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~音霧ノ家と刹落の囚われ人魚~

飛翔は音霧ノ家の大屋敷に連れてこられ奇襲をかけられた。


大将は目の前なのに……そんな奇襲をかけたのがリオンの妹レイルだったがレイルは天使として覚醒しリオンの事を【兄】と呼ぶことはなく【ゴミくず】と呼んでいたそんなレイルを見てリオンはショックで膝から崩れ落ちた。

そして、飛翔はリオンを泣かせたことに怒りをあらわにし我を見失いレイルが止めているのにもかかわらずレイルを切り裂いた。


本当のところは弓先にも効くはずだったが弓先には剣技は効かず更生し仲間になったと思いきや肝心の刹蘭を倒したのかを確認すべく刹蘭がいた掛け軸の向こう側に行くと扉がありそこに飛翔が手を伸ばすと下の床が落とし穴のように開いた。

そして飛翔たちは敵の領地にまんまと誘い込まれてしまった・・・・・・・・・。


敵陣に連れてこられてしまった神怜は焦っていた。

が、当の本人とそれにつられる様にリオンも目の前に広がる海に興奮していた。



「敵陣だけど……でも、海とかあって楽しいかも~」

と飛翔と水の掛け合いをしていると弓咲に、


「何してるんですか!!」

と弓咲と神怜が顔を見合わせ頭を抱えると握手をした。


すると、

「いやぁ~分かち合う人がいてうれしいです……ってあなた許婚の!!」


すると、弓咲は、

「はい。でも、もう…うちのお願い叶ってしまいましたし‥…希望を大藤のあの子にかけてみることに

したんです……やから光の剣が効かんかったんかな?」


と解釈し始めた、弓咲の読解力に神怜は強く手を握った。


「いいですねぇ~このぐらい頭がいい人を待っていたんですよ!!あんな感じでしょう?のがスポンジなんですよ………待っていました!!」

神怜が弓咲の手を握っている姿を見て飛翔は神怜に海辺で拾った石を剛速球で投げた。


「おい!女にうつつ抜かすんじゃねぇ~よ!!」


と言った飛翔のその言葉にカチンとき神怜は飛翔に石ではなく胸に潜めてある小刀を飛翔に2~3本飛翔の足元に投げた。


「次、石なんか投げたら心臓に当てますからね‥……。特に私に当てたら……。」


飛翔に静かに切れた口調で言った神怜の顔を見て飛翔はおとなしくなった。

そんな神怜と飛翔の喧嘩を見て弓咲は、


「なんか微笑ましいな……私も如月ともっと姉妹らしく接しておけばよかった……。」


と後悔して海辺を見つめていると神怜が弓咲に、


「いまさら言っても仕方ないですけど如月さんは少なくとも姉妹らしく接してたんじゃないですか?」

その言葉を聞き弓咲は暗く沈んでしまった顔から一変明るくなった。


「そう言ってもらえると‥……すんごい楽やわ。」


と言い神怜に笑いかけた。



すると、海辺で遊んでいた飛翔とリオンが遊びに飽きたのか神怜たちに、

「ここってどうなってんだろうな~町とかあるのか?」


飛翔は不思議そうに神怜に問いかけると、


「やっと敵地を捜索する気になりましたか……。」


と言い神怜は立ち上がり飛翔達に、


「飛翔がやる気出したところでこの空間を捜索しましょうか……北は飛翔そして南は私が行きます。リオンは東に、弓咲は西を探してください!この空間がどこまでつ図いているかわかりませんからね………あ!それとこの指輪つけといてください皆の居場所が各自分かるようになっていて通信ができますので……。」




神怜は右手の手のひらに4つの指輪を乗せみんなの前に差し出した。

飛翔達はその指輪を手に取り付けるとそれぞれの捜索場所へと向かった。










北へ向かった飛翔は迷子になりそうなので海辺に沿って辺りを捜索していた。




「なんもねぇ~じゃねぇ~かよ……。」

と木の棒を振り回し飛翔は海辺を歩いているとそこに一人の人影が見えた。


「おい‥……誰だ?」


その声に反応し人影は飛翔に姿を見せることなく逃げてしまったので飛翔は追いかけてみた。



「なんで……逃げる!!」


逃げた人影の腕をつかむと長くて綺麗な髪に細い腕、華奢な胴体だが、下半身を見てみると魚だった。そう、人影の正体は飛翔が会いたがっていた人魚だったのだ。


「やめてください‥…………刹蘭様。」


すると、飛翔が人魚に向かって、


「何かされたのか?刹蘭に?」


すると、人魚は目を見開いて飛翔の方を向いた。




「刹蘭……様じゃない?‥‥……お願い!助けてください!!私………囚われているんです……。」




人魚は飛翔の足にしがみつき飛翔に泣きついた……。



そんな人魚を見て飛翔は人魚の手を自分の足から離しギュッと握った。

「どうしたんだ!囚われているってお前は伝説の人魚じゃないのか?」

と飛翔に事情を聴かれたので飛翔が人魚を助けることを条件に話した。



「私は、刹那村に住まう伝説の人魚と呼ばれる 朔詠さくよみです。元々は刹落村の海辺に水神として祀られておりそこが私の家でした。

ですが、5年ほど前、この刹那村ごと自分の領地にしてしまい多くの人々を無差別に殺していった主犯が刹蘭なのです。

そして、最後まで水神として村を守ろうとした私は刹蘭の持つ何らかの力で捕獲され水神の力を封印されてしまい刹蘭が音霧ノ家の大屋敷につなげたと思われる空間ワープでここ【黒霧ノくろぎりのまち】と呼ばれる村に刹蘭は空間ワープを使いこの街に私を連れてきました。

そこの大きな館に住まう音霧ノ家刹蘭ねむのやせつらん網霧雪蜂あみぎりゆきはちが私を地下牢に閉じ込め以後、音霧ノ家の奴隷として牢獄にこの5年間閉じ込められていました。

そして、昨日の夜昔のことを考えてふと思い、水神の力を使えるか試してみると運よく力が戻り牢獄から脱出してきましたが、もう追手はすぐ来るかと思いますのでどうか助けて頂けないでしょうか?」



と長々と朔詠は喋ると飛翔は、

「こんな可愛い人魚をいじめるななんてあいつらバカ丸出しだな・・・・・・・・・。」



と言い立ち上がり飛翔は朔詠に言った。





「わかった!必ず助けて刹落村に戻してやる!!神が隣にいるのなら心強いなぁ~!!よし!朔詠ついいてこい!!」




といい飛翔はバラバラに散った仲間を集るのと人魚の追っ手を撒くためにまず、神怜を探すことにした。






今日はこのぐらいにしておきます。



長くなるかな?



よし!がんがる!!

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