させた・・・・・・。
弓咲は、色々な感情がこみ上げ泣きそうになったが朔詠がいるのでここで泣くのは止めて我慢して先に進もうとすると、弓咲の後ろから何か騒がしい聞き覚えの声がした・・・・・・・・・。
「この騒がしい声は・・・・・・・?!」
すると、飛翔が嬉しそうに飛び跳ねながらその声の方向に向かって走ると声の主リオンに飛翔が飛びついた!!!
「リオ~~~~~~~~~~~~~~ン!!!!!!」
すると、リオンの隣にはまたまた知らない子供が立っていたそれを見て弓咲は、
「バカは誘拐するのが好きなんか?そういう傾向があるんか?はたまた『おもちゃに適しとるんか?』」
とライに弓咲は聞くと、
「俺は『後者』だな!」
としっかり答え弓咲と気があったのかがっちり固い握手をした。……そしてリオンを見つめニヤケタ。
リオンは危険を察知し弓咲から逃げながら、
「ライ!お前は俺の弟子とか言ったのになんだよぉ~!!!」
するとライは、
「乗り換えた~このねぇ~ちゃんが今から師匠。」
すると、ライに弓咲はライを肩に乗せリオンを追いかけながら、
「いいやんかいさ~師匠やて!!聞いた?飛翔!!この子可愛いわぁ~!!」
すると、朔詠が、飛翔に何か伝えようとすると、
「いいよ。ゆわなくて……。楽しそうだろ?そんなのその言葉で潰しちゃぁ悪いし……。なぁ~朔詠って崇められてばっかだったからわかんねぇと思うけど……崇められるもの祀られるものがいれば当然蹴落とされ罵倒される人間もいるって覚えときなよ………。俺は、どっちつかずだからどっちも知ってるんだけれどどっちつかずの俺が一つ分かったのはそうゆう奴は『普通の人間には初めからなれない』んだよ……
だから、敵も味方もないこの空間こそ今、俺はただ唯一普通の人間に戻れているんじゃぁないかって………俺の少なからずの願望ってやつ~?かな」
と朔詠にいいそのまま2人並びながら歩いていくと、飛翔が振り向き弓咲たちに、
「おぉ~い置いて行くぞ!!!」
すると、リオンが、
「あれ?神怜はいないのか?」
と聞くと飛翔が、
「俺は神怜に会いに行こうと・・・・・・・・。」
すると、弓咲が指輪をポケットから取り出し、
「飛翔これは?この指輪どないしたんや?通信機能ついとるんやで・・・・・・・。」
すると、飛翔は忘れていたかのように、指輪の通信機能で神怜に連絡すると神怜につながらなかった………。
「繋がらない・・・・・・・・・なんで?」
すると、飛翔はリオンたちが探した東と西の状況を聞いた。
「リオンと弓咲が探した東と西に屋敷らしきものってなかったか?」
するとリオンは、
「こっちは迷いの森。ひどいよ~あそこ。なぁ~ライ。」
そして、弓咲に聞くと、
「こっちも探してみよったけど大屋敷的なもんはなかったわ・・・・・・・・・町的なものはあったけどそんな大きな建物はなかったし・・・・・・・。」
すると、飛翔がライに頼みごとをした、
「ライ・・・・・・・お前が敵なのはわかるが頼みごとをしていいか?」
すると、ライが飛翔にそっぽを向くように、
「いやだねぇ~敵に敵地を教えるような俺様じゃねぇ~もんねぁ~」
と片目を開けながら言うと、弓咲がライに耳打ちで何かを呟くと、ライがいきなり輝いた目つきになり、
「いいよぉ~教える教える~!!!!!」
といいライに飛翔たち一同はついて行った・・・・・・・・・・・・。
確かに飛翔が進んでいた方向と会っていたのだが何故大屋敷に全然着かなかったのかを考えていると・・・・・・・・飛翔は空間を曲げて迷路みたいにされていると考えた・・・・・・・・。でも、ここには敵が、いるのでどうしても屋敷に返還しなければいけない・・・・・・・・・。ので、空間の歪みを解いたのかもしれない・・・・・・・・・・・。
と飛翔はライに連れられながら考えているとライが急に大人の姿になり飛翔たちに、
「ここからは、僕はこの姿でないと入室を許可されていない・・・・・・仲間を助けたいのはわかるが、そこに囚われているとは限らないし、それにこの厳重な警備どうやって立ち回るんだ?」
とライが飛翔に言うと、飛翔はいいアイディアを思いつたらしくて・・・・・・・。
「俺にいいアイディアがあるんだけど題して【捕虜に気を付けて❤】大作戦!!どう?」
すると、ライが、飛翔に、
「名前的には・・・・・・・・・・いまいち・・・・・・・・。」